御花畑御屋敷跡 新たな発見

 史料発見される

小松帯刀(こまつたてわき)邸で坂本竜馬を介して薩摩藩の西郷隆盛、大久保利通らと長州藩の木戸貫治(孝允)らが結んだ薩長同盟ですが、問題の小松帯刀邸(御花畑御屋敷)がどこにあったのか、確かな証拠はありませんでした。

平成28年(2016年)新たな史料が見つかり、御花畑御屋敷は鞍馬口通りにあったことが確認されました。

御花畑御屋敷の碑が建てられたのは「フランジパニ」という喫茶店の店先です。御花畑御屋敷は鞍馬口通 約90m、室町通 約60m、中町通 約140m面 約1800坪 という広大な邸宅であったことがわかりました。

御花畑御屋敷跡 No2

御花畑御屋敷跡 No3

御花畑御屋敷跡 No4

「小松帯刀寓居跡(こまつたてわきぐうきょあと)」

御花畑御屋敷跡 No5

薩長同盟は慶応2年(1866年)1月21日に締結されました。土佐藩出身の坂本龍馬、中岡慎太郎の仲介で、それまで対立していた薩摩藩の西郷隆盛、大久保利通、長州藩の木戸貫治らが小松帯刀寓居に集まり、6ヶ条の提携をしました。

薩長がともに幕府に対抗することを確認し、明治維新の大きな転換点となった同盟です。木戸の伝記「松菊 木戸公伝」には、この同盟について「帯刀の寓居に會合し」との記述があります。

御花畑御屋敷跡 No6

今年の3月にできたばかりです。

京都市内にはまだまだ未解決、未発見である歴史問題がたくさんあるのでこれからも次々と発見があることでしょう。歴史の教科書も変わっていくことでしょうね。

アクセス

  • 京都市営地下鉄「鞍馬口」下車。徒歩3分

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