風物詩
毎年のことですが、京都市内では5月の下旬から6月の初旬にかけてホタルが見られます。
有名なのは「哲学の道」や「みそそぎ川」なので、どちらにも行ってみました。
まず、「哲学の道」。
出てるのは出てるのですが、 ぽつ、 ぽつ、 程度で写真撮ってもわかりませんでした。なのでBlogの記事としては没。
で、気を取り直して「みそそぎ川」に行ってみたのですが...
なんか事件でもあったのかと思わせるような黒山の人だかり。ジジババのツアーみたいなの(3~40人)も来ていて近寄る気にもなりませんでした。「みそそぎ川」に張り出した狭い足場のところ(ホタル見るにはバッチリのこじんまりとしたスペース)の周りには何重にも人が取り囲んで早よせぇ、いつまで見てるんやと喧嘩でも始まりそうな勢い。スマホで写真撮るのはいいけど、AFの補助光ビカビカで、挙句の果てにはフラッシュ焚いてるアホまで出現。近年、新聞なんかに載せるので大勢の人が来るようになってしまったんやなぁ。(Blogにしてるわしも同罪やけど)
で、そそくさと退散。帰りにでっかい三脚と一眼抱えて嬉々として歩いてる兄ちゃんすれ違ったけど、ぶったまげるやろなぁ。
こりゃ、京都市内はあかんなぁということで、自宅から車で20分ほどの南丹市に行きました。地元の亀岡市にもホタルの名所があるんですけど、大阪から車で大挙して人が訪れるのでもう無茶苦茶。ホタルもたまったもんやないやろと思います。
で、南丹市の某所に到着。少し離れた所ですが、道が広くなっていて車を停めても邪魔にならないところからカメラと三脚を運びます。当然灯りはなく月の光だけで道を踏み外さないようそろそろと歩いて行きます。
おお、ホタル飛んでる。よく、画面いっぱいにまぶしいぐらい蛍が飛び交っている写真がありますが、あれはウソ。ウソというと撮ってる人に申し訳ないですが、同じところから何枚も撮って画像ソフトで合成してるだけ。なので期待して見に行くと、 「へ? しょぼ。」という結果になります。
飛んでるホタルが撮れてこんなもんです。
30秒ほど開けっ放しで撮ってます。
距離は50mほど先。多くのホタルは木や草にとまってピカピカしているので、写真にすると点にしかならない方が多いです。
ピントが50m程度先なので、ホタルがたまたまカメラの近くまで来ると軌跡は大きく写りますがボケボケです。これも手前にピントを合わせていたとしても狭い線にしかなりませんので、画面がまぶしいぐらいのホタルなんて実際には撮れません。
ま、良く飛んでくれてこんなもん。
少し画像を明るくするとこんな感じです。Blogをスマホで見ている方にはあまりよく見えないでしょうがPCで見ていただくとけっこうな数のホタルがいることがわかっていただけると思います。(モニターについたチリやホコリと同じくらいの大きさなので画面の掃除をしてから見ていただくと良くわかるかな)
最後に北斗七星。むかしわしが見ていた時よりも輝きが減った気がするんやけど、気のせい? 目が悪くなっただけかな。
つーことで今回は夜の南丹市でホタル観賞をしてきましたよ。ホタルが戻ってきてるところも増えてますけど、 ポツ、 ポツ、 ぐらいしか飛んでませんのであまり期待なさらないよう。