雨上がり
7月14日(日)は、雨の合間を縫って「丹波かめおか光秀物語 ききょうの里」へ行ってきました。「50,000本のききょう園」と銘打ってますが、そんなにあるんかいな? ということで見に行きましたよ。
さて、「光秀」の文字が入っているのですが、なんで光秀? 『麒麟がくる』の便乗商法? などと思われるでしょうけど、『麒麟がくる』に話が出る前から、ここは「明智光秀」ゆかりの地として「ききょうの里」を運営しています。
もともとここにある「谷性寺(こくしょうじ)」というお寺が「明智光秀」ゆかりの寺で、光秀は何度かこの寺のお不動さんに参っていたそうです。ほんでもって、「谷性寺」には「光秀の首塚」がありますので、「明智光秀ゆかりの地」としても、決して便乗商法ではないですよ。
じゃあ、なんで「ききょう」なの? というのは光秀の家紋が「桔梗」であったからです。もともとここは休耕田であったのですが、2005年から「ききょう」を植えて、「ききょうの里」として親しまれてきました。ちょっと町おこし(村おこし?)的な要素もあっていいですね。
秋には「丹波かめおか ルミナリエ」としてライトアップイベントもやってます。こちらのイベントは何回か行きました。
前置きはこんなもんで、さっそく行ってみます。
近くをバスが走っているのですが、さすがに本数が少ないので、雨が止んでいるすきに車で行きました。駐車場は無料です。

駐車場です。 のどかです。先ほどまで霧雨が降っていたんですけど、今は上がってます。

亀岡のマスコットキャラ「明智かめまる」くんです。

受け付けは、さながら田舎の雑貨屋さん?と言った感じでなんかいろいろなものが売られてます。

もちろん、ききょうも売ってますので、買って帰っておうちに植えることもできます。

入り口です。

紫のききょうがたくさん咲いてます。

辺り一面ききょうの絨毯というほどではないですけど、これだけたくさんのききょうが咲いているのは初めてです。

ききょうは茎が細いにもかかわらず、けっこう背丈が伸びてきて、一番上に大きな花がたくさん咲くので、お辞儀をしてしまうことが多いです。

まだ、つぼみがたくさんあります。全体でいうと5分咲き程度なんでしょうかね。

最初は緑のつぼみが膨らんできます。

で、つぼみが色づいてきます。

んで、開花!

よくみると、開花してすぐは、真ん中の花柱のところも開いてませんね。

花柱の根元の方にある部分が先に開いて...

で、しばらくすると、花柱の先のところも開くという3段階式です。

完全に開ききるとこんな感じになりますよ。

やはり、紫色が多いですね。

色々な種類があるようです。たくさん並べられていました。

ちょうど、アジサイの花と時期がかぶさるんですね。周囲にはアジサイがたくさん植えられています。

先ほどまで霧雨が降っていたので、水滴が乗っかっています。

花がみずみずしく写っていいですね。

ちょっと拡大。

水玉もたくさん付くと、お花がお辞儀してしまいます。
「ききょう園」だけではなくてほかのところも見てみましょう。

アジサイもたくさん植えられています。その中でも美しく感じたアジサイの1本です。

これなんだかわかりますか?

うじゃうじゃと大量にぶら下がってます。

藤棚にぶら下がっている「藤の種」なんですね。ちょっとびっくりするぐらいたくさんぶら下がってます。

上の画像の真ん中あたりになんか立ってるのが分かりますか? 保護色みたいでわかりづらいですけど。

「光秀の砦」と題されたモニュメントがあります。

すんごい、堀の深い顔です。こってりした感じの光秀ですね。亀岡駅前の南郷公園にある光秀像は、やけにあっさりした顔立ちでしたけど。

こちらも観光順路の中に含まれています。「ルドベキア」が咲き乱れていますね。

ぽつんとききょう。

「ルドベキア」の一種である「オオハンゴンソウ」という花が、あちこちの植生を浸食して問題になっているようですね。特定外来生物にも指定されているそうです。

むらさきと黄色なので、お互い主張が強いですね。

こちらは「グラジオラス」です。白っぽいのしか知らなかったんですけど...

こんな強烈なのもあるんですね。

これぐらいなら、まぁ許せる範囲かなぁ。

水玉がつくときれいですね。

「グラジオラス」もちょうど良い時期でした。なんか、いろいろな花が見られてお得感がありますね。

今日は全部手撮りなので、ピントが甘いですがご容赦ください。

これもなかなかきれいでしたよ。これ以上望遠できないんで残念です。

こちらはお隣の「谷性寺」に咲いていたハスの花。

この真ん中の部分がちょっとグロいというか、怖いというか...

花弁はきれいなんですけどね。
亀岡の市街地からは離れているので、公共交通機関の便はあまりよくないのですが、車で行くと道の空いていて行きやすいです。「50,000本のききょう」と言われると、ちょっとう~んとなりますが、たくさん咲いていることには違いありません。それと、周囲にいろいろな花が植えられていて、花を見て歩くにはちょうどいいイベントでした。
アクセス
- 京都縦貫自動車道「亀岡IC」から車で20分