三郎ヶ岳 (亀岡市)

イノシシと遭遇、ときどき道まちがい...

少し前になりますが、亀岡市の「三郎ヶ岳」に登りました。秋晴れの良い天気の日で、イノシシと遭遇したり、道に迷ったぐらいで、崖から落ちたりとかいうスリルのある体験はありませんでしたのであしからず。(期待してた人ごめんなさい。雑木林の写真ばっかりです。)

「三郎ヶ岳」はパラグライダーの発着地点があることで知られている山ですが、私はまだ登ったことがありません。なので、有給休暇を取った10月21日(水)に一人で登ってきました。

山の南の方から登るハイキングコースがあるのですが、駐車場から歩いていくのが遠くて邪魔くさいので、地図に載ってる山道を登ることにしました。(ず~っと南東方向の道沿いにハイキングコースの看板が有るので、そちらから登れば吉)

三郎ヶ岳 No2

自宅から車で亀岡市の「平ノ沢池」にある「水鳥のみち」にやって来ました。ロードパークがあるので車を停めさせていただきます。

三郎ヶ岳 No3

「水鳥のみち」と名のつくようなところですから、野鳥観察がメインの所のようですね。

三郎ヶ岳 No4

道路の両側に池が三つあります。

三郎ヶ岳 No5

まだ朝に早い時間なのでだ~れもいません。

三郎ヶ岳 No6

道沿いに南に向かいます。

三郎ヶ岳 No7

少し歩くと、パラグライダースクールの看板がありますので、ここを山の方(東)に向かって進みます。

三郎ヶ岳 No8

この時間、もやで隠れて見えていませんが、真正面に「三郎ヶ岳」が見えます。

三郎ヶ岳 No9

山の方に歩いていくとパラグライダースクールの着地点があります。

三郎ヶ岳 No10

道の反対側も着地点です。

三郎ヶ岳 No11

お? なんかいます。キジ? 鴨? すぐに木々の中に消えたのでよくわかりませんでした。ここで飼われているようですね。

三郎ヶ岳 No12

山裾にかかり傾斜が急になってきましたよ。

三郎ヶ岳 No13

獣柵、発見。ここから山のエリアですね。

三郎ヶ岳 No14

柵の向こう側はきれいに整備された道が続いています。柵の中に入ったら、チリンチリン(クマちゃん除けの鈴)つけて、催涙スプレーの安全ピン抜いて、もしものことがいつ起こってもいいように準備します。

三郎ヶ岳 No15

良い感じの杉林。るんるんなんですけど、実はこれが落とし穴...

三郎ヶ岳 No16

左手に山から流れてくる水で土がえぐれないように金属製の防護流路が敷かれています。この時点で知る由もないのですが、ホントはこの流路の左側(北側)に進まなければならないのでした。橋も無ければ渡ったところに道も確認できないので、普通なら絶対に間違ってしまいます。

三郎ヶ岳 No17

しばらく進むと案の定、スマホは道なき道を指しています。でも、今までそれらしい分岐点はなかったし、自分の歩いている道は広くて鮮明だし、あれれ。

そういえば、分岐のようなところは一ヵ所ありました。でも、あそこはどう見ても自分が歩いてきた右側が本道のようだったし...ちょっと戻ってみるか。

三郎ヶ岳 No18

ここ。どう見ても右なんですけどね。

三郎ヶ岳 No19

しょうがないから左に行ってみるか。

三郎ヶ岳 No20

ほら、やっぱり行き止まりじゃん。いきなり壁で道途切れてるし。 ほんでもって、なんでか知らんけど、コンクリート枡なんかおいてあるし。なんかの嫌味でっか?

わしのスマホはむっちゃ古いので、時々GPSの信号が拾いきれなくて地図からずれて表示されるので、もしかしたらスマホが間違ってるんかな? う~ん、謎。

三郎ヶ岳 No21

すったもんだで、結局は目の前に見えている一番太い道を進んでみることにしました。少しずつ左より(北方向)に進路を変えていけば、そのうち本道に合流するやろ。(ホントはもっと手前の根本的な所から道を間違ってました...)

三郎ヶ岳 No22

ほら、やっぱりこっちの方が歩きやすいよ。しっかりと道もついているし...

三郎ヶ岳 No23

そうそう、しっかりと道も...

三郎ヶ岳 No24

...なくなっちゃったよ。

しょうがない、谷の中を上がっていくのは倒木が多すぎて無理みたいだから、渡れそうなところで谷を渡って道探そ。

で、調子よく谷底に降りたのですが...

三郎ヶ岳 No25

降りたからには、登らねばならん。この壁を...登るんですか...やっぱり...上の方の木の根っこをよじ登ればなんとかなりそう...もうね、最近山に来ると毎回こんなんばっかり...どう見ても壁やし。

三郎ヶ岳 No26

もう、むちゃくちゃ。はいつくばって登ります。何回か落ちたけど、やっと一番上の木の根っこにつかまりました。これ引っぱって、根っこごと谷に落ちたらマンガそのものですよね...

三郎ヶ岳 No27

おお、何とか登りましたよ。登ったところは平穏な斜面。道ではないですけど登って行きましょう。

三郎ヶ岳 No28

と言ってるうちに、またすぐ先で行き止まりになっていて道はなさそう。

三郎ヶ岳 No29

仕方ないからまだ左手にある傾斜の上に登っていきましょう。もうすんごい傾斜で、ひいこらひいこら、ハイキングコースではありません。

三郎ヶ岳 No30

登りきると、おお、道発見。 これですよ、これ。この道が本道に違いありません。やっとリカバリです。

三郎ヶ岳 No31

よし、行くぞ~。

三郎ヶ岳 No32

快調、快調、こうでなくっちゃ。さっきの苦労がうそのよう。

三郎ヶ岳 No33

もやも晴れていい天気になってきましたよ。

三郎ヶ岳 No34

ちょっと写真では確認しづらいですが、「三郎ヶ岳」の頂上に何やら幟のようなものがはためいています。

三郎ヶ岳 No35

亀岡市内の方は木々であまりよく見えません。

三郎ヶ岳 No36

とりあえず、どんどん登りましょう。雑木林が続きます。

三郎ヶ岳 No37

倒木でわかりにくいですが三差路になってます。左から来ている道は北の方にある「松尾神社」の近くから登ってくる山道です。そのまま直進します。

三郎ヶ岳 No38

ビニールテープもあるのでこのままの道でよいようです。

三郎ヶ岳 No39

そのうち、ビニールテープ見なくなったな、と思ったら...

三郎ヶ岳 No40

また、道が消えてしまいました。う~ん、分岐点もなかったし、道らしきものは自分が歩いてきたところだけだし...今日は全然だめですね。スマホの地図では、今度はもっと右寄りに道があるとのこと。

三郎ヶ岳 No41

下の方に沢があるので、沢沿いに登っていきましょうか。

三郎ヶ岳 No42

沢もとぎれとぎれですね。でも道のようになってますので、とりあえず行ってみます。

三郎ヶ岳 No43

広くて歩きやすいです。まあええか、このままで。

三郎ヶ岳 No44

やっぱり森林は良いですね。心が洗われます。

三郎ヶ岳 No45

ちょっと細くなってきましたよ。

三郎ヶ岳 No46

と、そのとき、ガサガサ、ドドドッ!

わし:「ひえ~~~~!(大声)」

大声にびっくりして、イノシシが2頭斜面を駆け上がって林の中に消えていきました。

わし:「あ~~~っ、びっくりした~~!(さらに大声)」

いきなり近距離で出くわさなくてよかったです。1頭はうりぼうよりは大きかったですが子供のよう、もう1頭は親のようでしたから突進してきたらひとたまりもありません。

「あ”~こ”わ”か”った~。」と2,3歩すすんだら...

ドドドドッ!

三郎ヶ岳 No47

「ぎょえ~~~~~~~~~!!!」咄嗟に写真撮りましたが、あまりよくわかりませんね。今度は4頭ぐらいが駆け上がっていきます。それも至近距離。1頭はどう見ても成獣で、肝がつぶれました。もう下半身ガクブルです。しょんべんちびりそう。

一応、クマちゃん向けの催涙スプレーは持っますが、イノシシに効くのかどうか分かりません。

三郎ヶ岳 No48

もうね、そこから抜き足差し足忍び足...カメラとスプレーを両手に持ち、腰が後ろに引けた情けない格好でそろりそろりと進みます。

三郎ヶ岳 No49

出んなよ~。 出んなよ~。

三郎ヶ岳 No50

先の方が見通せるとホッとします。

三郎ヶ岳 No51

またまた、なんか嫌な予感。倒木あると逃げられないしね...

三郎ヶ岳 No52

おお、道(沢)もここまでか? 今度は道の無い斜面を登らなあかんのか?

三郎ヶ岳 No53

仕方ないから登りますが、う~、いかにも出そう。

三郎ヶ岳 No54

もう勘弁してください。

三郎ヶ岳 No55

だんだんと斜面がきつくなってきましたよ。

三郎ヶ岳 No56

おお、出た! 道!道!道!

三郎ヶ岳 No57

はっ、はっ、はっ、はっ。 犬のように興奮してます。林道に出ましたよ。林道に立って、今登ってきたところを覗きこんでます。ああよかった。

三郎ヶ岳 No58

さて、この林道を右(南)の方に行くと「三郎ヶ岳」の山頂です。

三郎ヶ岳 No59

お、なんか見えてきました。

三郎ヶ岳 No60

広場に出ましたよ。広場の左端の方(東)に三郎ヶ岳に続く道があるのですが、林道の先に何か見えるのでちょっと進んでみます。

三郎ヶ岳 No61

おお、パラグライダーの発着場ですね。

三郎ヶ岳 No63

みなさん、ここから飛んでるんですか。

三郎ヶ岳 No64

飛行可能なエリアが書かれています。

三郎ヶ岳 No65

関西電力からのお願いがあります。そういえばこの辺りは高圧電線があちこちに走ってますよね。

三郎ヶ岳 No66

こりゃすごい景色ですね。こっから飛び立つと気持ちいいことでしょう。

三郎ヶ岳 No67

だいぶんと遠くまで見えています。

三郎ヶ岳 No68

下の方に出発した「平ノ沢池」が見えます。

三郎ヶ岳 No69

登り道の途中で見えていた幟です。元気に泳いでいます。

三郎ヶ岳 No70

良い景色を見せていただきました。本来の目的の「三郎ヶ岳」山頂を目指しましょう。

と、その前に林道を戻って、道を間違わなかったら出てきたであろうところを確認しておきます。そこがわからなかったら、山頂から南のハイキングコースを下りることにします。

三郎ヶ岳 No71

スマホの地図を見ながら探すと、どうもここのようです。

三郎ヶ岳 No72

よ~く見てみると、小さな札が掛けてありました。じゃあ、帰りはここから降りましょうね。

三郎ヶ岳 No73

さっきの広場まで戻ってきました。今日は行ったり来たり。広場の端の方に道があるのですが非常にわかりにくいです。

三郎ヶ岳 No74

一応、立札がありますのでよく見てくださいね。

三郎ヶ岳 No75

最初は道があるのですが...

三郎ヶ岳 No76

だんだんと雑木林でわからなくなります。でも、高いところを目指せばいいのでそんなに困りません。

三郎ヶ岳 No77

お、広場に出たと思ったら、山頂に着きました。

三郎ヶ岳 No78

林道に戻る標識がありますね。

三郎ヶ岳 No79

ここにも何かあったのでしょうけど、棒だけしか残ってません。周囲を探したのですが札の方は見当たりません。

三郎ヶ岳 No80

山頂です。やっと着きましたよ。

三郎ヶ岳 No81

でもね、周囲は林で展望がありません。ちょっと休憩しましょうか。いつものリンゴデニッシュをいただきます。ただ今11時半です。駐車場から2時間弱と言ったところでしょうか。

三郎ヶ岳 No82

さて、ゆっくりと下山します。山頂付近は道があまりはっきりしてません。

三郎ヶ岳 No83

あれ?違うところから林道に出ました。ま、いいいや。

三郎ヶ岳 No84

さ、本来のコースに分け入ります。

三郎ヶ岳 No85

怒涛の下り、道がはっきりしているので歩きやすいです。どんどこ下ります。

三郎ヶ岳 No86

それ、それ、それ!  あれっ? なんかおかしい。 チリンチリン(クマちゃんの鈴)の音が途絶えたよ...

三郎ヶ岳 No89

あれま、革のベルトがちぎれてしまったようです。チリンチリンが無いととっても不安です。イノシシいやです。

三郎ヶ岳 No87

チリンチリンや~い! どこ行ったぁ~! また登って行きます。

三郎ヶ岳 No88

はっけん!! よがった~。 これでちょっとは安心できます。

三郎ヶ岳 No90

今度は手に持って下ります。

三郎ヶ岳 No91

テープもあります。

三郎ヶ岳 No92

標識もあります。 楽勝です。

三郎ヶ岳 No93

どどどどどど~。 景気よく下ります。たまに根っこに引っかかって、前にぶっ飛んで盛大にこけます。

三郎ヶ岳 No94

こっち、こっち。これはありがたい。

三郎ヶ岳 No95

登りのときは多分この辺りで道を間違えてしまったのでしょう。

三郎ヶ岳 No96

降りるときにはなんとなくそれなりに道が見えます。

三郎ヶ岳 No97

なんとなくこっちの方でしょう。

三郎ヶ岳 No98

やっと、元の道に出ました。振り返ってきた方を見ても、登りのときにはここが分岐点だと明確にわかるところはありません。ま、間違っても仕方ないなぁ。

三郎ヶ岳 No99

さて、ここからしばらくは道なりで大丈夫です。はっきりとした山道が続いています。

三郎ヶ岳 No100

また快調に下って行きます。しかし、今日も誰とも会わへんなぁ...

三郎ヶ岳 No101

登りのときに幟を見てたところまで来ました。やっぱり写真にすると見えませんね。肉眼では確認できます。

三郎ヶ岳 No102

だいぶんと下ってきて展望は望めません。木々の間を走るように降りていきます。

三郎ヶ岳 No103

この辺りが、一番初めに道に迷っていたところです。画像の左下の方で沢をウロウロしてたのですが、本道は右の方に続いていますね。こりゃ全然ダメなわけです。

三郎ヶ岳 No104

本来、登ってくるべきであった道を下って行きます。そりゃまぁ快調ですよ。この道幅なら。

三郎ヶ岳 No105

最終的に細い川に出てきて道は途切れています。ここは深いので渡れそうもないですね。水が無いので無理したら渡れますが、対岸の石垣登の面倒です。もう少し川沿いに下りましょう。

三郎ヶ岳 No107

お、砂防ダムがあるのでここから向こう岸に渡ります。

三郎ヶ岳 No106

ここなら余裕で渡れます。

三郎ヶ岳 No108

渡ったら、一番最初に歩いた道ですね。

三郎ヶ岳 No109

少し下って行くと獣柵の所です。

三郎ヶ岳 No110

私と同じ道から登る方、この金属構の北側を歩いてくださいね。お間違いなく。

三郎ヶ岳 No111

獣柵が見えてきました。

三郎ヶ岳 No112

やっと帰ってきましたよ。

三郎ヶ岳 No113

しっかりと閉めて完了です。

三郎ヶ岳 No114

集落を抜けて駐車場の方に行きましょう。

三郎ヶ岳 No115

着地点。少し風が吹いています。

三郎ヶ岳 No116

「平ノ沢池」が見えて来ました。

三郎ヶ岳 No117

振り返って見ると、あの山の上に行ったわけです。

三郎ヶ岳 No118

一番望遠で70㎜。なんとかパラグライダーの発着場が確認できます。

三郎ヶ岳 No119

「平ノ沢池」のロードパークまで帰ってきました。

ま、山としては普通の山で、山登りの好きな人にとっては物足りないような山でしょうけど、私にとっては十分に冒険ができた楽しい山でした。普通のハイカーならば、色とりどりのきれいなウェアで下山してくるのでしょうけど、谷で壁をよじ登り、下りで足を引っ掛けては転倒を繰り返して全身ドロドロの格好で、こいつどこの山に登って来たんや? と思われそうないでたちで下山してきました。いやぁ、楽しかったなぁ。

山に行く人、今年は全国的に木の実が不作だということで獣が人里近くまで来ていますので注意してくださいね。特にクマちゃんに遭遇するとタダでは済まないようなので、チリンチリンは当然のこととして護身用の催涙スプレーなんかもあった方がいいかもしれません。

アクセス

  • 水鳥のみちロードパーク・・・京都縦貫道「千代川IC」より、車で20分程度

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする