番外編 石川県 能登半島をめぐる その3

人はなぜ「先」に惹かれるのか

旅行2日目、クライマックスに向けて能登半島をどんどん北上します。

「白米の千枚田」を出発して、国道249号線を快適に走ります。交通量が少ないのでストレスなく走れますよ。

で、道沿いに「窓岩ポケットパーク」なる駐車場があったので、車を停めて「窓岩」と思しきところを見たのですが、「窓」らしき穴は良く見えません。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No2

少し戻って海水浴場みたいな海岸に降りましたよ。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No3

おお、穴が開いてますね。「窓岩」です。(窓岩ポケットパークの北の端まで行くと見えるようですが、駐車場の真ん中辺では全然見えません。)

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どっぱ~んって、すごい波です。風はそんなにないんですけどね。午後には雨が降り出すようなので、これから風が強くなると思われます。

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で、また少し走ったところにある「寄り道パーキング 垂水の滝」に寄り道しました。駐車場から「垂水の滝」が見えてますね。あの下までいけるので行ってみましょう。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No6

遊歩道がつけられています。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No7

国道249号線の旧トンネル(八世乃洞門)は2007年3月に起きた「能登半島地震」で被災して使えなくなったため、新トンネルがつけられました。

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「垂水の滝」は直接海にそそぐ「海岸瀑」で、珍しい滝だそうです。

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滝の前に旧トンネルを見てみましょう。

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薄っすらと向こう側が見えています。

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誰かがごみを捨てたのかと思ったのですが、そうではなくて満潮のときに海水が流れ込んでゴミが溜まったようです。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No13

ゲートの隙間からトンネル内が良く見えますよ。

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落差はそんなにないのですが、真下から見ると迫力ありますよ。

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ま、直接海に落ちてるともとれますけど、ちょっと苦しいかな。

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旧トンネルの海岸沿いに遊歩道があったようですが...

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No17

ロープが張って通行止めになってます。残念。

さて、どんどん北上しますよ。

この後、国道249号線はループ橋になって山を越え、能登半島の先っぽまで行かずに南下してしまいます。

私は県道28号線の「奥能登絶景海道」の方に行くのですが、ループ橋が気になるのでそちらの方に行ってみました。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No18

ループ橋を走っている時には写真撮れませんし、ループ橋の途中に車を停めるのも非常識なので、ループ橋の上にある駐車場まで来ましたよ。

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「寄り道パーキング 大谷」になってます。大きな円を描くきれいなループ橋です。

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日本かいがきれいで、景色が良いですね。

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山の方には風車の大群。

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また、戻って降りていきます。

今度は県道28号線を走ります。

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最初にとまったのがここ。「ゴジラ岩」。

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車を駐車場に止めて見渡すのですが、はて、どれかな。ここ、夕日のときにリフレインがきれいに撮れそうですね。

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少し戻ったところにありましたが...めっちゃ小さいですよ、ゴジラ。あの大きさなら自衛隊楽勝ですね。

さて、海岸沿いの峠をどんどん上がって行くと...

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「ゴール 椿展望台」とありますが、なんのゴール?

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確かに景色はとっても良くて、ゴールというか「上がり」といった感じなんですけども。

で、もうすぐ「能登半島」の先っぽです。

そう「禄剛崎」ですよ。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No28

到着しました。とうとうやって来ました能登半島の先っぽ。「道の駅 狼煙(のろし)」にてしばし休憩。なんでかしらんけど、先っぽとか、一番高いところとか、アタマが緩いのでそんなところばかりにひかれます。

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さて、「禄剛崎」に行きましょう。

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「禄剛埼灯台 登り口」とあります。

400m先(徒歩8分)とありますが、ウソばっかし。

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とんでもない急坂。到底8分では上れませんよ。

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急な坂を上がりきると広い芝生の広場になってます。「カキ」のモニュメント? なんじゃ?

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おお、やってきましたよ。「禄剛崎灯台」。

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これですよ、これ。「最先端」。この文字に為にここまで来たようなものです。この、なにがしか制覇したような気持ちが良いんでしょうね。ただ車で走ってきただけなんですけども。

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丘の上なので灯台自体の高さはありませんが、しっかりと「灯台」してますよ。

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端正な造りですね。きれいです。

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地図で見ると、どこを能登半島の最先端としていいのか迷いますが、一応ここが最先端だそうですよ。夕焼けのときには素敵な写真が撮れそうです。

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残念ながら曇り空になってしまいました。雨が降らないだけでもありがたいです。

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登ってみたいですが、見学などはしてないので入れません。

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ここに夕日があったら最高ですね。

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「禄剛崎灯台」の案内書きがあります。設計者の国籍が訂正されていて「イギリス」になってます。会場34㎞先まで光りが届くようです。

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地球のモニュメントかと思ったら...

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「能登半島」だけでした。

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「灯台点灯百周年」の石碑。

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何かと思えば...

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「日本列島ここが中心」と刻まれています。ま、中心といえば中心ですわな。

「最先端まで来た!」という感慨に浸ってる暇はありません。まだ、訪れたいところが2つあります。

次の訪問地へ車を走らせます。

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次はここ! もっちゃかっこいいでしょ。

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「須須神社(高座宮)」です。

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鳥居にある「須須神社」の神額。

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目の前はすぐ日本海。本殿は日本海に向かって鎮座しています。

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駐車場にある弐の鳥居です。

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石製の神額ですね。

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「源義経」の奥州行きのとき、船を海難から守ったという言い伝えがあります。

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ここは「高座宮」で、他に「奥宮」、「金分宮」があります。

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さてさて、お詣りさせていただきましょう。参の鳥居です。

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ここの狛犬は普通の狛犬ですね。子供がいます。

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古そうです。潮にも打たれるので風化が早いと思われます。

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参道が続きます。少し雨が降ったようで石の上は滑りやすそうです。

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いつものことですが、だ~れもいません。

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拝殿が見えてきましたよ。

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おお、なんか立派です。大きいです。

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手水舎。

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アマ上がりのしっとりとした緑の中、風格のある拝殿です。

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なんとも神秘的な「赤」。

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鈴は感染防止のため鳴らすことができません。

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光り輝く「須須神社」の神額。

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能登半島の先まで事故なく来ることができました。感謝して、帰りの道中も自己なく帰宅できるように祈ります。

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シンとしたなか。御神灯が明々と灯ってます。

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注連縄もすごいですね。芸術品みたい。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No70

ご祭神威は上がってませんでしたが、道真公の絵馬がありました。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No71

秋らしくて好感が持てる絵柄です。

さて、海岸で訪れたかったところはほぼまわりました。

あと一つ、「由良川橋梁」で撮り鉄の味を占めたので、今回も撮り鉄をしたいと思います。

で、普通の撮り鉄ではなくて...

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これ。画像では一瞬何かわからないでしょ。

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実は廃線跡に列車があるんですよ。山の中に、ただただ列車があるだけの事なんですけどね。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No74

GoogleMapでは「のと鉄道能登線気動車遺構」と表示されている廃線になった「のと鉄道」の車両です。

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線路の下を通って反対側に出ます。

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草で覆われかけていますね。

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調べてみると「NT100形」といわれる気動車のようです。

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だいぶんと朽ち果てて、自然に帰って行くのも時間の問題のようです。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No79

もう手入れをされることもないでしょう。老兵は死なず、ただ消え去るのみというところでしょうか。この車両も若き頃は多くの人を運んでその生活を支えていたことでしょう。今はただ昔を思ってポツンと1台線路上に横たわってます。

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で、近くにある「旧珠洲駅」にある「道の駅 すずなり」に来ました。

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線路も少し残っています。

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素朴なベンチ。

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ホームに続く軌道式跡は工事中のようなので、昔の面影はだんだんと無くなって行くようですね。

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雨の上がった軌道敷。能登半島の旅もここまでです。

さて、夕方になってきました。家に帰る前に晩御飯を食べていきましょう。

金沢市街まで戻ってギョーザを食べます。

そう「第7ギョーザの店」に行きましょう。

日が暮れて雨が降ってきたのでお店の前で写真は撮りませんでした。土曜の夕方とあってけっこう並んだのですが、店内に入ってびっくり。コロナ前のカウンター席の写真がWebに上がってるのですが、そのときの詰め詰めの風景と違って、これでもかというほど対人距離を取ってます。私の前の3人組のお客さん、店員さんに「一緒に住まれていますか?」と問われて「いいえ。」と答えたのですが、各々2m間隔あけられてその間にでっかいアクリル板を、これまた絶対隣と分離するぞという勢いで立てられていました。絶対しゃべれません。これほど徹底してるというのは、私にとっては好印象。私も嫁ハンとの間にアクリル板は立てられませんでしたが石の間は1m以上あけられて、なかなか話が通らないぐらいの距離でしたよ。当然大きい声を出そうという気もなくなるのであまり話をすることなく黙々と食べてました。お店の前の行列がなかなか進まないのも納得です。

で、食したのが...

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No85

まずは「自家製バンバンジーサラダ」。野菜は冷え冷えで鶏肉はとっても柔らかかったです。八角の風味がつけてあるんと思うんですけど、とってもおいしくて病み付きになりそうです。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No86

水餃子。 食べ出してから慌てて写真撮りました。ホントは6個入りです。これもお出汁の風味がとってもいいです。餃子自体に濃い味がついてないので、薄すぎず辛すぎず、絶妙な味わいに味付けされています。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No87

これが名物の「ホワイト餃子(中)10個」です。なんかね、ギョーザ食べているというよりもダンゴ食べてる感じ。皮ではなくて塊の中にネタが埋め込んであるような触感。ほんでもって皮が硬めです。むっちゃ食べごたえがあります。

番外編_石川県 禄剛崎・須須神社 No88

蒸餃子。こちらは普通の柔らかい皮で食べやすいです。餃子のネタの味がよくわかります。これ以外にライス(中)とキムチをいただきました。2人でお腹いっぱいです。

「第7ギョーザの店」は30年ほど前、金沢に旅行に行った友達が「金沢に第7ギョーザの店っちゅう、うまい餃子がある!絶対行かなあかんっ!」って、胸倉掴まれそうな勢いで土産話を聞いたので、その時からいつかは訪れてみたいと思ってました。

それから30年以上がたって、やっと念願がかないました。こういうこともあり、今回の金沢・能登の旅は1泊2日でしたが、私的にはむっちゃ充実した2日間でしたよ。

ダラダラと長い記事につきあっていただいて、本当にありがとうございます。だいぶんと「番外編」ばかりが続きましたが、次回からは「京都」に戻ろうかと思いますのでこれからもよろしくお願いいたします。

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アクセス

  • 道の駅 狼煙・・・JR金沢駅から車で2時間30分程度

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