番外編 徳島 高開の石積

今日も「天空」

番外編ばかりになってますが、四国旅行2日目です。宿泊は「かんぽの宿 観音寺」にとまりました。おいしいお料理いただいて、ゆっくり露天風呂につかって、ぐっすり寝たので体調は絶好調。

ほんでもって、天気もバッチリで朝から日差しが熱いぐらいです。今日、最初の訪問地は徳島県にある「高開(たかがい)の石積み」です。

「観音寺」から「高開」まで、高速道路を使うと遠回りになるので、R32号線からR12号線で「吉野川」沿いに走ることにしました。R12号線をしばらく走って、対岸のR193号線に渡り、そのまま

R193号線を走ると到着です。

「到着です」と簡単に書きましたが、最後が大変。R193号線沿いに「高開」はこっちという看板があるので、細い道に入るのですが、川沿いの集落を抜けて山を登り始めた途端、道がとっても細くなります。対向車があると離合困難でどっちかがバックしてすれ違いできるところまで戻らなくてはならないような道です。コンクリート舗装のところが多く、ガードレールがあんまりありません。谷側には脱輪防止のためのコンクリートの段が付けられているのですが、やっぱり怖いですよね。

おかげさまで、行き帰りともに車と出会うことなく走れましたが、観光客が来るときにはとっても大変ではないでしょうか。

そんな山道をとろとろと15分ほど走ると「高開」の集落の入り口に到着です。集落の入り口に小さな駐車場が2つあって車10台程度が停められます。

さて、歩きましょう。暑いですけど。

番外編_徳島_高開の石積 No2

駐車場にある看板です。

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「天空の石垣 高開の石積み」と書かれた案内板。

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ここに来るまでは、こんな感じの道がずっと続いてました。

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「高開」の集落内を巡るコースが案内されています。

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この斜面にへばりついた階段、いいですね。なんか高いところに上がっていくわくわく感を誘います。

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ず~っと上まで斜面にへばりついたような石垣が続きます。

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望遠で見た上の方の石垣。

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ここで生活するために一つ一つ石を積んで、斜面に平地を作ってきたそうです。

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石積みを一望できるところがあるようですが、案内が消えかけていてよくわかりません。

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ま、順路に沿って上がっていきましょう。気が遠くなりますけど...

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散策開始時は体力あって、余裕なんですけど。

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どんどん上がっていきます。

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けっこう急な坂になってきました。石垣によって作られる平地も、上に上がるにつれて幅が狭くなります。

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周りの山と同じぐらいの高さになってきましたよ。

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「ナツズイセン」でしょうか。きれいに咲いています。

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まだまだ急な坂が続きます。

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ところどころ家があります。

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「にほんの里100選」に選ばれているんですね。

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まだまだ続くよ「天空の石垣」。

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しかしまぁ、よくこれだけ積んだものです。

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横長に撮ると、そんなに急に見えませんが...

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こっちの方が雰囲気表しています。

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ふと不安になったんですけど、地震大丈夫なんかな。

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石垣の上の平坦な部分は畑や果樹園にされています。

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この畑、水はどうしてるんでしょうか。

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ほぼ一番上の道路に出ました。

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お、きつねか?と思ったのですが、どうも猫のようですね。

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下を見るとこんな感じです。

番外編_徳島_高開の石積 No30

「シバザクラ」が残っていました。4月には「シバザクラまつり」が行われているそうです。

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道の端はガードレールも無く、コンクリートの段が付けられているだけです。落ちたら大変。

番外編_徳島_高開の石積 No31

「サルスベリ」も咲いています。

山の斜面を流れる風がとても気持ちいいですね。あまり多くの観光客が来るところではないようですけど、秘境気分が味わえる「高開の石積み」でした。

ぽんぽこ

さて「高開」から、今度は徳島市の南側にある「小松島市」に向かいます。R193号線をまだまだ山の中の方に分け入り、R438号線で山間部を走ります。

一部、道が細いところもありましたが、交通量も少なく快適に走れましたよ。

さて「小松原市」の目的地はここ。ナビが連れて行ってくれたところなんですけど。

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グランド?横の駐車場です。はて、どこにあるのかと周りを見回すと...

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お、ありました。ここですわ。

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駒札発見。と、思ったのですが、ハザードマップが貼り付けられています。隣がグランドやからですかね。

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で、私の目的は、これ。

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「阿波八百八狸 総本家」とありますね。

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そう「金長大明神」です。

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「阿波狸合戦」で有名な総大将の「小松島金長」を祀った神社です。

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ジブリの映画「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出てきます。

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それではお詣りしましょう。

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末社と絵馬かけがあります。

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絵馬には「正一位 金長大明神」と架かれています。

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拝殿です。

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多くの狸たち。

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これは立派な狸ですね。

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愛嬌のあるのやちょっと怖いのといろいろありますね。昔は人間の生活に近いところに狸の存在があったのでしょう。

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祭壇と本殿。

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恰幅の良い「金長大明神象」です。

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お社の周りにもたくさんの狸たちがいます。

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「正一位金長大明神由来記」ですが、細かくて読めません。

「金長大明神」は「商売繁盛」、「開運」のご利益がありますので、ぜひ参拝していただきたいです。当神社の北側にある芝山山上の「日峰神社」には境内社として、「金長神社本宮」もあります。

残念ながら、「小松島市」の防災公園建設計画によって、本神社は取り壊すことが検討されています。できれば遷移して保存という形にできないものでしょうか。

徳島ラーメン

そういえば、香川県ではうどんを食べませんでしたね。ちょっと残念。

で、徳島県で取り返しましょう。

当然、うどんではなく「徳島ラーメン」です。今回は、「徳島ラーメン」でも有名な「中華そば いのたに」さんにおじゃましました。

「小松島市」から北上して「徳島市」に向かいます。またまたナビのお世話になったのですが、至近距離で右折左折踏切と、とってもちょこまか走り回り、午後1時には駐車場に到着しました。土曜日のお昼時ということで、行列かなと思ったのですが、厳しい残暑のせいか、拍子抜けするほど空いてました。

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「中華そば いのたに」さんです。なんか、2つのビルにまたがって店舗がありますね。

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向かって右側の方が、もともとの店舗だったんでしょうか?

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ちゅうことで、中はけっこう広いですよ。券売機で食券を買います。出てきたのはプラ製の食券。それもピンク。色でわかるんでしょうね。

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中華そばの「中盛肉入」です。いきなり大盛りを頼んで、でっかいのが出てくるとビビるので、とりあえず中盛にしました。これなら女性でも大丈夫ですね。ラーメンの中に蓮華を入れずにコップの上に蓮華を置かれました。

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このお肉がとってもおいしかったですよ。この味はちょっと病みつきになりそうな味ですね。京都では味わえないスープですが、これが徳島ラーメンの特徴なのでしょうか。

道の駅 第九の里

さて、昼食をとったので、午後は京都に向けて帰るのみなのですが、高速を走る前にどっかでゆっくりと休憩して手足を伸ばしたいです。

ガイドをちらちら見ると、少し走れば「道の駅 第九の里」という野があるようです。なんか少し前にTVでやっていたような気がします。道の駅なのでゆっくりできるだろうと足を向けました。

徳島市内から「道の駅 第九の里」がある「鳴門市」に向かいます。車でゆっくりと走って30分ほどで着きました。

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郊外の道の駅で、幹線道路からも外れている様子。とってものんびりとしています。

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近隣の散策マップがありました。「第九の里」というだけあって、「ドイツ館」や「ドイツ兵慰霊碑」などいろいろな施設やモニュメントがあります。一つ一つ廻ってもいいのですけど、ちょっと疲れが出ているのと、あんまり時間に余裕があるわけではないので、今回はパス。

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「道の駅 第九の里」の案内です。この道の駅は「ドイツ館」に併設された感じですね。「ベートーヴェン像」や「賀川豊彦記念館」もあります。

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「ドイツ館」の方に行ってみましょう。

番外編_徳島_高開の石積 No60

どこもユネスコ登録、頑張ってますね。

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「ドイツ館」です。すんごい立派。でも有料なので、ごめんなさい。

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「松江豊壽顕彰碑」とあります。第1次世界大戦で捕虜となったドイツ兵を人道的に扱って地元の住民と交流させた人です。この時、ドイツ人捕虜によって日本で初めてベートーベンの交響曲第9番が演奏された。(原文では「捕虜」と書かずに「俘虜(ふりょ)」と書かれています。意味に違いはないのですが、当時から「俘虜」と記述していたそうです。)

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この人が「松江豊壽」です。日本の「第九」の立役者ですね。

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おお、ベートーヴェンの像があります。

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なんか私が知っているベートーヴェンをりも太ましいですね。どっしり感がありますよ。

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「第九の」の所以が書かれています。

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とっても絵になるきれいな所なんですよ。

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少し散策します。

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「ばんどうの鐘」がある展望台に続く道ですが、「まむし」「猿」などと書かれているのと「階段」であるのでここもパス。一番の理由は「階段」かな。ちょっとお疲れ気味です。

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高台にある休憩所に来ました。周りに高い山がないので空が広いです。解放感バッチリ。良い休憩になりますね。

番外編_徳島_高開の石積 No71

さて、良い景色を見て十分休憩ができましたので、「板野IC」から高速に乗って京都を目指しましょう。

一泊だけでしたが、生まれて初めての四国旅行はいろいろな名所を回れて、とっても凝縮感のある旅行となりました。

これで、しばらくは仕事が頑張れそうです。

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アクセス

  • 徳島自動車道「土成IC」より車で50分程度

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