末廣大明神 路地奥の小さな神社

路地に二社が鎮座

京都市下京区にある「末廣大明神」を訪れます。「七条通り」から少し北に上がったところにあります。

GoogleMapで見ると、細い細い路地のどん突きにあり、この地域の氏神様だと思われる神社です。Webで情報を検索しましたが、創祀や変遷は全然わかりませんでした。

とりあえず行ってみます。

「七条通り」にあるJR嵯峨野線の高架を越えると、通りの北側に「京都トヨペット」のきれいなお店があります。その東側にある細い通りが「坊城通り」です。「坊城通り」を少し北に上がると、「末廣大明神」の前の路地に出くわします。

末廣大明神 No2

で、上の画像は、その路地の入口ですが、まぁ、なんというか京都の裏路地そのものですね。

末廣大明神 No3

でも、さすがにきれいに手入れが行き届いてますね。上の画像の左の並び、一番手前は波板で覆われた小屋なのですが、これがまた神さんでした。

末廣大明神 No4

いきなりでびっくりしました。こちらはGoogleMapには現時点では未掲載でした。

末廣大明神 No5

「白長弁財天」と掲げられています。このあたりも町のあちこちに小さな祠がありますね。

末廣大明神 No6

さて、路地のどん突きが「末廣大明神」です。

末廣大明神 No7

ここも、なんかおうちの真ん前なんですけど。やはり案内書きや駒札なんかはありませんね。

末廣大明神 No9

「末廣大明神」の神額です。

末廣大明神 No8

お社は丁寧に手入れされています。この町内の方々が維持されているものと思われます。

上の画像、よく見ると祠の台座にあたる黒っぽい木の部分がその下の石組みの高台とずれていますよね。ちょっと右寄りに鎮座しています。左手にあるブロック塀を建てるときに祠の屋根の部分と当たるので、祠を右にずらしたのではないでしょうか。もともと、周りは田んぼや畑があった場所で、在所の神様として「末廣大明神」がでんと鎮座していたのでしょうが、周囲が徐々に開発されていき、神様も窮屈な思いをされているでしょう。

アクセス

  • 京都市バス「梅小路公園前」下車、徒歩2分

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