武信稲荷神社 一寸法師から坂本龍馬まで

一寸法師が御奉公

少し前になりますけど、「武信稲荷神社」にお詣りしました。「武信稲荷神社」は京都市中京区の三条商店街の南の方にある神社です。平安時代から続く古い神社なんですよ。

この辺りも、開発が徐々に進んでいて、古い家々と新しいマンションが入り乱れているところです。つーことは、道が狭いままの所がたくさんあるんですね。

武信稲荷神社 No2

「後院通り」から曲がって「六角通り」に入りました。入ってすぐはこんな感じなんですよ。狭いんですけど一方通行じゃないんですよ、この通り。というのは...

先の方にトボトボと歩いくと、

武信稲荷神社 No3

道はどんどん細くなっていきます。ほんでもって上の画像のように曲がり角には当然のように「いけず石」が配置済み。(自転車の後輪の後ろに写ってます。)軽自動車ぐらいしか曲がれませんよ。

武信稲荷神社 No4

もう少し先に行くと「六角通り」に交差している通りがあって、上の画像のように少しだけ広いんですけど、ここも交差点の角には当然のように「いけず石」とそれよりも強力な鉄製のガードが、デンと地面から生えています。曲がれないのでまっすぐ行かなくては仕方がないのですが、その先は昔の360㏄規格の軽自動車でも通れないような細い道。

ま、普通車はバックするしかないですわな。

徒歩ではなん開く通れますので、まっすぐ歩いて「武信稲荷神社」に到着です。

武信稲荷神社 No5

こちらは境内の南側の鳥居です。

武信稲荷神社 No6

ここから入ると本殿がすぐの所にあるのですが、正面の方に回って境内に参詣しましょう。

武信稲荷神社 No7

こちらが東側の入り口です。

武信稲荷神社 No8

正面の鳥居です。水平がずれてますね、ごめんなさい。

武信稲荷神社 No9

「武信稲荷神社」の石柱です。

武信稲荷神社 No49

お稲荷さんなのでキツネさんがいます。

武信稲荷神社 No50

古いものですね。網で囲われています。

「武信稲荷神社」は平安時代初期の貞観元年(859年)に「西三条大臣」といわれた右京大臣・左近大将「藤原良相(よしみ)」が、藤原氏の学問所である「勧学院」と療養施設「延命院」を建立した時に守護社として創建されました。

祇園祭が始まったのが貞観11年(869年)ですからそれよりも古くに創祀された神社です。

「延命院」の廃絶後は当社のみが残っていたのですが、後に「藤原武信」が篤く信仰して中興し、社殿整備を行いました。それ以後、「武信稲荷」と呼ばれるようになりました。

武信稲荷神社 No10

鳥居が何重にも重なっています。

武信稲荷神社 No11

一番中の鳥居とキツネさん。

武信稲荷神社 No12

拝殿です。と、その前に...

武信稲荷神社 No13

手水舎へ。お清めを。

武信稲荷神社 No14

手水鉢の右横は井戸の名残かな。井戸好きとしては気になります。

武信稲荷神社 No16

では、拝殿の横を通って本殿の方に行き、お参りを。

武信稲荷神社 No20

独特の模様の御神灯ですね。

武信稲荷神社 No21

本殿です。こちらの御神灯にも文様が描かれています。「萬象光輝」「神徳昭昭」と書かれていますね。「萬象光輝」とは、すべての物事が光り輝くようになって行くこと、「神徳昭昭」とは神様から御徳が得られるというのは明らかであるということを表しているのでしょうか。

武信稲荷神社 No22

ご祭神は「宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)」「佐田彦大神(さだひこのおおかみ)」「大宮能売大神(おおみやのめのおおおかみ)」です。必勝、命名、名付けにご利益があるそうです。

武信稲荷神社 No23

その「必勝」の駒札。縁起がいいですね。

武信稲荷神社 No24

けっこう古そうですね。

武信稲荷神社 No25

お稲荷さんなので、あちこちにキツネさんの姿があります。

武信稲荷神社 No26

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、後ろに横たわっている木に龍の彫刻が施されています。

武信稲荷神社 No29

この流の彫刻は、折れたご神木のエノキの枝にチェンソーアート世界チャンピョンの「城所ケイジ」氏が彫ったものだそうです。

武信稲荷神社 No27

で、そのご神木のエノキの木は「平重盛」が安芸宮島の厳島神社から苗木を移して植えたと伝わります。樹齢850年の古木です。

武信稲荷神社 No28

そらもう、むっちゃでかいですよ。

武信稲荷神社 No30

で、このご神木のエノキの木には逸話があって、龍馬がこの木に彫った「龍」の字が縁で「おりょう」と再会できたということです。龍馬とおりょうの仲を取り持ったとして「縁の木」といわれています。

武信稲荷神社 No17

こちらは社務所です。なんか明治っぽい古い雰囲気ですね。

武信稲荷神社 No18

おみくじです。12の中に凶が4つもあるんですね。

武信稲荷神社 No15

さて、こちらは「一寸法師」。「一寸法師」は武士になるためにお椀の船で京の町にやって来ます。京都で一番大きなお屋敷に住み込みで奉公をするのですが、それが「西三条大臣」である「武信稲荷神社」を創祀した「藤原良相(よしみ)」の屋敷でした。この地が「一寸法師」が暮らした物語の舞台であったということです。

武信稲荷神社 No19

「武信稲荷神社」には立身出世のご利益があります。まさに人生の旅立ちにふさわしい神社ですね。

武信稲荷神社 No31

摂社末社もたくさん鎮座しています。

武信稲荷神社 No32

お稲荷さんなので、大本山の「伏見稲荷」の遥拝所があります。

武信稲荷神社 No34

その隣にちょっと変わったものが。

武信稲荷神社 No35

やっとこのようですけど、「釘抜」です。これが御神体なんですよ。

武信稲荷神社 No36

釘抜大明神(釘抜地蔵)
昔神社近くに住んでいた鍛冶屋の主人が病気や災難が多く苦しんでいたが 武信稲荷大神に祈りながら鉄を打っていたところしぜんに釘抜の形になったのでここにお祀りした 以後鍛冶屋一家は幸運に恵まれた 自分の体の病苦のあるところをさすり 釘抜さんを撫でると病苦を治していただける

武信稲荷神社 No37

「白清大明神」「七石大明神」「太郎松大明神」です。

武信稲荷神社 No38

こちらは「常吉大明神」です。

武信稲荷神社 No39

本殿の後ろには「武春大明神」が祀られています。

武信稲荷神社 No40

「金毘羅宮」と「天満宮」です。

武信稲荷神社 No41

所かしこにいろいろなものがあって興味をひかれます。境内散策が面白いです。

武信稲荷神社 No42

例の文様の鬼瓦。

武信稲荷神社 No43

あちらにも神社がありますね。

武信稲荷神社 No45

「白蛇大弁財天」です。

武信稲荷神社 No46

まだまだあります。

武信稲荷神社 No47

「起上大明神」と書かれています。大黒さんが祀られているそうです。

武信稲荷神社 No48

「法華経」の「御塚」です。

武信稲荷神社 No51

ご利益もさることながら、見どころいっぱいの「武信稲荷神社」です。すぐ近くには「三条商店街」や「八坂神社(又旅社)」、「六角獄舎跡」等もありますので、一度お詣りして近所を散策してみてください。

アクセス

  • 京都市バス「壬生車庫前」下車、徒歩5分

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