水火天満宮 隕石のある天満宮

 ご利益いっぱい

京都には菅原道真公に関する神社や史跡がとてもたくさんあります。水火天満宮もその一つで、日本最初の「天満宮」です。そして、道真公のヒゲが神宝物として残されています。

全国に天満宮と名の付く神社はたくさんあります。それだけ道真公の祟りは強力なものであったのでしょう。

この日本で最初の天満宮である、水火天満宮ですが、道真公の祟りを抑えるだけの強力なパワーがありました。

場所は堀川紫明を下がったところ

昔から、都の鬼門の方で、一条戻橋や晴明神社に近いところです。それだけで、なんだか胸騒ぎがしてきます。

水火天満宮 正面

堀川通の正面入口です。バス停の真ん前です。夕方にお詣りしたので灯りが点けられ始める時間で、とっても趣がありました。

水火天満宮 拝殿

拝殿です。

水火天満宮 本殿

本殿です。御神体の鏡が見えます。

水火天満宮 木像No1水火天満宮 木像No2

本殿の左右にリアリティーのある人形が置かれています。ガラスのケースに入れられているので、写真がうまく撮れません。説明書きがなかったのでよくわからなかったのですが、阿吽を表しているのでしょうか。

境内を見ていきましょう

水火天満宮 玉子神石No1水火天満宮 玉子神石No2

「玉子神石」
たまごじんせきと読みます。子宝・安産祈願の石で、妊娠5ヶ月目にこの石を拝むと安産になると言われています。道真公の御愛石で、家族の出産の際に玉子神石に安産を祈願されたとのことです。

水火天満宮 登天石No1

「登天石」
道真公が大宰府で亡くなられてから、都では天変が相次ぎ、落雷の災いが続いたことから、道真公の怨霊の祟りだとされました。
醍醐天皇は、天変地異を鎮めるために延暦寺の法性坊尊意僧正に祈祷を依頼します。勅命を受けた尊意が、急ぎ山を下りて宮中へ向かう途中、鴨川が急に増水し尊意の行く手を阻みます。
しかし尊意が手にした数珠をひともみして、天に向かい神剣をかざして祈りを捧げたところ、たちまち水位が下り、川面が二つ分かれて水流の間から一つの石が現れました。
その石の上に道真公の神霊が現れやがて昇天し、雲の上に飛び去って荒れ狂っていた雷雨も止みました。
尊意はその石を持ち帰り供養して、登天石と名付けました。

どうもこの登天石は隕石だということです。

水火天満宮 登天石No2

そういわれてみれば、隕石のような不思議な感じの石ですよ。

水火天満宮 出世石

登天石の隣には「出世石」があります。たいそう要職に就かれた人の寄進された石だそうで、大願成就し、世に出る石として信仰されています。

水火天満宮 金龍水

「金龍水(こんりゅうすい)」という、鎮座以来、渇水したことも濁ることもなく水質良好の清水が湧き出ています。眼病にご利益があると伝わる井戸水です。

水火天満宮 六玉稲荷

「六玉稲荷大明神社」東本願寺の枳毅邸(きこくてい)にあったものが、明治維新前に移されたもので、縁結びの就職祈願・人材確保に霊験あらたかです。昔から職工徒弟・芸娼妓・仲居等の雇入れ契約を円満に解決する霊験が顕著といわれています。人事部採用担当の方、ぜひお詣りしてください。

水火天満宮 絵馬

火水天満宮は梅はもとより、桜がとてもきれいな神社です。桜の季節に参詣して写真を撮りたいです。

珍しいパワーストーンが3つもある神社です。「登天石」が隕石だという説がありますが、本当に隕石かどうか、ご自身の眼で見て確かめてくださいね。

アクセス

  • 京都市バス「天神公園前」下車、すぐ
  • 京都市バス「北大路堀川」下車、徒歩7分

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