ハイキングも他府県遠征しはじめる
へ? また、番外編で? 京都はどこへ行きおしたんや? タイトルから京都取らはったらよろしんとちゃいますか? ほんでまた「その1」て書いてありますえ。まだ続くんが見え見えどすわ。
...と言われそうですが、先日「六甲山」に登って爽快だったので報告します。
先日の3連休、天気予報では秋らしさが感じられてカラッと晴れるとのことなので、これはどっかに登らんといかんという話になって、行ってきました「六甲山」。近畿エリアではまぁまぁポピュラーなハイキングコースですかね。一部には険しいところもあるのですが、トレッキングシューズではない普通の運動靴でも歩けそうな、けっこう整備されたコースです。
どうやっていくの?
やっぱ電車に乗っていきますよ。JRで京都市内に出てから阪急電車で芦屋まで行きます。
途中の電車はちょっと端折って阪急電車神戸線の「芦屋川駅」まで来ました。コンビニで昼食のパンや、水分補給の飲み物を買いこんでいざ出発。ただ今、午前9時です。
さすがに天気の良い土曜日とあって、ハイキングの人がいっぱいです。駅前のトイレもいっぱいでしたよ。
暫くは「芦屋川」に沿って、山の方に行きます。さすがに六甲山の麓だけあって、坂がきついですね。
住宅街を抜けてどんどん歩きましょう。
最初に目指すのは「ロックガーデン」と名付けられたところです。お、やっと道が細くなって山らしくなってきましたね。
でも、まだスファルトの舗装路です。
見えてきました「ロックガーデン」道のどん突きがお店のような、どこかの施設の入り口ゲートのような感じなんですけど。
一瞬、中に入るの有料? なんて思いましたが、そんなことはありません。お店の建物の中を通り過ぎて道は続きます。ハイキング客向けの売店ですね。ここから先、六甲山の山頂近くまで売店や自動販売機はありません。
では、石段を登って行きます。
で、いきなり右手に神社が出現。
なんと「金玉大明神」。その横には「玉森大明神」と「一玉大明神」が祀られています。金のボールが供えられているんですけど、ホントは「金」や「玉(ぎょく)」を祀った稲荷伸ではないのでしょうか。
その横には「護摩堂」があります。
「ピラーロック」と「ロックガーデン」の説明が書いてありました。日本の登山の黎明期に、ここで岩登りの練習が行われていたそうです。
その横には「高座の滝」があります。昔は修業の場であった高さ約10mの滝です。
下の滝つぼがそれらしい雰囲気ですね。
さて、本日、初めての本格的な地道です。「ロックガーデン」の名の通り、岩が多い地層ですね。
何やら手書きの案内板がありますよ。
色々コースがあるようですけど、初めてなので、当然真ん中の一般コースを行きます。
石組みや岩がいっぱいです。
こんなところを上っていきます。これはこれで楽しいですよ。
振り返ると芦屋の街と瀬戸内海が見えています。もうすでにこれだけ登っているんですね。
六甲山には山道がたくさんあって、どの道を行こうかと迷います。案内の標識もたくさん立っています。
岩肌を上ったり、石段を登ったりするんですけど、良い天気で岩肌が乾いていてよかったです。雨の後で濡れていると滑って危ない感じがします。
「ロックガーデン」は岩ばかりなので、木々による日影がありません。暑いですよ、とっても。
また、一段と高度があがりました。
基本的にはこのスタイルの標識に書かれている案内をたどります。
一応、初心者向けにクサリを垂らしているところもありますが、これを使わなくても上がれますよ。
お月見は終わったのですけど、ススキはやっと穂が出始めたぐらいです。
もう少しで「ロックガーデン」を抜けます。
「ロックガーデン」の一番上の方に立っている案内書きです。大正13年ごろから登山練習の場として使われてきたそうです。
景色もだんだんと遠くの方が見えるようになってきています。
ちょっと望遠側でしっかりと撮ってみました。天気は快晴で、少し風があるのですが遠くの方は霞んでしまいますね。
これから、あの上の方まで上がります。まだまだ始まったばかりです。はじめてくる場所なので、意外と疲れはありません。物珍しさの方が勝っているんでしょうね。
「ロックガーデン」を抜けると、今度は「風吹岩」が目標です。
基本的には岩が多めの山道です。
鉄塔の横を通り過ぎます。茶色に塗られているようなのですが、塗装なのか錆びているのか見分けがつきにくいような色ですね。
平坦な道が増えてきて、林になり日陰があります。日差しがきついのでありがたいですよ。
昔からあるのであろうと思われる案内板は経年変化で見えにくくなってきています。
比較的歩きやすい道が続きます。平均速度が上がりますね。
また、鉄塔です。鉄塔から鉄塔なのでけっこうな距離を歩いているんですね。
見晴らしがよくなってきましたよ。
大阪方面の街が見えだしました。
地図を見ると「風吹岩」はもうすぐです。
この辺りは、以外と人と会いません。道が平坦なのでスピード差があまりないのでしょう。
お、なんか道が分かれています。
左手が「風吹岩」のようですね。目の前の岩です。
やってきました「風吹岩」。ここで標高は447mです。「六甲山頂」は900m越えなのでまだ半分程度の高さですね。
「風吹岩」には人いっぱい。みんな、ここを休憩地点としていろいろな方向から登ってくるようです。
ほんでもって、住み着いている野良猫もいっぱい。ハイキング客が座るとエサを求めて近づいてきます。でも餌をやったり(餌付け)触ったり(感染症)してはいけません。元来、猫が住むような場所ではないはずです。
お、「風吹岩」、一瞬のクリアー。写真、パシャパシャ。
「やっほー、登ったど~。」(風吹岩上からの一枚)
下を見ると、やっぱり人いっぱい。猫もうろうろ。
山の緑がきれいですね。十分休憩したので出発しましょう。ただ今、10時15分です。
また、歩きやすい道です。「魚屋道」と言われる山道を通って「芦屋カンツリークラブ」のある「雨ヶ峠」を目指します。
案内板と標識があります。
ここは「打越峠」への分かれ道のようです。私は「雨ヶ峠」を目指します。
なんか、湧水かいっぱいで道を川のように流れています。
山の中で、いきなりコンクリートの建造物が出現しました。橋の橋脚部分だけのようです。この反対側には何もありませんので、建設中に工事がストップした感じですね。この土手の向こう側は「芦屋カンツリークラブ」のようです。
「芦屋カンツリークラブ」を抜けて「雨ヶ峠」に来ました。ここからは山らしくなって杉林になります。
色々な木々の混じる植生です。緑がきれいですよ。やっぱ晴れの日は良いですね。
「雨ヶ峠」の分かれ道にやってきました。多くのハイカーは左に向かい直接「六甲山頂」を目指すようですが、私は右の「東お多福山」経由で「六甲山頂」を目指します。
暫く階段の整備された山道を登っていくと平坦地になりました。
木々も少なくなり、視界が開けてきます。
大草原とはいきませんが、それでも結構な広さの草原を進みます。
光源地を歩いているようで爽快です。少し遠回りな道なのですけど、こっちの方がとっても気持ちいいですよ。
「ガーデンテラス」や展望台がある、一般の方々が「車」などで訪れる、六甲の観光地が遠くに見えています。「六甲山」の「最高峰」は観光地から少し離れているのですよ。なので、ほぼハイカーしか来ません。
もうじき「東お多福山」の山頂です。
むっちゃ景色がきれい。
涼しい風がそよそよと吹いて、避暑地気分です。
なんか花が咲いています。高山植物とまではいかないのでしょうけど、きれいですね。
「保全実践事業」が行われています。昔はどこにでも生えていて、うっとしいと思っていた「ススキ」の保全の対象になってるんですね。
ここらあたりが「東お多福山」の山頂です。
景色最高。
山の上は秋の気配ですね。日差しは強いのですが、とっても涼しいです。
「東お多福山山頂」の標識。あれ、私も行きたい場所が書かれていませんよ。
おっと、正面から見ているだけでは見えないんですね。「土樋割(どびわり)峠」方向に行きます。先ほど別れた登山道と合流して「六甲最高峰」を目指します。
案の定、その2 に続く。
アクセス
- 阪急神戸線「芦屋川駅」から徒歩で3時間ぐらい