河合神社 手鏡の絵馬

日本第一美麗神

河合神社は、世界文化遺産に登録されている糺の森(ただすのもり)の中にあります。ご祭神は「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」で神武天皇の母にあたる神様です。女性守護の神様であり、玉依姫命は玉のように美しいということから、美麗の神様として信仰されています。

河合神社のイチ押しは鏡絵馬。絵馬に描かれた女性の顔に自分でお化粧をして奉納します。化粧品持参でチャレンジしてみましょう。

河合神社 鳥居

河合神社は、糺の森の南の端の方です。糺の森は原生林で、針葉樹が少なく落葉樹が多いのでとても明るい森です。新緑の時には緑がキラキラと光り、すがすがしい空気が吸えます。

河合神社 中門

中門の前には看板が立ってますが、これを見るだけでもご利益ありそうです。

河合神社 看板美麗の神様です。どうぞお詣りして、一層美しくなってください。

河合神社 境内

釣燈籠がきれいなので思わずシャッターを切りました。

河合神社 社殿

ご本殿です。

河合神社 鏡絵馬No1

連日、多くの女性が参拝に訪れて絵馬を奉納されています。

河合神社 鏡絵馬No2

昔からある柄鏡の形をした絵馬です。

河合神社 鏡絵馬No3

鏡絵馬の表の面には、女性の顔が描かれていますので、きれいにお化粧をしてあげてください。お持ちでない方には、色鉛筆やクレヨンを貸していただけます。鏡絵馬の裏の面にはお願い事とお名前を書いてください。表面は姿(容姿)を裏面は心(内面)を表します。

両面ともできましたら、ご本殿の祭壇前にある鏡に自らの姿を写します。鏡の前に「御白石(おしらいし)」と書かれた白い石があります。この石を手で触り、その手で顔を撫でると白い美肌になれるというご利益があるそうです。よく撫でたら、美麗を祈願して奉納してください。

鏡絵馬を奉納すると、御供米をいただけます。この御供米はご飯に混ぜて炊いていただくと美人になれるそうです。

鏡絵馬を奉納し、美麗を祈願し、御白石のご利益にあずかり、御供米をいただくという、これでもかと続く美麗の神様のご加護があればどうして美人になれないことがありましょうか。

まだ続きます。最後のとどめとして休憩所で、「美人水」をいただきましょう。下賀茂神社のお庭でとれたカリンの実とご神水で作られたカリン水です。ここまでくると、満点、パーフェクトです。容姿、内面とも美しい女性となってください。

鴨長明

境内には何か場違いな小屋があるのですが。

河合神社 方丈の庵

これは、三大随筆として方丈記で有名な鴨長明が晩年を過ごした「方丈の庵」を再現したものです。長明は幼少時代を河合神社の禰宜(ねぎ)の息子として過ごしました。禰宜になりたいという夢が実現しなかった長明は出家して各地を転々とし、このような庵を考え出して住んだということです。広さが一丈四方の大きさだったので、「方丈」と名づけられました。そこで書いた随筆が「方丈記」として広く親しまれています。

アクセス

  • 京都市バス「河原町今出川」下車、徒歩10分
  • 京都市バス「糺の森」下車、徒歩2分

下鴨神社ホームページ