京菓子大好き
京都にはいろいろな神社があり、いろいろな神様がいらっしゃいます。八百万(やおよろず)の神とは言ったもので、神の宿らないものはないという、日本古来の宗教観なんでしょうね。
菓祖神社はお菓子の神様です。正確にいうと、お菓子を作る人の信望を集めている神様です。パティシエ、パティシエールを目指している方、お参りしてみてはいかがでしょうか。
お菓子大好き!の方もお参りしてみてください。京都在住の方、玉垣にはいろいろなお店の名前が発見できますよ。
菓祖神社
菓祖神社は節分際で有名な吉田神社の末社です。吉田神社本殿のすぐお隣に鎮座されています。御祭神は 田道間守命(たぢまもりのみこと)と、林浄因命(りんじょういんのみこと)です。
田道間守命は不老不死の霊菓「非時香菓(橘)」を日本に持ち帰ったとされています。この橘を改良したのが、現代のミカンだそうです。
林浄因命は日本で初めてまんじゅうを作った人です。
あぁ、なるほど、お菓子の神様だと納得できますね。
菓祖神社の石碑です。
多くでは林浄因は「りんじょういん」と読まれているようですが、ここには「はやしじょういん」と書かれています。
山手の方に上がっていきます。
ごめんなさい、ちょっと斜めになってしまいました。
本殿です。
玉垣には、いろいろなお菓子屋さんの名前が見つかります。左は今は亡き「ナガサキヤ」が刻まれています。京都民ならだれでも知っている、「かすてえーら、ナガサキヤっ!」のコマーシャルが懐かしいです。右は出町柳の「ふたば」さんです。豆餅で有名ですね。
皆さんが食べているお菓子や京都のお土産を先代から受け継ぎ作り続けてきた菓子職人の功績に感謝しながらお参りしてください。きっと、あなたを幸せにしてくれる京銘菓と出会えますよ。
アクセス
- 京都市バス「京大正門前」下車、徒歩5分
- 京都市バス「京大農学部前」下車、徒歩7分