斎宮神社 禊の川

斎宮神社と有栖川

「三条通り」を地図で見てみると、山科から嵯峨嵐山まで東西にとても長い通りです。

でも京都人からすると「三条通り」のイメージはあまりよくありません。「細い(狭い)」「車で走るとブツブツ途切れているので走りにくい(一方通行や歩行者専用)」「嵐電と一緒に走るので走りにくい(路面電車)」等々。

でも、昔から三条通りは人の往来がとても多い主要道で、特に東の方から京都に入ってくると粟田口を通って三条通りを歩くというのがとても多かったようです。なので三条通りの白川橋にも立派な道標が残っています。

現在の三条通りは、寺町から烏丸の間に新しいお店がどんどんできてきて、賑わいが盛り返しています。でも、西大路通りよりも西の方は今一つパッとしません。

特に天神川から西は昔ながらの細い通りのままで、とても通りにくい道なのです。そして、どんどん西に行くと渡月橋に出ます。

そんな三条通りの嵯峨野には、通りに面して「斎宮神社」があります。まぁガイドブックには載っていないでしょう。でも「斎宮神社」はとても静かで、厳かな神社であり、女性には訪れてほしい神社です。

理由は後ほどお話しするとして、とりあえず行ってみます。

斎宮神社 No2

嵯峨野の「三条通り」です。たまたま車が走っていませんが、細い道にもかかわらず交通量は多めです。バス路線なので、バスが通るときには渋滞します。写真を見てもらうとわかるように「天山の湯」という健康ランドがあります。

斎宮神社 No3

通りの北側に「斎宮神社」の森が見えます。

斎宮神社 No4

いい雰囲気でしょ。神社に中の神社という感じがしますよ。この写真気に入ってます。電線が無ければもっといいのですが致し方ありません。

斎宮神社 No5

「斎宮神社」の「斎」の文字はとても難しい字です。頑張って変換をして探したのですが、正式な「斎」の字は出てきませんでした。一番近いのが「齋」ですが、これもよく見ると違いますね。

斎宮神社 No6

正面からですが、奥行きはそんなにない神社です。

斎宮神社 No7

「左 有栖川 錢取橋」の玉垣があります。「錢取橋」がどこを指すのか、よくわからないのですが、左方向(方角で言えば西)に向かっていくと、すぐに「有栖川(ありすがわ)橋」があって、その先は「渡月橋」です。「有栖川橋」で通行料を取っていたのでしょうか。

斎宮神社 No8

手水舎です。

斎宮神社 No9

夏は涼しげでいいですね。

斎宮神社 No10

立派な駒札があります。

斎宮神社 No11

本殿です。

斎宮神社 No12

ご祭神は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をお祀りしています。

斎宮神社 No13

とてもきれいに手入れがされています。

斎宮神社 No14

「斎宮神社」の「斎宮」とは、「斎王の御所」を意味します。平安時代以降には「斎宮」といえば「斎王」自身のことも指すようになりました。ちなみに「斎王」とは、「伊勢神宮」の「天照大神」に「御杖代(みつえしろ)」として奉仕した未婚の内親王か女王のことをさします。

「斎宮神社」は「伊勢神宮」に奉仕した斎宮ゆかりの「野宮(ののみや)旧跡」と言われます。「神明社」とも呼ばれたそうです。もう少し西に「斉明神社(神明神社)」という神社もあります。

なので、「厄除け開運」のご利益と、「婦女子の血の道(婦人病)の守護」などの信仰があります。

「有栖川」で禊を行って「伊勢神宮」に奉仕した「斎王の御所」である「斎宮神社」はぜひとも女性にお参りしていただきたい神社です。「野宮(ののみや)神社」といえば、嵐山の竹林の小径の方が有名ですが、あちらは年がら年中、人いっぱいでにぎやかです。こちらはとても静かで厳かにお参りができますので、一度訪れてみてください。

境内を見てみます。

斎宮神社 No15

お隣には「白龍大神」を祀っています。

斎宮神社 No16

「さざれ石」です。

斎宮神社 No17

「神殿旧跡地」の碑があります。

斎宮神社 No18

「社務所」も神社らしさ満点ですね。写真の左に「ムクノキ」とありますね。今でも大きなムクノキがあるのですが、以前は樹齢が500年以上ともいわれるムクノキがありました。三条通りの交通量の増加とともに切られてしまったそうです。

斎宮神社 No19

では「斎宮神社」を後にして、西に行きましょう。

斎宮神社 No20

「斎宮神社」のすぐ西に橋が見えます。

斎宮神社 No21

「有栖川橋」なのですが、これが玉垣にあった「錢取橋」なのでしょうか。

斎宮神社 No22

「有栖川橋」から北を見ます。この「有栖川」は「禊の行われる川」という意味です。この水の半分は「広沢の池」からきてるんですよ。

斎宮神社 No23

「有栖川橋」から南を見ます。住宅街を抜けて流れています。最後には桂川に合流します。

斎宮神社 No24

「有栖川橋」の西側には「京都バス」の本社運輸部があります。

斎宮神社 No25

市バスの停留所もありますね。「京都バス」は観光地を回る路線が多いバスです。

三条通りと言えば「太秦広隆寺」が有名ですが、他にもいろいろな神社仏閣や史跡旧跡がありますので、ゆっくりと探索してみてください。

アクセス

  • 京都市バス「有栖川」下車、徒歩1分

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