性懲りもなく番外編
京都の話題を楽しみにしてくれている方々には申し訳ございませんが、わしの勝手な都合で九州旅行の番外編をお送りします。
今回の旅行は一応、テーマを決めての探索をするという、行き当たりばったりのわしには考えられないような旅行です。
残念ながら「これはすごい!」 というような写真は撮れてませんが、雰囲気だけでも味わってください。
7月13日(木) 水を求めて いざ九州
わしはあんまりTVを見ない。つーか、見だしてもTVの前ですぐに寝てしまう。
そんなわしが、とっても気になっているCMがある。
それは『二階堂』のCM。そう、大分むぎ焼酎である。
いやね、酒は全然飲めないので焼酎が旅行の目的ではないのですよ。
二階堂の歴代のCM映像がとっても気になっていたんですよ。
その中でも、昨年から流れている『水のため息』というのは、ただそれを見るためだけにわざわざTVをつけてCMが始まるのを待っているぐらいのお気に入り。(毎週同じ時間に流れています)
今年の春ごろから、何とか自分の目でその光景を見てみたいという思いが募って、とうとう現地へ行くことになりました。それも3泊4日という豪勢な遠征で。
どんな言い訳して有給取ろか...というのが一番の難題。平日に2日も有給を、それも連続して2日、かつ3連休の前に2日。(つまり5連休...たぶんみなさんも開いた口がふさがらないでしょう、はっはっは)
正月でも4日しか休みがもらえないのに5連休も取るとは。
なんで5連休を取るかというと、もしも不測の事態が起こって帰って来れないと(わしはええんやけど、職場の人が)困るので、5日目は保険代わりに取ってます。ま、実際は疲れを取るために1日家でゆっくりするというのも理由ですけど。
ま、すったもんだはありましたが、なんとか5連休を勝ち取って伊丹空港からANAに乗り込みます。

なんと、今回は飛行機ですよ、飛行機。沖縄旅行以来10年ぶりぐらいか? おっさん、ちょっと興奮気味です。
で、びっくりしたのが手続。スマホだけあったら何にもいらんというこの身軽さ。手荷物も機械の中に放り込むだけで勝手にやってくれるし、ゲートもスマホでピッてするだけ。拍子抜けです。世の中の進歩とは怖いものです。

おおおお、雲の上だよ~! 窓から2番目の席で隣は全然知らんおっさんが座ってたけど、そんなこたぁ~お構いなしに離陸前から着陸して機体が止まるまで、窓の外撮りつづけてました。

熊本の町が見えてきました。もうすぐ熊本空港です。
ま、空港の写真はそんなに面白くないでしょうから、ちょっと端折って、レンタカーで観光開始ですよ。
ロケ地 その1 『やな場』
空港の近くの格安弁当を売っているお店で昼食を確保して、まずは第1の目的地『やな場』に向かいます。

看板にアユが描かれている通り、『やな場』とはアユをとるところです。

↑CMから拝借。

実は『やな場』があるのはお店の中。当然アユ料理の名店なんですけど、ゆっくりと食事をしている時間がないので外からだけの撮影です。

なんとまぁ、この竹床にアユが乗っかるのを待って採るようなんですけど、風流ですなぁ。
CMの方はお店の中から撮っているようなので同じアングルからは撮れませんね。

何枚か撮りましたけど、上の写真はお気にの一枚。お店の入り口から中を撮った写真です。
さて、次に行きましょう。
八角トンネル
次はCMロケ地とは関係が無いのですが、以前TVで紹介されていたのを覚えていたので訪問してみましたよ。

今は亡き「熊延鉄道」の遺構である「八角トンネル」です。

駐車場からトンネルに向かう道がかつての熊延鉄道の線路跡です。

これが「八角トンネル」です。

なんかジャングルの中の遺構みたいでかっこいいですよ。

かつてはここを列車が走っていたんですね。

廃線になったのが昭和39年のようですから、とっても強固なトンネルですね。

さて、駐車場に戻ってきたのですが、ちょうどお昼なのでさっき買ったお弁当をいただきます。熊本と言えば「あか牛」ですね。肉たっぷりでとってもうまかったです。

こっちは日替わり弁当。なんと¥260-。おなかぱんぱんとは行きませんけど、色々とおかずが入っていてこの値段は驚異的。どこぞの弁当と違って上げ底なんてしてないですよ。
さ、一息ついたので次に向かいましょう。
馬門橋
これもCMロケ地とは関係ありませんけど、通り道だったので本ルートの国道脇にある駐車場に車を停めて、橋まで降りてみました。

あまり有名ではないのかもしれませんが、上下2層で石の組み方が異なる珍しい橋だそうです。

橋の横にあったとっても古い看板。文政十年(1827年)に掛けられたそうですよ。

ら、欄干が... 落ちそうで怖いよう~。 びびってしまって近づけません。はっきり言って高所恐怖症です。

下半分はランダムな石の積み方で、上半分はビシッとそろった積み方です。

橋の横にあった川の支流から流れ込む滝。台風の後でめっちゃ水量が多いです。橋から落ちるとここに はまります。
通潤橋
ここもロケ地ではないのですが寄ってみました。

向こうに掛けてある橋が「通潤橋」です。「通潤用水」という用水路で、観光用に真ん中のところから左右に放水するそうですけど、今日は放水の日ではなかったようです。 がっくし。

熊本地震とかでも崩れずによく残りましたね。 放水を見てみたいです。
ロケ地 その2 『通潤用水 小笹円形分水』
さて、CMロケ地その2です。
今度は先ほどの通潤橋とつながっている通潤用水にある「小笹円形分水」に行きます。

駐車場に着きました。で、通り道の「森のぱんや」さんで買った「赤ちゃんのおしり」パンをいただきます。むっちゃかわいくてふわふわ。

クリームパンです。 こりゃあ買って大正解。 とってもおいしい!
ささ、リラックスできたので円形分水を見に行きましょう。

駐車場から200mほど歩きます。

円形分水って以前、京都の桂にあるやつ紹介しましたが、水量に関わらず用水を同じ比率で分ける装置です。

↑CMから拝借しました。CMではけっこう緑色。
以下はわしが撮ったやつ。

全景はこんな感じです。

やっぱ台風の後で水はちょっと濁り気味...深い緑色を期待していたのですが。

のんびりした風景でほっこりします。

この仕切りで水を一定の割合に分けています。別ける比率は変更ができません。

見てるだけで涼しくなれます。とめどなく湧き出てます。
聖り瀧
これも道すがら寄ってみた滝です。

立派な案内板がありますよ。

けっこう遠くです。 ちょっと望遠に変えましょう。

おお、何とか撮れました。 ここも台風の後ですごい流量です。
上色見熊野座神社 再訪
さて、以前九州に来た時に訪れた「上色見熊野座神社」ですが、どうしても訪れて見たくなりました。というのも以前来た時にはコンデジしかなかったので、できればもう一度写真を撮ってみたいとずっと思い続けていたので。

やってきました。4年ぶりです。前回の九州旅行はここを訪れたいがために来たようなものでした。

いやぁ、全然変わってませんね。 感激です。

立派な「熊野宮」の神額。分厚いです。

細かく作り込まれた狛犬。

さあ、行きますよ。 この光景を見ると興奮します。

生つばのみ込みそうな雰囲気でしょ。

雨上がりでしっとりとした森の中。 まさに神域を感じさせられます。

拝殿が見えてきました。 ゆっくりと登ります。

少し明るめに撮るとこんな感じです。どんなところなのかよくわかっていただけるかな。

拝殿でお詣りします。

歴史を感じさせる神額。

拝殿の中です。どん突きに石段があって、その上が本殿です。
さて、お詣りしたのでもう一つ上の「穿戸岩(うげといわ)」まで登りましょう。

神社を行き過ぎてまだ山の中の方に進みます。

遥か上の方に「穿戸岩」が見えます。

上までコンクリート舗装されているので、割合と簡単に登れます。ただ、坂が急なのでとってもしんどいです。

見えてきました。もう少しです。

到着です。もう汗だく。

「穿戸岩」です。

たぶん、こっちの方がもともとの信仰の対象じゃなかったのでしょうか。

神社のところまで下りてきました。

さて、ぼちぼち駐車場に戻りましょう。

もうだいぶんと日が傾いてきました。
あまり遅くならないうちに今夜のホテルに向けて出発です。
箱石峠展望所
ホテルに向かう途中に展望のいいというところがあるので寄ってみました。

「箱石峠展望所」というところなのですが、ASO田園空間博物館の「サテライト91 町古閑牧野」の中にあります。展望所とは名ばかりで駐車場もないただの道なのですが、景色はバッチリです。

ええ感じでしょ。 草原見ると阿蘇に来た~って思います。

これなんの花か知りませんが、きれいに咲いてくれていて写真のアクセントになります。

今からあの道下って行きます。気持ちよさそう。

今夜は「亀の井ホテル 阿蘇」に宿泊です。

くまモンがお出迎え。

なかなかゴージャス。

わしはビンボーなので滅多にこんなにいいホテルには泊れないのですが、飛行機とセットのパックが安かったので利用してみました。

なんか、パックで行くとお料理が特別で何とかコースって名前がついていて、個室みたいなところで食べきれないぐらい出てきました。
何か月かぶりのビールをいただいて、生小でべろんべろんに酔ってしまったわしでした。
その2に続く。
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