天寧寺 見事な借景

借景の門

お寺の前の通りは「寺町通り」で、名前のようにお寺のたくさんある通りです。修学旅行ではよく訪れる、「新京極・寺町」の寺町をずっと北に行くと、ここにつながってます。ちょっと遠いですけども。

天寧寺は檀家さんのためのお寺で、大々的に一般公開はされていませんが、お庭を楽しむことができます。天寧寺で一番有名なのは、「額縁門」です。

拝観しましょう

このあたりも静かなところです。京都市営地下鉄「鞍馬口」で降りて、烏丸鞍馬口の交差点を東へ向かいます。ナビを使うと、細い路地を通るように出ますが、鞍馬口通りを通った方がすっきりしています。鞍馬口通りと寺町通りの交差点がなかなかわかりにくいので、気を付けてください。目印は「鞍馬湯」と書いたお風呂屋さんで、その角を南に向かいます。三叉路になってます。その角から最初のお寺が天寧寺です。

天寧寺 石碑

天寧寺 駒札

天寧寺 額縁門No1

有名な借景の「額縁門」です。借景とはお庭の外の自然物をお庭の景色の背景として利用する方法です。額縁門は京都の名峰「比叡山」を借景としています。門の真ん中に見えているのが比叡山です。

天寧寺 額縁門No2

門の前に立つとこんな感じでとてもダイナミックに感じられます。当日はうす曇りだったので、写真写りが良くないですが、肉眼で見るともっとはっきり見えます。風のある日は一段とコントラストがはっきりします。とてもうまく比叡山を使ってますね。庭の中に比叡山を入れてしまうとは、とっても贅沢で趣がありますね。

お庭もきれいに整備されていて、とても好感が持てます。

天寧寺 境内No1

本堂がありますが、こちらは公開されていないので、入るのは「わらべじぞう」あたりまでにしておきましょう。

天寧寺 境内No2

昔の建築家や、庭師はとても頭を使って仕事をしていたんですね。一見の価値はありますので、近くに来ることがあればぜひご覧ください。

アクセス

  • 京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車、徒歩約7分
  • 京都市バス 「出雲路橋」から徒歩約5分
  • 門前に駐車場がありますが、檀家さん用なので長時間の駐車はやめてください。

天寧寺 (京都市) – Wikipedia

京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi

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