愛宕山に登ろう 2022年雪山編 その3 アイゼン捜索

アイゼンや~い

1月の22日(土)に愛宕山に登った。当然、雪目あてで しんどいながらも楽しめた。

が、生まれて初めてつけたアイゼンをなくしてしまった。

片方は装着して30分もたたないうちにどっかに飛んで行ってしまい、もう片方は下山途中に行方不明。

愛宕山_積雪_2022 No62

在りし日の雄姿。mont-bellさんの「コンパクトスノースパイク 価格¥2,310(税込)」

ほんとに入門用といえるような軽アイゼンですが、わしにとっては生まれて初めてのアイゼン。しかも初回。んで両方紛失。完全使い捨て。む~~~。

たかが\2,310-と思われるかもしれませんが、わしにとっては超貴重な\2,310-。そう簡単に次を購入できるほどの余裕はありません。

これは探しに行かんとあかんということで、雪もだいぶんと溶けたであろう2月8日(火)にもう一度愛宕山に登りました。

さて、アイゼンはいずこ。発見なるか、こうご期待。

2月8日(火) 7時30分

いつもはJR嵯峨野線「亀岡駅」から明智越を通って神明峠から愛宕山に登ってますが、今回は逆回りコースで、「保津峡駅」から「つつじ尾根」を通って愛宕山に登ります。

通勤の人達の冷ややかな視線を浴びながら保津峡駅のホームに降りたちました。みなさんお仕事頑張ってください。私は大事なアイゼンを救出に向かいます。

無人駅の「保津峡駅」。アウタージャケットをザックにしまって行軍開始です。

あの上の「つつじ尾根」へ向かいましょう。

橋を越えます。今日は薄曇りですがそんなに寒くありません。

府道からの登り口。しばらくは急な登りが続くので気合を入れて登りましょう。

もう「保津峡駅」が小さくなってきました。電車が次々と通ります。さすが通勤時間帯。

パッと見ると登ってるんだか下ってるんだかよくわからない写真ですが、当然急な上り坂です。

一回頂上に出ると、後はこんな感じの道が続きます。アップダウンはありますが「荒神峠」までは比較的歩きやすいですよ。

いつも水がたまっているところ。多分動物がよくやって来てると思われます。

緑もありますがまだ冬景色ですね。

あこが愛宕山の頂上。まだ雪残ってるかな...

けっこう生々しい折れ方をしている松の木。この辺りも台風などの自然災害や松くい虫の被害が深刻です。

ハイキングコースといっていいほどの歩きやすさ。ルンルンです。

「荒神峠」に来ました。

休憩のベンチがありますが、まだ1時間程度しか歩いてないので水分補給だけで出発です。冬といっても山歩きをすると汗をいっぱいかきます。

さて、ここから表参道に合流するまでのところで左のアイゼンをなくしてます。表参道に合流するまでの真ん中あたりではもうすでにアイゼンなかったので、上の方に行ってから慎重に探しましょう。

真ん中辺まではこんな感じの道が続きます。

ところどころ雪が残ってます。

歩いていてなんか発見!

おお、アイゼンではないか! 誰かが見つけて、木にかけておいたのでしょう。でも私のとは違います。お前もご主人様のために頑張ってたんだよね。ご主人様のところへ帰れるといいね。

わしのアイゼンや~い。

あれれ。雪が残ってるぞ。

雪が深くなってきたぞ。 ほんでもって凍ってるのでバリバリだぞ。当然、わしはアイゼンが無いぞ...

ひひ~ん。カチカチ。滑りそうだよ~。

今度は落し物のグローブ発見。 お前も持ち主のところに帰れるといいね。

雪はどんどん深くなります。

もうこれは雪に埋まっていると全然わからんわ。ちくしょー。

時々動物の足跡。

全然わからんよ~。 ぐすん。

と言いながらも、ハンカチ(?)発見。

こりゃほんまに探しづらいわい。 もうじき表参道に出てしまうよ~。

と言ってる間に表参道に出たのでした...

残念ながら左のアイゼンは発見できず。もう少し雪が溶けないとだめなのかなぁ。

仕方ないので右のアイゼンを探しに行きましょう。右のアイゼンは「神明峠」の方で無くしたので、しばらくはゆっくりと登山を楽しみます。

楽しみますと言っても、雪がバリバリに凍っているのでのんびりとは歩いてられません。けっこう腰が引けてみっともない歩き方です。

消防団の道標も雪化粧。

はっきり言ってガチガチのツルツルです。アイゼンないのでそろそろと様子を見ながら歩きます。

木の切り株にうさぎさん。みんな余裕がありますね。

水尾別れ到着。

お地蔵さんも寒そう。

さ、もう少しです。頑張って登りましょう。見ての通り、平日なのでガラガラです。私にとっては平常運転。

「ハナ売り場」が見えてきました。

もう、ほんとにツルツル。みんなに踏み固められて氷になってます。

おお、亀岡市が見えました。手前の方に見えている楕円形のサンガスタジアムまで歩きますよ。

もしかして最後までこんな圧雪路かな...

景色が良いところがあるので寄り道します。

ちょっとガスってて見えませんが出発点の保津峡駅が見えるところです。

ここでも落し物発見。何かの小袋ですね。雪のときってみんな落し物しやすいのかな。

さ、歩みを進めます。相変わらずのカチカチを一歩一歩登ります。

おお、黒門が見えてきましたよ。もう完全に地面が見えない雪の世界です。

さあ 40/40 まで来ました。境内到着です。

今日も静かですね。誰もいませんよ。

お、また落し物発見。 わしのアイゼンも見つかるかな...

実は 41/40 もあるんですよ、道標。

前回の訪問時から比べると、雪は半分から1/3ぐらいには減ってます。

社務所の屋根も見えてますね。

残念ながら京都市内方面はぼ~っとしてます。

休憩所前の雪だるま。

うさぎも。

一応氷点下ですが、あまり寒さは感じません。風が無いので過ごしやすいです。

すんません、本日も本殿の方は遠慮して、ここで一礼。アイゼン捜索に向かいます。

お、また落し物。なにか、ちぎれた布のようなものでした。

今度はジープ道を歩きます。

「月輪寺」方面の降り口。こっちの方はまだ雪が深そうですね。

比叡山が見えてます。しばらく登ってないので春には登りたいです。

北の方の山々。こうしてみると雪はだいぶんと残ってる様ですね。

「首なし地蔵」方面の分かれ道。

どんどん進みます。きょうもスキー場跡で休憩にしましょう。もう少しです。

「竜ヶ岳」方面の分かれ道。

やって来ました。右上の方が「愛宕スキー場跡」です。

スキー場跡に到着です。雪が半分ぐらいになりましたね。

ああ、でも雪原って感じで素敵です。

休憩タイムは当然「りんごのデニッシュ」です。むっちゃ大好きです。

休憩終わったのでまたジープ道を進みます。車が通った跡があるので歩きやすいです。

もうじき林を抜けます。

抜けた~。

景色最高。亀岡市がよく見得ます。

雪もだいぶんと溶けてます。

すり鉢のところも今なら上がってこられそうです。

さて、どんどん進みましょう。まってろよアイゼン。

「神明峠」の分かれ道まで来ました。このまま真っ直ぐ行くと「樒原」に降りますが、私は左にそれて「神明峠」に向かいます。

お地蔵さんにアイゼンが見つかるようお願いします。

「左 あなう(お)」と書かれています。亀岡市曽我部町の「穴太寺」を指してるものと思われます。

さ、道が細くなりました。でも表参道と違ってカチカチではないので歩きやすいです。

南側の斜面なので太陽の光が当たり、色のついているもの(熱吸収が良い)の周りは雪が解けています。

ザクザクの雪道です。

栗のイガ?

さすが南側斜面。あっという間に雪が無くなってきました。

前回真っ白だった道標もしっかりと字が読めます。

ほぼ雪が無くなりました。

前回来た時に休憩した鉄塔です。 ここらあたりからが勝負です。 血眼になって道の脇や近くの木の枝なんかを探します。 アイゼンや~い! 探しにきたぞ~!

前回休憩した鉄塔下は草むらの中まで探しましたが発見に至らず。

と、そのとき...

  あった~~~~!!! わしのアイゼン!!!!

見つけたぞ~~~!!!

誰かが気を利かして道の横の斜面においてくれてました。 どなたかはわかりませんがほんとにありがとうございます。 おかげで無事回収できましたよ~~~!!! むっちゃうれしいです!!!

もうここからは気分ルンルンです。

ニットの帽子が掛けられています。これも落とし物ですね。お前もご主人様が迎えに来てくれるよ、きっと。

景色が開けています。亀岡市内です。

林の中突入。

天気がよくなってきました。 青空がまぶしい。

水尾の里がよく見えています。 なんかもう、さっきまでと全然気分が違います。「高揚」とかいうレベルではなくて、完全に行っちゃってます。 やっほ~。

もう雪はありません。  どどどどど~っと駆け降りるように下山してます。

うっかりすると間違いそうな分かれ道。一段登って左へ進みます。

よく見るとピンクのテープで印がされています。

この下り道の最後の鉄塔。

もう少しで府道に出ます。

見えた。

府道50号線です。少し下ると「神明峠」です。

あっという間。 やっほ~。

このまま府道50号線を歩いて行くと水尾の里を通って保津峡駅に戻るのですが、気分ルンルンなので明智越を通って亀岡駅まで歩きましょう。 やっほ~。

もう雪が無いので普通のハイキングです。

こっからはいつも通り景色を楽しみながらゆっくりと歩きます。

鉄塔をいくつも越えていきます。

振り返って見た愛宕山。下から見ると雪はほとんど残ってないようですね。すり鉢のところだけ真っ白です。

この冬に木が伐採されたところ。 おかげで...

京都市内がバッチリ見えるようになりました。

その先は、高圧電線が交差するところ。鉄塔乱立です。

こんな風に高圧電線同士が交差しています。

ここも景色が良くて亀岡市内が良く見えます。

明智越の道に合流します。

また鉄塔あり。保津の方から登ってくると最初に休憩するところです。今回は調子が良いのでパスして歩きます。 やっほ~。

もうね、雲の上を歩いているような気分。 アイゼン見つけたもんね、うっしっし。

「土用の霊泉」まで来ました。さすがに水はありませんが湿り気は多いです。

しばし亀岡市内の景色に見とれます。これだけ広く見えるところはここが最後です。

松ぼっくりを見てもルンルン。

雑木林の中もルンルン。

「鐘撞堂跡」です。この上の尾根に上がると亀岡市の北部方面がよく見得ますが、気分ルンルンで先を急ぎます。 やっほ~。

明智越は『麒麟がくる』のときに整備されたのでとても歩きやすいですよ。

「峯の堂(むねんどう)」を通過します。

さ、こっからは下りが続きます。 やっほ~。

ドンドコ降りていきます。

サンガスタジアムが見えてきました。

ここは「帯解石」です。もう少しです。 ルンルン。

「保津城跡」のところが見えてきました。あこを右に曲がると...

終点の「簾戸口」です。

やった~。無事降りてきましたよ。 やっほ~。

改めて愛宕山を見返します。あこから歩いてきたのか...

さ、亀岡駅に急ぎましょう。次の電車まで15分弱です。 急げや急げ。

午後3時前の亀岡駅。平和ですね。まだ数分あるので電車には間に合いそうです。ルンルン。

ということで、アイゼン探索行はまずまず大成功。なんとか右のアイゼンを発見することができました。何度も言いますがアイゼンを見やすいところに置いておいてくれた方、本当にありがとうございました。おかげでとっても幸福な気持ちになれました。

さて、もう片方のアイゼンは発見に至らなかったので、もう少し雪が解けてから再挑戦しましょう。何とか見つけたいですね。もう片方が雪の下で凍えているかと思うと心痛みます。探しに行くから待っててくれよ~。

その4に続く。

アクセス

  • JR嵯峨野線「保津峡駅」

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