涼しい画像で暑い夏を吹き飛ばそう!!
と、意気込んでるんですけど、あんまり暑くありませんね...ここしばらく。
さかのぼること半年前の2月10日(水)、有給休暇を取って愛宕山に登ったのですが、その時に、今、冬山の景色を紹介してもただ寒く感じるだけやけど、これ、「夏に紹介したらちょっとは涼しく感じてもらえるんとちゃうやろか。」と足りない頭で考えて、当日の写真を半年間温めてきました。
ところがこの夏は変な天気続きで、少し前から梅雨に逆戻りしてしまったような様相。例年お盆前というとカンカン照りが続いて、午後二時ごろに外に出た日にゃ乾物のように干からびてしまいそうな京都なんですけど、今年は雨が強烈に降ったりやんだりで梅雨末期のような状況。当然それまでは35,6℃が当たり前だった最高気温も27,8℃と腑抜けたような数値のオンパレード。夜はエアコンなくても肌寒くてタオルケットじゃ役不足、毛布の出番です。(窓閉めて寝ろや、無精者...)
むうぅ。でもせっかく半年間温めてきた企画なので、一挙大公開と行きましょう。題して『ガイドブックに載らない京都 2021年お盆 特別企画 第1弾』です!
でも、そんなたいした画像があるわけではないのであまり過度の期待はなさらないように。文章少な目で、画像をたくさん載せますので、パラパラと見ていただいて、ハイキング気分を味わってください。
2月10日(水) 早朝
くだんの2月10日(水)は、翌日が建国記念日で祝日ということもあり、そうそうに有給休暇を取りました。ま、職場ではあんまり(というか、全然)役に立っていない私なので、職場全体としての仕事に滞りが出るわけでもなく、ホイホイでOKがでました。少し悲しいけど...
ま、そんなことぁどうでもいいので、早朝から出発です。毎日の通勤電車と同じ電車に乗って、JR嵯峨野線「亀岡駅」に来ました。
本日は、「神明峠」を歩きたくて、「亀岡駅」⇒「保津町」⇒「明智越」⇒「神明峠」⇒「愛宕山」⇒「つつじ尾根」⇒「保津峡駅」というコースにしましたよ。(少し距離はありますが、はっきり言って初心者コースです。)

朝6時。亀岡駅のホームに立つ私。まわりの人はみんな通勤。私だけハイキングの格好。

6時なので改札もガラガラ。

北口の方に降ります。『麒麟がくる』の大河ドラマ館、この時はまだやってました。確か2月14日(日)まで。

しーんとした北口ロータリー。

少し明るくなってきましたよ。

さて、サンガスタジアムの方に歩きます。

山の一番低いところが老ノ坂峠。

サンガスタジアムを越えて「保津大橋」の上です。今から登る愛宕山の方向。ちょっとわかりづらいですか。

あの一番遠い山ですよ。

まずは「明智越」に入ります。上の標識の「金刀比羅神社」が「牛松山」です。

さて、「明智越」の入り口につきました。

振り返ると亀岡市内は霧の中。そんなに深い霧ではありません。

入り口は「簾戸口」といいます。

それ行くぞ。

早朝なのでとっても静か。

すぐに看板がいっぱいのところに出ます。右手が「保津城跡」です。「明智越」は左折です。

ぼちぼち登ってきて「帯解石」まで来ました。

「保津」の集落とサンガスタジアム。

さて「明智越」を攻めましょうぞ。

どんどん登ります。

お、雪ですよ。

やっとそれらしくなってきました。

「石堂の森」です。

昨夜積もった雪でしょう。気温が低いので土も凍っていてぬかるみにはなっていません。

「鐘撞堂跡」です。ここは尾根の上に登ると亀岡市の北部方面に展望が開けています。

少し霧が出てますけど、亀岡市北部から南丹市八木町です。

残念ながら京都市内は見えません。だいぶんと明るくなってきましたね。

このあたりからずっと尾根伝いなのでとっても歩きやすいです。

「土用の霊泉」まで来ました。

この頃はあまり水を見ません。2,3年前は水のしずくがしたたり落ちていたり、カエルがいたりしましたよ。

ここは京都市内が少し見えます。左のとんがりは比叡山です。

崩れている旧ハイキングコースの迂回路。右の旧コースは現在通行止め。

関電の鉄塔まで来ました。。

これ見ると寒そうですね。

ちょっと一服しましょう。「簾戸口」から1時間程度歩きましたよ。上は南方向の展望。正面に見える尾根(中景)の連続は「唐櫃越」。
パンを食べて出発です。

すぐに「神明峠」への分岐点。「明智越」は右、「神明峠」は真っ直ぐ。

『麒麟がくる』のおかげか、標識が増えました。

さて、「神明峠」に向かいましょう。

途中から見た亀岡。本格的に霧が出てきましたよ。

今から行く愛宕山。真正面少し左手の真っ白いところを歩きます。

「神明峠」に続く尾根。道の部分だけ土が見えているこの感じ、とても好きです。

関電の鉄塔に行く保守用の道があちこちに延びてます。基本尾根伝いに真っ直ぐです。

愛宕山がだいぶんと近く感じられるようになってきました。

また鉄塔。

朝焼けの中。誰とも会わずに一人歩みを進めます。

しばらく下った後、道は右方向に曲がり、少しくねくねした後、どん突きのようなところを左に行きます。

するとまた道が急に広くなります。関電の保守用道路です。

ここを下ると「神明峠」です。

フェンスが見えてきました。車両はこの中に入ることができません。

府道50号線に出てきました。

ここが「神明峠」です。道路に雪は積もってませんけど、周囲は少し雪景色。

こちらは「保津町」に降りる林道。作業用なので一般車は通れません。

府道50号線を北の方(樒原の方向)に少し歩きます。

と、愛宕山への道があります。

一応「愛宕山 登山口」と札が掲げられています。

さ、また道は続きますよ。どんどん登りましょう。

鉄塔~。 やっほ~。

お日様が登って青空になってきました。ごっつうええ感じです。

おお、目的の愛宕山もほんとに良く見えるようになってきました。

積雪もそんなに多くなく、とっても歩きやすいです。

ああ、明るくなってました。

下の方に「水尾の里」が見えます。

暫くは高圧電線と一緒に進みます。

日陰だけ雪が残ってますね。

また鉄塔。

こんどは京都市内が見えてきましたよ。少しずつですが高度が上がってきています。

冬は空が澄んでいて気持ちいいです。

積雪が増えてきました。

これ、霜柱ですよ。踏むとバリバリ音がします。

冬といえど、動物たちはがんばってます。

とっとこ、とっとこ。

やっと雪の森林。この雰囲気を楽しみに来ました。

木々にはそんなに雪は積もってません。

どんどん深くなる積雪。

そろそろ土が見えなくなってきましたね。

お日様登場。

雪は日が射すと、とても美しくなります。

サイコー。

来てよかった。山に入って2時間半ほどたちます。心地よい疲労感を感じています。

木々にも積雪が見られるようになってきましたよ。

もう少し登ると、「樒原」からのジープ道と合流です。

お、見えてきましたよ、お地蔵さん。

ジープ道と合流です。

今度はこの道を歩いて愛宕山まで行きましょう。

霜柱も長くなってきました。

標高でいうと800数十mなので、あと数十mぐらいの登りです。

おおおおおおお。これこれ。これを待ってました。

きれいきれい。

これを見ると雪山に来たという実感がわきます。

昨夜は寒かったんでしょうね。

たまに風が吹くとキラキラ。

道からそれると、まだ誰も入っていない新雪。

おお、だいぶんと頂上が近くなってきましたよ。

さっき下の方で見ていた白い部分です。

もう少しで到着します。この辺りの展望が一番いいですね。

山のグラデーション。

雪を踏んではニンマリ。最初サクッと入って行って、最後は踏みしめるとキュッと反応があります。

下から見ていてはわからないですが、文句なしの雪山ですね。

来た来た、もう少し。

振り返ると亀岡市内の霧も消えていますね。

やっと来た。

ここ。あんなに遠くに見えていたのに、到着してしまいました。

真っ白けの杉の木。

動物の足跡も。

牛松山です。

さて、亀岡市の風景ともしばらくお別れになります。

林の中に進んでいきましょう。

ここからしばらくは、ほぼ平坦な道が続きます。

山頂に近いので木々の着雪も多いです。

時々爆撃されます。

青空。

もう、周りのどこを見ても美しいです。

目の前の尾根の向こう側が「旧愛宕スキー場跡」です。

南斜面なので積雪はそんなに深くありません。とても歩きやすいですよ。

お、見えてきた。

「旧愛宕スキー場跡」の標識。行ってみよ。

この向こう側がかつてのゲレンデ。

やって来ました。

さすがによく積もってますね。

動物痕。

写真にすると桜みたい。

70数年前のスキー場跡です。

だれも来てないようで一面新雪です。

わし。

さて、愛宕山の頂上に行きましょう。ここから少し歩いたところです。

良く積もってますね。

「竜ヶ岳」の分かれ道。今日はだれもまだ行ってないようです。

山頂への分かれ道。

こちらはもうすでにだれか登った跡ですよ。

おお、見えてきました。

頂上広場に出ましたよ。

ベンチは積雪。

景色はサイコー。

気温は2度を切るぐらい。比較的暖かいですね。

京都市内がちょっとだけ見えます。

今度は愛宕神社の方に行きます。気分はヨーロッパの森林。

「猪ヶ谷」から登ってくる道です。さすがに雪の時は危ないかな。

しかし誰とも会いませんね。足跡だけです。

裏参道の分かれ道。

愛宕神社が近くなってきましたよ。

比叡山です。

「月輪寺」からの道。

愛宕神社の境内に到着です。

だ、だ~れもいない? 足跡だけですね。上の神社の方にいるのかな。

おお、さぶそう。

露天の休憩所にもだ~れもいません。

わ~いい、貸切だ。

シートを敷いて、ベンチで休憩です。ただいま10時半。写真撮って寄り道して「簾戸口」から4時間ですね。パンをほおばって、京都市内の景色を楽しみます。

社務所もし~ん。

右を見ても...

左を見ても...

無人だぜ。
そろそろ下山します。

今度は「つつじ尾根」を目指しましょう。

そんなに気温が低くないので、カンカンには凍っていません。注意して歩くのならアイゼンは無くても大丈夫です。

黒門まで下りてきましたよ。

けっこうカッコええ。雪の黒門。

京都市内の景色もこれが見納め。

「ハナ売り場」。行き過ぎてから振り返って撮りました。

表参道から「つつじ尾根」に向かうわき道に入りました。

いい感じで歩きやすいですが、南斜面なので日当たりが良く、土の見えている辺りは雪が解け始めています。

ここは急坂なので一気に高度が下がります。

一瞬で雪が無くなりました。 別世界のよう。

いつも見ている山の風景ですよ。

「長坂峠」に到着。ちょっと休憩しましょう。

ベンチには少し雪が残ってますね。

さて、つつじ尾根に入ります。

ここからは快適な山道。ほぼ平坦と思わせながら、わずかに下ってますので、とっても歩きやすいです。

天気が良いので、緑がきれいでとっても清々しいですよ。

ここだけ歩いていたら春が近いなぁって感じられる日差しです。

ここでも人と全然会いません。

「土用の霊泉」ではありませんが尾根で水がたまっている珍しい場所。下の地層が粘土質なんでしょうね。

さ、最後の下りです。ここは急こう配のガレ場で、足が滑りやすく、また落石も起こりやすいのでそろそろとゆっくり降りましょう。

「保津峡駅」が見えます。

反対側は愛宕山。

見えた。

府道50号線に出ました。さ、保津峡駅に行きましょう。府道に出てから7,8分です。

橋を渡ればすぐですよ。

保津峡駅、到着。

静かな保津川の流れ。

サイコーの天気。

ほんでもって、だ~れもいません。朝に「亀岡駅」を出てから誰とも会わずにここまで来ましたよ。新記録です。

霊峰「愛宕山」。ほんとにお世話になってます。

つつじ尾根の最後のガレ場。

園部行きが来ました。 ミッション終了です。
さて、どうでしたか? ちょっとは涼しさ感じていただけたでしょうか。当日私が見た風景はほぼ網羅してます。いつもこんな感じで山歩きをしています。
え? おんなじ様な写真ばっかりでしんきくさかった?
すんません、写真の腕を上げなければと切に感じてます。
最後まで見てくださった方、たいへんありがとうございます。これに懲りず、しがないおっさんの山行きや神社めぐりにおつきあいのほど、改めてよろしくお願いいたします。
アクセス
- 「簾戸口」・・・JR嵯峨野線「亀岡駅」下車、徒歩30分程度