4月9日(木) 夕方
この時は、東京や大阪には緊急事態宣言が出されていましたが、京都には出てなくて、まだ街中もそんなに緊迫した様子がありませんでした。ただ、得体のしれないコロナウィルスに対しては変な恐怖心があるようで、あれだけ街で見かけたジジババの姿がとんと見られなくなり、元気な年寄りの社交場と化していた病院の待合室も閑古鳥が鳴いています。高齢者が一番反応が早いですね。
こんなこと言っちゃあなんですが、コロナのせいなのか、私の生活においては何事も、とてもスムーズでストレスフリーな状況となってます。空いていて待たなくて良いというのは、こんなにも快感なんですね。時間を有効に使えています。
さて、Blogの方なんですけども、4月9日(木)は、けっこう暇な時間があって、定時で終われそうと判明しましたので、午後から頭の中は妄想状態。何かせんともったいないなぁ...とあれこれ考えていました。
んで、結論としたは「仕事も定時で終わったんで帰りに桜見ていこ!」と、賀茂川河畔の「半木の道」に寄ってきました。
5時に職場を出て京都市バスで「植物園前」を目指します。市バスがらがら。5時半過ぎに「半木の道」につきました。上の画像は「北大路通り」側の入り口です。
残念ながら、もう日暮れ時なので一部日陰になってしまってます。まぁ、しかたないか。
「半木の道」は紅枝垂れ桜の桜並木が「北山通り」まで続いています。
紅枝垂れ桜は満開を少し過ぎたところで、そろそろ散りだしたといった感じです。
「北大路通り」方面(南方向)を振り返ります。桜の時期にしては極端に人出が少ないです。
河川敷を散歩する人の姿も少なめ。対岸のソメイヨシノもまだ咲いていますね。
「半木の道」はずっと紅枝垂れ桜なのですが、たま~に違う品種があります。
んで、ところどころ、藤棚みたいに屋根が組んであります。
これがまたきれいなんですよね。
「北山通り」方面(北方向)に向かって歩いていきます。
この何とも言えないふわふわ感がかわいらしくていいです。
「半木の道」なんて、一年のうちのこの一週間の為にあるようなもの。
満開の紅枝垂れ桜を愛でてやらないと。
この淡いピンク色が何ともたまりません。
で、この夕暮れ時の「ピンクが紫っぽくなる瞬間」が一番好きです。
まわりのことも忘れてひとり悦に浸ってます。
この華奢な花の一つ一つが...
たくさん集まってくると...
こんなにやわらかく、もこもこした印象になるんですね。
紅枝垂れ桜は柳のように枝を長くのばして、その枝に花をつけるので下方向に向かって伸びている印象なんですね。
で、この枝はけっこう風に弱いので、台風や強風で折れたり傷ついたりしてしまいます。そうすると花が上の方にしか咲かず、短いちょんちょこりんな木になってしまうんですね。
そうこう歩いていると、なんかちょっと違った花が目に入ってきました。
記念植樹だそうです。
同じ「紅枝垂れ桜」なんでしょうか?ちょっと違って見えますけど...
ま、いいや。このまま「北山通り」まで歩いてもいいのですが、「北山通り」は市バスの本数が少ないので折り返して「北大路通り」まで戻りましょう。
う~ん、やっぱり美しいですね。
もう、完全に日陰になってしまいました。
写真で撮ると精彩がない印象なんですけども、肉眼で見ると私のとても好きな色です。
6時前になりましたが、ほとんど人とすれ違いません。
だいぶんと先の方に人影がありますが、貸切状態の「半木の道」です。
「北大路通り」側の入り口まで戻ってきました。
最後に、みなさん愛でてやってください。今年もきれいな花を咲かせてくれましたよ。
仕事帰りのほんのひと時ですが、何もかも忘れていられる充足した時間でした。
空が赤くなって夕焼けです。コロナはどんどん広がるのでしょうけど、私は明日も仕事です。大した仕事をしているわけじゃないんですけど、ま、がんばらねば。
つーことで、今年も桜のことばかり取り上げてきましたが、京都の緊急事態宣言も解除されて、ゆっくりと日常が戻りつつあります。他府県へは移動できませんけど、京都府内なら動いても良いようなので、そろそろどこかに行きましょう。でも、やっぱり人の少なそうなところからですかね。
一つ前の桜の記事↓
アクセス
- 京都市バス「植物園前」下車、徒歩2分