高瀬川取水口 どこから始まるの

 起点が気になる...

「高瀬川」は角倉了以(すみのくらりょうい)が開削した商業運河です。鴨川から水を取っているという風に書かれていることが多いです。確かにその通りなんですが、鴨川から水を取っている「みそそぎ川」から水を取っています。

「どこから始まっているの?」 という素朴な疑問で、「高瀬川」の起点を見に行きました。

高瀬川取水口 No2

上の画像の、上側の川が「鴨川」で、下側の川が「みそそぎ川」です。

高瀬川取水口 No3

二条通の北側から、川岸へ下りられます。

高瀬川取水口 No4

みそそぎ川です。

高瀬川取水口 No5

先ほどの橋から少し下流へ歩くと、すぐに取水口があります。上の画像ではわかりにくいのですが、石垣の上が取水口です。

高瀬川取水口 No6

石垣の上へあがるとこうなっています。右手からみそそぎ川が流れてきています。

高瀬川取水口 No7

取水口の拡大画像です。高瀬川の起点です。この中に流れて行って、旧角倉邸別邸へ流れ込みます。その庭を通ってから、高瀬川として木屋町通りを流れます。

高瀬川取水口 No8

流入量を調整できるようにしてあります。

高瀬川取水口 No9

上の画像の左のところに木の板をはめると流入量が調整できます。右のコンクリート部分にも同じ調整ができるように作ってますね。

高瀬川取水口 No10

高瀬川に流入しなかったみそそぎ川の水は階段を流れて一段低いところを流れます。

高瀬川取水口 No11

鴨川の納涼床の下を流れていきます。

高瀬川取水口 No12

北の方角を見ると、山が何重にも重なってとてもきれいに見えています。

四条通り付近の高瀬川はけっこうな流れがあるのですが、取水口はこじんまりとして、とても小さいものでした。

鴨川も、御池通りよりも北側は静かで人も少なくのんびりとしています。穏やかな鴨川をみて散歩してみてはいかがでしょうか。

アクセス

  • 京都市バス「京都市役所前」下車、徒歩5分
  • 京都市営地下鉄「京都市役所前」下車、徒歩5分

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