誕生水弁財天・睦弥稲荷神社 誕生水、児ノ水

源満仲 誕生

今日は前回の「六孫王神社」の境内にある、「誕生水弁財天」と「睦弥稲荷神社」を紹介します。同じ境内なので、いっぺんに書こうかと思ったのですが、とっても長くなってしまうので分けました。

「源経基(つねもと)」を祀った清和源氏発祥の神社である「六孫王神社」ですが、「水」に関係する伝説やいわれが色々あります。

誕生水弁財天 No2

「六孫王神社」の「唐門」です。桜の木はまだつぼみも膨らんでいない時期です。

誕生水弁財天 No3

「神龍池」です。「源経基」が龍神になって住み、子孫繁栄を願うという遺言から作られた池です。

誕生水弁財天 No4

「鯉魚塚(りぎょづか)」です。「神龍池」の鯉は神使として祀られてます。

誕生水弁財天 No5

「誕生水弁財天」と「睦弥稲荷神社」は二の鳥居と架け橋の間に鎮座しています。

誕生水弁財天 No6

西側に鎮座するのが「誕生水弁財天」です。後ろに写っている高架は「JR東海道新幹線」です。

誕生水弁財天 No7

橋を渡って堂内に進みます。

誕生水弁財天 No8

祭壇は一段低いところに設けられています。

誕生水弁財天 No9

「誕生水辨才天」の扁額です。古そうですね。

誕生水弁財天 No10

格子の隙間から写真を撮らせていただきました。

誕生水弁財天 No11

「誕生水社」とき刻まれた水盤です。

誕生水弁財天 No12

絵馬のように奉納されていますが、なんなのでしょうか? 底樋の栓か何かに関係あるもの? よくわかりません。

誕生水弁財天 No13

この「誕生水弁財天」は「源経基」の子「源満仲(多田源氏の祖)」誕生のおり、井戸の上に琵琶湖の竹生島より「弁財天」を勧請し、安産を祈願して産湯に使ったと伝わります。この井の水は「誕生水」や「児ノ水」とよばれていたのですが、初代の井戸は「JR東海道新幹線」の高架下になってしまい、第2代目の井戸だそうです。水脈は同じだそうですので、昔からの名水が現代でも楽しめるわけですね。

「六孫王神社」の境内の少し東に「兒水不動明王」というお堂があって、こちらも「兒水(ちごのみず、ちごすい)」と呼ばれる湧水があります。こちらは「大通寺」の境内であったようで、同じ意味での「児ノ水」なのでしょうね。

睦弥稲荷神社

「誕生水弁財天」の東側には「睦弥稲荷神社」があります。

誕生水弁財天 No14

やはり鳥居が並んでいると絵になりますね。

誕生水弁財天 No15

本社です。朱塗りの赤がきれいです。

誕生水弁財天 No16

「睦弥稲荷神社」は「むつみ」でよいのでしょうか。「六孫王神社」の社務所で聞いとけばよかった...

こちらは神社の前には駒札もなく、帰宅してからWebで情報を集めましたが、「六孫王神社」ばかりがヒットして何もわかりませんでした。

京都駅の南側では「東寺」が有名ですが、それ以外の神社仏閣はあまり知られていません。京都駅から近いところも多々ありますので、探索してみてください。

アクセス

  • 京都市バス「六孫王神社前」下車、徒歩1分

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