おかえり (還幸祭)
先日、JR東海道本線と嵯峨野線の交わる三角形の話を書きましたが、今回はその三角形の北西側を歩きました。その中で参詣した「七条通り」に面する「朱雀松尾總神社(すじゃくまつおそうじんじゃ)」を紹介します。
「七条通り」は昔、市電が走っていたので道幅が広い通りです。そして、「七条通り」は「七条商店街」になっているので、余計に道幅が広くとられている部分があります。商店街の前の辺りが短時間駐車可能な区分となっていて、特に南側は4車線取れそうな広さを3車線にして、一番歩道側を駐車帯のようにしているところがあります。
その七条商店街の東の端の方にあるのが「朱雀松尾總神社」です。ちょうど「七条千本」のバス停があるところです。
歩道から見えているのですが、上の画像のように境内の前が月決め駐車場となってますので、敷地としては少し奥まったところになってます。
歩道横にある「松尾神社朱雀旅所」の石票。もともとは「松尾祭」のお神輿が泊まる御旅所でした。現在、複数あった御旅所は「朱雀松尾總神社」の近くにある「松尾大社西七条御旅所」に集約されています。
歩道から鳥居までの通路に使われている石は市電の軌道敷に敷かれていた石です。懐かしいですよ。いまだに京都市内のあちこちで見られる敷石です。
「松尾總神社」の神額です。ちょうど逆光で白っぽくなってしまいました。
鳥居をくぐって境内に入ると、左手に手水舎があります。
反対の右側が本社です。
朱塗りの赤が「朱」ではなくて「赤」ですね。私はこの方が好きなんですよ。
本殿です。
格子の間から写真を撮らせてもらいました。やはりきれいに掃除が行き届いてます。ご祭神は「月讀尊」です。「松尾祭」の「おかえり」と呼ばれる「還幸祭」では、6基のお神輿がここに立ち寄り神事を行って「松尾大社」戻ります。
「朱雀松尾總神社」のすぐ東は中央卸売市場があり、JR嵯峨野線の高架があります。昔は「国鉄山陰線」が地上を走り、「京都市電」がその下をくぐるという「開削潜過」の立体交差になっていたところでした。市電に乗っていると、地下に下りて行きわくわくするところでしたよ。
アクセス
- 京都市バス「七条千本」下車、すぐ