霊光殿天満宮 天下無敵 必勝利運!

必勝天満宮

今回は久々に強烈なパワースポットをご紹介します。

キャッチフレーズ(というか神額)が「天下無敵 必勝利運」と、まぁなんとも勇ましい文句で書かれているんです。これはもう、完全勝利間違いなし。

それもそのはず、元寇のときに「神風」を起こし、モンゴルの大群を海の藻屑と変えた畏れ多い神社です。

その名も「霊光殿天満宮」。

なんかもう、名前だけで恐れおののいてしまいますね。

では京都市上京区にある「霊光殿天満宮」に行ってみましょう。

私は「新町通り」を南から北に向かって上がってきました。「新町通り」の「武者小路」との交差点は少しいびつな形になってます。

霊光殿天満宮 No2

「新町通り」が斜めになっているので、交差点はロータリーでもあるかのような変な形です。横断歩道があるところが交差点ですよ。

霊光殿天満宮 No3

さて、そんな「武者小路新町」の交差点を上がると、すぐに「霊光殿天満宮」が見えてきます。

霊光殿天満宮 No4

道の西側にあります。

霊光殿天満宮 No5

「村社 霊光殿天満宮」のと刻まれた社号石標です。

霊光殿天満宮 No6

こちらは「霊光殿天満宮」のご由緒が書かれた駒札です。

霊光殿天満宮 No7

扁額「天下無敵必勝利運」ですが、露出が全然ダメダメですね。大失敗。

霊光殿天満宮 No8

境内に進みます。

霊光殿天満宮 No9

正面に拝殿があります。

霊光殿天満宮 No10

手水舎です。

霊光殿天満宮 No11

拝殿の後ろに本殿があります。

霊光殿天満宮 No12

おお、まぶしい。必勝利運のパワーが感じられます。

霊光殿天満宮 No13

本殿の神額は少し古い感じで風格があります。

霊光殿天満宮 No14

御祭神は天満宮ですので当然のこととして「菅原道真公」ですが、「徳川家康」も祀られています。

霊光殿天満宮 No15

当初は、寛仁2年(1018年)、菅原道真の子孫、6代目の「菅原義郷」が、勅命により菅公が昌泰4年(901年)の左遷途中に立ち寄ったという河内国若江郡に建立されました。

社名の「霊光殿」は、菅公太宰府左遷の途中で、天から一条の光とともに、天一神「帝釈天」が降臨したとの伝承からつけられ、そして降臨したという当地に遷移されました。

霊光殿天満宮 No16

鎌倉時代には元寇(蒙古襲来1274、1281)があったのですが、第91代・後宇多天皇が当社で夷賊退治の祈祷を行うと「神風」が吹き、元の船がことごとく沈んでしまったので『天下無敵必勝利運』の額を天皇より賜りました。

これはものすごいパワーですね。2度にわたり元の大軍を退けたということで、天皇以下朝廷や武家は大変喜んだことでしょう。

霊光殿天満宮 No17

室町時代、応仁元年(1467年)の「応仁の乱」で社領を失ってしまいます。そして御神体を「東寺」に移しています。「若江家」が代々祠官として奉仕したのですが、その「若江家」も途絶えてしまいます。

元亀元年(1570年)「徳川家康」は、「霊光殿天満宮」において天下太平の祈願をしています。天下統一を成し遂げた家康は元和2年(1616年)「若江家」の再興に尽力し、寛永11年(1634年)「若江家(上京区塔之段薮ノ下町:相国寺の東側)」に社殿が移されました。

家康の死後の寛永13年(1636年)、「徳川家光」が「仙洞御所」にあった家康の像を当社に移し、ご祭神として合祀しました。

宝暦11年(1761年)、社殿は現在の地に移されています。そして、明治5年(1872年)に近衛家の旧鎮守社を移築し現在の社殿としています。

霊光殿天満宮 No18

狛犬ですね。

霊光殿天満宮 No19

こちらは狛獅子ですね。

霊光殿天満宮 No20

天満宮ですので「臥牛」です。

霊光殿天満宮 No21

御神体がうかがえます。

霊光殿天満宮 No22

奉納された絵馬も歴史を感じるものですね。

霊光殿天満宮 No23

例によりおみくじの運勢ですかね。

霊光殿天満宮 No24

だいぶんと消えかかっています。

霊光殿天満宮 No25

こちらはけっこう新しいです。

霊光殿天満宮 No26

明治35年(1902年)の「霊光殿菅公千年祭記念碑」の石碑です。この字は文人画家の「富岡鉄斎」の字です。

霊光殿天満宮 No27

こちらはなんでしょうか。ちょっとわかりません。

霊光殿天満宮 No28

横には御神木があるのですが、何の木なんでしょうか。

霊光殿天満宮 No29

そういえば「上御霊神社」でも時計をはめ込んだ石柱がありましたね。

霊光殿天満宮 No30

末社の「五所稲荷大明神」です。

霊光殿天満宮 No31

「菅原義郷」らをお祀りしています。

霊光殿天満宮 No32

お稲荷さんなので当然狐です。

霊光殿天満宮 No33

粋な狐さんです。

霊光殿天満宮 No34

こちらも古そうですね。「五所稲荷大明神」については、解説が見当たりません。

霊光殿天満宮 No35

菅公の天満宮ですから、梅の御紋です。

霊光殿天満宮 No36

そうそう、裏詣りもしましょう。

霊光殿天満宮 No37

境内の隅の方に井戸があります。現在は使われていないようですね。

霊光殿天満宮 No38

ちょっと何の木かわかりませんが、枝からするとイチョウでしょうかね。こちらもとても大きな木です。

霊光殿天満宮 No39

そろそろ、ご神燈がともる時間になりました。

霊光殿天満宮 No40

ばっちり写っていないのが残念ですが、必勝を祈願して帰りましょう。

武運の信仰篤い「霊光殿天満宮」です。ここ一発の勝負時にはお詣りしていただいて、ご利益を授かってください。必ずや勝利を手に入れられることでしょう。

アクセス

  • 京都市バス「今出川新町」下車、徒歩2分

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