大覚寺 2017夜間特別拝観「真紅の水鏡」

 『平安時代を撮りに行く。』

が、キャッチフレーズになっている、「旧嵯峨御所 大本山 大覚寺」の夜間特別拝観「真紅の水鏡」を見に行きました。

夜間特別拝観「真紅の水鏡」は

【機関】平成29年11月10日(金)~12月3日(日)
【拝観時間】午後5時30分〜午後8時30分(午後8時受付終了)
行事中は諸堂エリアを拝観できません。(昼間の拝観は可能)

となってます。

21017年11月21日(火)

京都市内は、11月19日(日)から、だいぶんと気温が下がって寒くなりましたので、きれいな紅葉を期待していきました。

交通は、市内中心部からは、京都バスや京都市バスの路線があるのですが、やはり中心部から離れていることもあり時間がかかります。

私は、いつものごとく、JR嵯峨嵐山駅から歩きました。15分くらいで歩けます。

大覚寺 真紅の水鏡_No2

「大覚寺門前」の交差点から北に向かって歩くと、どん突きが「大覚寺」です。

大覚寺 真紅の水鏡_No3

右手の方に受付があります。午後6時半前ですが、火曜日ということもあってか、見に来る方もそんなに多くはありません。

大覚寺 真紅の水鏡_No4

受付横のもみじがきれいで、心がはやります。

大覚寺 真紅の水鏡_No5

受付を過ぎた、境内に続く参詣道です。

大覚寺 真紅の水鏡_No6

参詣道の右手が「大沢池」となります。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれる日本で一番古い人工の林泉です。

大覚寺 真紅の水鏡_No7

ポスターにも使われているカラフルな照明です。私的には、ちょっと、な、と思わせる演出なんですけど、若い人は「きれい!きれい!」とスマホで撮ってました。

大覚寺 真紅の水鏡_No8

境内の入り口の門です。

大覚寺 真紅の水鏡_No9

とてもいい色になってます。

大覚寺 真紅の水鏡_No10

オレンジから、朱色が主ですが見事です。

大覚寺 真紅の水鏡_No11

少し風があるので、なかなか撮りにくいですよ。

大覚寺 真紅の水鏡_No12

もみじと大沢池。う~ん、カラフル。

大覚寺 真紅の水鏡_No13

ほんとに立派なもみじです。

大覚寺 真紅の水鏡_No14

船が係留されているのですが、照明の色が徐々に変化していろいろな色になる演出がされています。

大覚寺 真紅の水鏡_No15

少し進むと神社がいくつか鎮座しています。

大覚寺 真紅の水鏡_No16

「心経宝塔(しんぎょうほうとう)」です。これは比較的新しい建物で、昭和42年(1967年)、嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立されたものだそうです。

大覚寺 真紅の水鏡_No17

端正なたたずまいです。

大覚寺 真紅の水鏡_No42

真正面からです。池をはさんで撮ると、水面に鏡像が映ってきれいになります。それはまたあとで。

大覚寺 真紅の水鏡_No19

「心経宝塔」前のもみじもきれいです。

大覚寺 真紅の水鏡_No18

池の方は、緑の照明が多いです。これも「心経宝塔」を中心に写真を撮った時にきれいになるように計算されているようです。

大覚寺 真紅の水鏡_No20

「護摩堂」の近くのもみじもきれいです。

大覚寺 真紅の水鏡_No21

「天神島」へ渡る橋です。残念ながら、夜間はこの先には渡れません。

大覚寺 真紅の水鏡_No22

カラフルな照明を近くで撮りました。

大覚寺 真紅の水鏡_No23

橋のたもとからです。

大覚寺 真紅の水鏡_No24

池の水面に映るのできれいですね。

大覚寺 真紅の水鏡_No25

この辺りが、一番きれいに紅葉してます。

大覚寺 真紅の水鏡_No26

闇夜の中に赤や朱色のもみじはコントラストが強くて良いですね。

大覚寺 真紅の水鏡_No27

では、もっと奥の方に進みます。この辺は、まだ緑のもみじがたくさんあります。

大覚寺 真紅の水鏡_No28

灯りの中に「散紅葉」。

大覚寺 真紅の水鏡_No29

地面に緑のライトがあったりで、にぎやかな画像になりますね。

大覚寺 真紅の水鏡_No30

緑の照明。

大覚寺 真紅の水鏡_No31

名古曽の滝跡

夜間拝観で見ることができる、一番奥にある「名古曽の滝跡(なこそのたきあと)」を拝観します。

大覚寺 真紅の水鏡_No32

先ほどの、緑の一番奥です。

大覚寺 真紅の水鏡_No33

なんとも言えない雰囲気ですよ。

大覚寺 真紅の水鏡_No34

青色がとてもきついです。カメラがおかしいのではないし、画像に処理を施しているのではないし、「みたまま」、こんな雰囲気でした。奥で、一部、現実的な色の照明がされている部分が「名古曽の滝跡」です。

「名古曽の滝跡」は、離宮嵯峨院の滝殿庭園内に設けられたもので、『今昔物語』では百済川成(くだらのかわなり)が作庭したものと伝えられています。

大覚寺 真紅の水鏡_No35

振り返るとこんな夜景です。ちょっとテーマパークチックですね。

大覚寺 真紅の水鏡_No36

さて、北道を戻って、「放生池」の方に行きます。

大覚寺 真紅の水鏡_No37

大沢野池にある松が生えた島。

大覚寺 真紅の水鏡_No38

先ほどの橋もきれいに水面に映ります。

大覚寺 真紅の水鏡_No39

見事に紅葉してます。

大覚寺 真紅の水鏡_No40

大覚寺 真紅の水鏡_No41

大覚寺 真紅の水鏡_No43

大覚寺 真紅の水鏡_No44

大覚寺 真紅の水鏡_No45

「放生池」に映る「心経宝塔」です。ポスターのようにはうまく撮れませんね。やはり三脚がないと厳しいです。また、無風でないとだめですね。

大覚寺 真紅の水鏡_No46

さて、満足したので帰路につきます。午後8時前ですが、もうほとんど人がいません。私を含めて、境内に数人ではないでしょうか。

大覚寺 真紅の水鏡_No47

もみじ、独り占め。ほんとうに立派です。

大覚寺 真紅の水鏡_No48

たくさんの葉っぱが密集してます。

大覚寺 真紅の水鏡_No49

燃えるような紅葉です。これだけでも値打ちがあります。

大覚寺 真紅の水鏡_No50

光に透けて輝いています。

大覚寺 真紅の水鏡_No51

程よいオレンジ。

大覚寺 真紅の水鏡_No52

少し数が集まると赤みを帯びます。

大覚寺 真紅の水鏡_No53

家の庭にあると、毎夜写真を撮っていそうです。

ということで、少し寒くなってきましたが、大覚寺の夜間特別拝観「真紅の水鏡」を拝観しました。もみじの色合いとしては「見頃」には入っていますが、本当に赤くなるのは今週末の25日(土)以降で、来週の方が赤いと思います。

日が暮れると、市内の中心部でも寒くなりますが、ここ「大覚寺」は京都市のはずれ、それも山の近くですので、十分な防寒をして夜間拝観を楽しんでください。特に足元、手先がじんじん冷えてきます。

アクセス

  • 京都市バス「大覚寺」下車、すぐ
  • 京都バス「大覚寺」下車、すぐ
  • JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車、徒歩18分

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