梅雨空の続く京都です
今日は6月30日。
一年の半分になりますね。平成30年の上半期、みなさんはいかがでしたか。良いことがあったでしょうか。悪いことはなかったでしょうか。
かくいう私は先日「マダニ」にさされて、もしかすると致命的な感染症を発症するかもしれないというウィルスの潜伏期間です。ちょうど今日あたりが潜伏期間明けになるので、症状が出るかどうかはここからが勝負というところですね。(ちなみに普通は人から人へは感染しませんのでご心配なく)
さてさて、今の時期(6月下旬)に神社にお詣りすると、こんな大きな輪っかがあるのを見たことがありませんか。
「なんじゃこりゃあ」となりそうですが、少し大きな神社では、この輪っかが掲げられているところが多いですね。
これは毎年6月30日に行われている「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の神事である「茅の輪くぐり」の輪っかです。
私が訪れたのは、京都市左京区岡崎の「岡崎神社」です。うさぎさんで有名なところです。狛うさぎ、可愛いのでぜひお詣りに来てください。
とても大きな茅の輪ですね。「茅の輪くぐり」というので、その名の通り茅の輪をくぐってから、本殿にお参りします。くぐり方をご存知でしょうか。一般にはあまりご存知ではない方の方が多いのでしょうか、くぐり方が説明されています。
ちょっと画像では見にくいかもしれませんが、
1.輪っかの前に立ち一礼する。
2.輪っかをくぐって、左回りに回り、元の位置に立つ。
3.一礼して輪っかをくぐり、右回りして回り、元の位置に立つ。
4.また一礼して輪っかをくぐり、左回りして回り、元の位置に立つ。
5.一礼して輪っかをくぐり、本殿に進む。
と目が回りそうですが、丁寧に回って本殿にお参りします。
茅を抜いてはいけません。持って帰ろうなどとするのはもってのほかです。茅の輪くぐりをすることで、半年の間に溜った邪気(病と穢れ)を茅の輪が吸い取ってくれるのです。自分の邪気どころか他人様の邪気まで持って帰ることになるので、本末転倒はなはだしいことです。
半年間に溜った邪気を祓ってもらい、年末までの半年間が無事に過ごせますようにと、お参りをしてください。これから暑い夏がやってきますが、体調を崩さないように乗り切ろうではありませんか。
アクセス
- 京都市バス「岡崎神社前」下車、すぐ