丹波国分寺跡 残念

傷跡

12月12日(水)には、恒例となった「今年の漢字」が東山区の清水寺で発表されました。

大方の予想通り、「今年の漢字」は「災」。

この一年を振り返ると、日本のあちこちで自然災害が起こりましたね。地震に台風と人間にはどうしようもない自然の脅威です。

おかげさまで私は被災することなくこの一年を過ごすことができました。とってもありがたいことだと感謝しています。

京都においても台風の被害は大きく、あちこちの山々や神社仏閣なども被災してしまいました。自然災害なので仕方ない、どうしようもないと言ってしまえばそれまでですが、時間をかけてはぐくまれた自然や、歴史的な建造物が失われてしまうのはとてももったいないと思います。

今回の「災」と言う字を見て私が一番に思い出したのは、京都府亀岡市の「丹波国分寺跡」の被災です。

「丹波国分寺跡」は何もないところにポツンとあり、境内に入ると「異世界」を感じさせてくれるところで、とっても大好きでした。

在りし日の「丹波国分寺跡」です。

この夏、一番古代を感じられた場所 亀岡市千歳町国分には浄土宗の寺院である「丹波国分寺(たんばこくぶんじ)」があります。このお寺は奈良時代の...

ところが、今年の秋の台風で、こんもりとした森であった木々が、強風のために倒れたり、多くの枝が折れてしまったりと惨憺たる状態になってしまいました。

この変わりようを見てください。

国分寺跡 災 No2

緑の木々はどこかに消えてしまい、山門だけが寂しそうに立っています。

国分寺跡 災 No3

強風で根っこから倒されてしまった木。

国分寺跡 災 No4

「丹波国分寺跡」自体が小さくなってしまったような印象です。

国分寺跡 災 No5

立派な木々はぼっきぼきに折れてしまって、背が低くなってしまいました。

国分寺跡 災 No6

とても立派だった大銀杏の木も、見る影もないぐらいに枝が折れてしまっています。

国分寺跡 災 No7

「異世界」への入り口に見えていた山門も、ほんとに廃墟のようになってしまいました。

国分寺跡 災 No8

不幸中の幸いですが、人のいないところなので人的な被害はありませんでした。しかし、また元のような緑豊かな森に戻るには数十年の歳月がかかるのでしょう。夏の真っ盛りには、緑の木々がうっそうと茂って、とても涼しい境内でした。一人座ってぼーっとしていると、今の時間が止まってしまったような景色の中で、過去から現代まで時間が連続しているのだな、悠久とはこういうことなのかと、うっすらと感じさせてくれる場所であっただけにとても残念です。

来年はどんな年になるのでしょうか。「災」ではなく「幸」になってほしいですね。

アクセス

  • 京都縦貫道「千代川IC」より、車で20分

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