ゴールデンウィーク スタート
今日からゴールデンウィークですね。新緑がきれいな季節なので、山に登ることにしました。目的地は今夜のNHK「ブラタモリ」に登場していた、「右大文字」です。
「右大文字」は京都市内近郊ではとても手軽に登れる山です。手軽なのですが、やはり「山」なのでそれなりの心構えで登りましょう。最低運動靴は履かないといけないし、水分補給になる飲み物は持って上がった方がいいです。当然トイレはありません。
銀閣寺道のバス停から1時間程度で「大」の字には到達できます。少しお年の方でも1時間半あれば登れるでしょう。でも日頃山に登っていない人にとっては、急な坂道や階段が続くところがあるので、よっぽどメタボな人や、足腰の悪い人はやめておいた方がいいかもしれません。幼稚園児が遠足に上るような山なので、健康な方ならちょうどよい運動でしょう。
では、市バスの「銀閣寺道」からぼちぼちと歩きます。

白川今出川の交差点です。ここから「哲学の道」が始まります。つつじがぽつぽつと咲いています。銀閣寺に向かって東に進みます。

「銀閣寺橋」です。手哲学の道はここから右手に進んでいきますが、「右大文字」はまっすぐ坂道を上がって銀閣寺の方に向かいます。この少し手前の信号のある三差路に、トイレがありますので、用を足しておきましょう。

坂を上がっていきます。どん突きが銀閣寺です。両側がお土産屋さんなんですけど、朝早いのでまだどこも閉まっています。先週のNHK「ブラタモリ」ではこの辺りで冒頭のシーンのロケをしていましたよ。

さて、どん突きの「銀閣寺」ですが、当然まだ開いていません。左に曲がります。すると、正面に「八神社」が見えるのですが、八神社には入らず、また右手に曲がります。
そのままどんどん道なりに進んでいけば「右大文字」に行けます。

すぐに「行者の森」が出現します。なんかそれらしい雰囲気になってきました。

少し上がっていくと最後の自動販売機です。ここから先には売店も何もありません。

新緑の木々の中を道なりに上がっていきます。しばらくは車が通れるぐらいの道幅が続きます。

ほどなく、「大文字山」の登り口が見えてきました。上の画像の端を渡ります。

やっと山道らしくなりましたね。

ここからしばらくは、こんな階段道が続きます。これはまだ「楽」な階段です。「急」な階段は、先ほどの端からしばらくの間だけなのでご心配なく。
一本道なので、道に迷うことはないと思います。どんどん上がっていきます。途中、京都市内を展望できるところがありますが、まだ高度が低いのでそんなに広範囲は見えません。

いきなり視界が開けて道幅が広くなります。一瞬どこが道かわからないですが、登っていきます。ここが「千人塚」です。

広くなった部分の一番上に「千人塚」の供養塔があります。
ここから左方向に行くと、道を間違わずに「大」の字まで行けます。右方向に行っても「大」の字の下の方に行くのですが、初めての方は間違うかもしれません。
で、私は左方向に進みました。ここからは一本道です。

途中、階段があるのですが、これがまた段差が低いので逆に歩きづらいです。一段飛ばしにするには無理があるし…仕方なく、一段ずつとぼとぼと上がります。

この辺りはきれいに整備されています。

道が右に曲がったところが「大」の字の一番端につながります。京都市内が見えました。

やっと到着です。上の画像の道が「大」の字の「横棒」になってます。「火床(ひどこ)」が並んでいます。

とても見晴らしがいいですよ。

「金尾(かなわ)」の火床です。「大」の字の中心です。

慰霊碑です。

「金尾」の火床の後ろには「弘法大師堂」があります。

「金尾」から見る京都市内です。

真ん中辺、左右に分かれている山が「吉田山」です。先日は「吉田山」から「右大文字」を撮りましたね。

例によって人がいません。またまた貸し切り状態です。先ほどまで2,3人の人がいたのですが、行ってしまいました。

「弘法大師堂」の右手に「大」の字の上の方につながる階段があります。ここを登っていきます。

「大」の字のてっぺんに来ました。市内の眺望にしばしの別れを告げて、まだまだ登っていきます。しばらくは林の中なので景色は見えません。

杉とクヌギの木が多いです。

ここはもう「山科区」なんですね。

青々跡とした新緑です。一年で一番山が美しい時期です。

「大」の字のてっぺんから15分弱登ってきました。辺りが開けそうな雰囲気になってきましたよ。

「大文字山」の頂上に出ました。

三角点があります。

「菱形基線測点」です。

京都盆地の南の方がよく見えます。

山科の方も良く見えます。
ここで2回目の朝ご飯をいただきました。そろそろ戻りましょう。

「大」の字の一番てっぺんまで戻ってきました。さっきよりも景色がはっきりと見えていますね。

階段を下りて金尾まで行きます。

「大」の字では右の払いの部分を形成する火床です。

金尾まで戻ってきました。やっと日光が当たっています。さっきよりもきれいに写真が撮れますね。

今度は上の画像にある金尾前の階段を下りていきます。

けっこう幅の狭い階段なんですよ。誰かが昇ってきたら横によけて譲り合いをしないと通れません。

「大」の字の一番下まで来ました。また林の中に入ります。

林の中を少し歩いたら、右手に曲がります。すると、すぐに千人塚に出ます。

まぶしい緑ですね。

鳶も飛んでます。
ということで、帰り道もぼちぼちと歩きましたよ。ゴールデンウィークは新緑がきれいなので、木の多い場所に行くことをお勧めします。出足快調のゴールデンウィークです。
以前に上った時の記事です。良かったらご覧になってください。
アクセス
- 京都市バス「銀閣寺道」下車、徒歩1時間