絵かきの町 大王町
伊勢志摩旅行の2日目は、朝一番に志摩半島のある「真珠の里」で「真珠取出し体験」をしました。なかなか大きめの真珠に当たったので、運気上昇、このまま次の目的地である「大王崎」に行きましょう。
今度は「ゆうやけパール街道」ではなく、国道260号線を走ります。骨雨量も少なく、信号も少ないので快適快適。あっという間に「大王崎」の駐車場につきました。

駐車場にある案内看板。現在地である駐車場から、地図の上方向(南)に行って、左回りに半島を回ります。

民宿やお土産物屋さんが並ぶ道ですが、シーズンオフなのでか、けっこう閑散としています。

もうじき海です。

休憩所に、なぁ~ん がいたのですが、私を見るとすたこらさっさと逃げていきましたよ。

休憩所にあった案内板。

海に出ました。「宝門の浜」と標識が立っています。

京都でいうところの駒札ですね。こんな風に書かれています。

右手の海にせり出したところに「八幡さん公園」と標識が出てますので上がってみます。

「波切九鬼城址」と標識が立っています。

室町時代、「波切九鬼」氏の初代「隆良」がここに波切城を築城したそうです。

先ほどの看板にもありましたが、「大王町」では「絵かきの街宣言」というのをしているそうです。

階段を上りきると広場になっています。

きれいですよ。

「絵かきの町 大王」と題された「稲垣克次」さんの作品。その視線の先には...

「大王埼灯台」です。

おお、やっと見えたぞ。今回の目的は、コレ。

断崖の上です。天気が良ければ最高なのですが、あいにくの曇り空。太平洋の荒波が押し寄せています。

あっちも見てみましょうか。

石票がありますが、見えにくいです。

「燈台を描く女 笹山松彦 第1回大王大賞展(銀賞)」とありますが、絵の方が見えません。

こちらが八幡さんです。建屋がしっかりしていますね。さすが海沿い。
さて、「大王埼灯台」に向かいましょう。ここからすぐです。

やって来ました「大王埼灯台」。

灯台手前の建物が「大王埼灯台ミュージアム」です。

端正でかっこいい灯台ですね。

あれ...

まぁ...昨日から閉館...

わぉ~~ん...せっかく来たんですけど、これではだめですね。

「大王埼灯台ミュージアム」の方も休館です。とほほ...この時は、コロナってそんなに流行ってるの?という感じでした。今思えば、この辺りが始まりの時期だったんですね。

「大王埼灯台」の説明看板ですが、とうに読む気力を失っています...チーン。

仕方ないので、「大王埼灯台」を通り過ぎ(しっかりトイレだけは行っておきました。)、半島を回ります。もう一つ見るところがありますので。

灯台の反対側も湾になってますね。

「須場の浜」と標識が立っています。

ここ須場の浜は毎年9月申(さる)の日にダンダラ法師の伝説により、畳一畳ほどの大わらじをかついだ若衆がこの浜から大わらじを流して海の安全を祈願します。
と書かれています。この伝説は後ほど...

振り返ると「大王埼灯台」。いい景色です。

なんか、休憩所の腰掛の上に、いきなりお地蔵さん。どこから来られたのか...

おお、見えてきましたよ。次の目的地。

今度は神社です。

「波切神社」です。「波切」というと空海の逸話に発した「波切不動尊」が有名ですが、神社にもあるんですね。

階段をどんどん上がります。いい運動になりますよ。

見えてきました「波切神社」です。

変わった灯籠。

これ、なんでしょ。手塚治虫のミステリーマンガに出てきそうなデザイン。

手水舎です。なんか、南洋風ですね。

白くてきれいな鳥居が立っています。

「波切神社」の神額です。

せっかく来たのですから、お詣りしましょう。

「鯨石」と書かれた案内書き。むかし鯨漁が行われていたころ、その腹から出てきた石を祀ったそうです。

これなんかもそうなんですかね?

貝殻を使った絵馬。海辺らしくていいですね。

「わらじ祭り」の説明書き。先ほどの「須場の浜」でもわらじが出てきましたが、ダンダラ法師(ダイダラボッチ)の伝説です。
昔、大王崎の沖に、ダンダラ法師という一つ目の巨人が住んでいました。
この巨人、海は荒らす、村の娘はさらっていくと悪さのし放題。
そこでこの法師に困った村人達が団結して、大わらじを、編み海に向かって流しました。
すると一つ目は自分より大きな巨人が居ると思い込んで、以来悪さをしなくなりました。という伝説にちなんで年に一度9月申の日に波切神社で神事を行った後、畳一畳程の大わらじを海に流し、海上安全と大漁を祈願します。
この神事は県の無形文化財に指定されています。

塀の上にはシーサー?が並んでいます。

「波切神社」から町の方に降ります。ぐるっと一周してきましたよ。

私が回ったコースの方が入り口で、こちらは裏口かな。駐車場の近くに降りてきましたよ。
ということで、突端には行ってみないと気が済まないという私の性分から大王崎を一周しました。残念がら、新型コロナのおかげで大王埼灯台の中には入れませんでしたが、英虞湾とはまた違った荒波の感じられる海を見ることができて良かったですよ。
さて、今度はお昼ご飯を食べるところに向かうのですが、せっかく海沿いまで来たので海の幸を攻めたいと思います。
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アクセス
- 大王埼灯台・・・伊勢西ICから車で45分ほど。