西高瀬川 半鐘

そぞろ歩き

「高瀬川」といえば木屋町を流れる風流な川ですが、嵐山にも「高瀬川」があります。その名前も「西高瀬川」といい、木屋町の高瀬川に倣って作った運河です。

「西高瀬川」は嵐山の渡月橋から始まり、太秦を抜け、西大路三条を超えて、京都市内の中心部で南下し、下鳥羽で鴨川に合流するという運河で、水運による物流を目的としていました。

現在は「天神川」で分断されているので、西大路三条辺りは干上がっていることも多いですが、渡月橋から天神川まではけっこうな水量が流れています。

西高瀬川_半鐘 No2

嵯峨野や太秦では住宅街の間を流れています。

西高瀬川_半鐘 No3

「千代の古道」と交差するところです。

西高瀬川_半鐘 No4

「千代の道橋」となっていますね。

西高瀬川_半鐘 No5

親柱自体はけっこう古いコンクリートですね。

西高瀬川_半鐘 No6

「京都市立嵯峨野小学校」の北側です。ここで懐かしいものを見つけました。

西高瀬川_半鐘 No7

「京都市嵯峨野児童館」の前に「半鐘」がありました。お隣の建物は「嵯峨野消防分団詰所」となってます。

都会では「半鐘」はもうあまり使われていないのでしょうか。「半鐘」には鳴らし方があって、鐘の打ち方でいろいろな情報を送っていたのですけど、最近はどうなのでしょうか。昔に比べると火事の件数も減少してますし、初期消火までの時間が短縮されて、大火になることも減りましたしねぇ。

西高瀬川_半鐘 No8

櫓自体は低いので、見ててかわいい半鐘ですよ。

西高瀬川_半鐘 No9

昔はこのあたりは一面の田んぼと畑でしたから、そんなに高い櫓は必要なかったのでしょうか。

西高瀬川_半鐘 No10

今も「西高瀬川」はなみなみとした水量を誇っています。

西高瀬川_半鐘 No11

川沿いに「花菖蒲」が咲いています。大輪できれいです。

「西高瀬川」沿いも大きな観光名所はありませんが、時々発見があって面白いです。暑い時期は川のそばが少しでも涼しいので、渡月橋から川沿いに歩いてみたいです。

アクセス

  • 京都市バス「生田口」下車、徒歩8分

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