白石大神・白一大神 台風被害

京都駅の東

昔、「河原町通り」を下ってくると、「塩小路通り」で通りが極端に細くなっていました。その細い通りを進むと、そのうち国道24号線になるので、通りは大きくなるのですが、このJRのガード下までが狭いままで、長年放置されてきました。それは、この「崇仁地区」と南側にある「東九条地区」が日本で最大級の被差別部落であったからです。平成に入ってから、開発が進み、道路も拡幅されていき、環境も大分とよくなりました。

白石大神・白一大神 No2

河原町通りも、現在は両側2車線が確保されて、きれいなトンネルになっています。

白石大神・白一大神 No3

「河原町通り」の西側にある京都市営住宅です。ここも、段階的に取り壊しとなり、「京都市立芸術大学」のキャンパスになるそうです。

「京都市立芸術大学」は「洛西ニュータウン」の開発とともに洛西地区に移転したのですが、「洛西ニュータウン」の開発ももう伸び悩みとなり、衰退中です。「地下鉄東西線」が洛西ニュータウンまで延伸されるという予定だったようですが、どう考えても無理でしょう。現在でも、日本で一番運賃が高い地下鉄ですから、衰退の始まった洛西まで延伸しても何にもいいところがありません。

京都駅は、長年北側が玄関口であって、南側の「八条口」とは大きな差がありました。昭和の終わりごろになって、やっと「八条口」のある駅南部が開発され、ホテルがたくさん立ち並ぶきれいな街になりましたが、以前は暗い雰囲気の何とも近寄りがたい住宅街でした。

同じように、京都駅の東側の地区もなかなか開発されず、ここ10年ほどでやっと雰囲気が明るくなってきた印象があります。

上の画像は市営住宅の中にある「崇仁公園」です。鳥居がありますね。

白石大神・白一大神 No4

ここが、今回訪問する「白石大神・白一大神」なんですけど、タイガーロープが...

白石大神・白一大神 No5

ちょっと、これでは入れません。

白石大神・白一大神 No6

中には「お地蔵さん」と「白石大神・白一大神」が鎮座しているのですが。

白石大神・白一大神 No7

なんとまあ、去年の台風で屋台が移動してしまったようです。

白石大神・白一大神 No8

子供が多いころはお地蔵さんで「地蔵盆」など開かれて賑わっていたのでしょうが、現在の少子高齢化と地域再開発で子供数も減少し、「崇仁公園」もすたれているようです。

「白石大神・白一大神」は再開発に伴って、どうなるのでしょうか。この地に残って整備されるのか、それとも市営住宅の移転とともに新天地に遷移するのか。ちょっと気になるところです。

「崇仁地区」の再開発で、町の雰囲気が消えてしまう前に、この辺りを散策してみてはいかがでしょうか。

アクセス

  • 京都市バス「塩小路高倉」下車、徒歩2分

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