夜景撮影
最初にお願いですが、真似をして事故にならないようにお願いいたします。私はもう、何回も大文字には登ってますし、装備は整えて、体調にも気を配っています。
そんなに高い山ではありませんし、それなりに道はついているので、昼間は登りやすいですが、夜はまた状況が違いますのでお気を付けください。
昼間の雰囲気はこんなです。
さて、9月のシルバーウィークのしょっぱなは、台風18号が来るとかで天候は荒れる模様。それもまた、ありがたく近畿地方直撃コース。
台風通過後の方が、大気は澄んでいるのですが、来週は仕事が忙しくてヘロヘロになりそうなので、9月14日(木)の夕方から登りました。
職場が銀閣寺近くなので、仕事が終わればすぐに登れます。
仕事が終わって、食料にするパンと飲料水を買い込み、すぐに大文字に向かいました。この写真を撮った17時30分、銀閣寺はもうとうの昔に閉門しています。
銀閣寺横の道から、大文字に登ります。大文字にはほかにも上り路があるのですが、登りなれた道から上がって、明るいうちに道の状態を確かめ、暗くなって下山するときに困らないようにします。この写真では、補正がかかっているので明るい感じですが、子供ならもう帰らないといけないなと感じるぐらいの夕暮れです。普通の人は今から大文字に登ろうなどとは思いません。
道の半ばあたりになる千人塚まで来ました。無事家に帰れるように手を合わせます。
さて、登り切りました。といっても大文字があるのは如意ヶ岳の中腹です。ただいま17時50分で、大体20分ほどで登りました。カメラ2台や三脚などを持ってきたので足腰がガタガタです。
普通の男性ならば、銀閣寺前から休憩を十分とっても40分あれば登れると思います。
金尾の火床です。今年の大文字の炭の跡が残ってますね。
さて、三脚を据えて、撮影の用意です。金尾の火床前には何人かの人がいたので、少し上に上がって一人静かに夕暮れの京都を楽しみます。おいしいパンをほおばりながら、コーヒーを温めてゆっくりいただきます。この時期でも、日が暮れると寒いです。薄手のジャケットを持ってきましたが、薄くていいので手袋も持ってきた方がよかったと反省しています。
そろそろ、京都市内にも灯がともり始めました。真ん中の明るいのは東天王町のガソリンスタンドでドトールコーヒーが併設されているので、灯りがつくとよくわかります。
夕暮れ時の黄金色の空です。コーヒーを味わいながら、ゆっくりと変わっていく色の変化を楽しみます。市内にもぽつぽつと灯りがともってますね。
少し南の方を見ると、京都タワーもライトアップされています。黄昏時の都会はきれいですね。こういう風景を見ていると、京都に生まれてきたことを感謝せずにはいられません。
一段と空が暮れてきました。濃い青から赤紫、オレンジ色へのグラデーションが最高です。
その下の京都市内は黄金色の光の中です。
一段と空が赤くなり、「夕焼け」となりました。
さて、本格的な夜景が始まる暗さです。
家路を急ぐ人たちがいっぱいいるんでしょうね。いつもは私もあの光の中にいるんですね。
ほぼ日が暮れました。真ん中の黒い部分は京都御苑です。その手前の二つは北(右手)が吉田山で南(左手)が金戒光明寺や真如堂です。
明るいのは京大農学部の北側のグランドだと思います。
こういう時間の風景が大好きです。ここでは680×383の荒い画像ですが、フルサイズで見ると、うっとりする画像となりました。来てよかったと実感しています。
少しチリが溜まっているようで、遠くの山まではすっきりと映っていません。
南西の大阪方面も少しぼやけています。
だいぶんと時間がたち、イルミネーションの色も変わってきました。
少し広角で撮っています。
さて、ここではすべて紹介はできませんが、いっぱい写真を撮って、ホクホクで下山します。金尾のところにはまだ何人かがいらっしゃいます。後から外人さんばっかり数人のグループなんかも登ってきてました。
千人塚、きれいな写真が撮れたので、手を合わせてお礼を伝えます。
橋のところまで来ました。このように、灯りがないので真っ暗です。
ランドマーク
京都のランドマークといえば、やっぱり京都タワー。時間とともにきれいになっていきます。
撮影開始の18時頃です。
18時20分ごろ、気が付いたらライトアップが始まってました。
20時前です。とってもきれいです。
こちらは名神高速道路です。
京都にも夜景スポットがあちこちにあって、車で行けるところが人気です。人が多いと、関係のない光が入って写真が撮りづらいので、私はあまり行きません。
その点、ここはあまり人が来ないので、夜景を見ながら悦に浸って自己満足が得られる場所です。
お願いと注意
右大文字は、宵の暮れに登る人がちらほらいますが、灯りは全然ありません。シカや猿が出ます。自己責任です。何があっても。私は責任が取り切れませんのであしからず。
登る方は自己責任でお願いいたします。ここは大文字が行われる聖域です。絶対に羽目を外すようなことは行わないでください。
よろしくお願いいたします。
アクセス
- 京都市バス「銀閣寺前」下車、徒歩40分