牛若丸と弁慶の出会い 京の五条の橋の上

唱歌 牛若丸

「きょーおの ごじょおの橋の上っ」で始まる唱歌「牛若丸」ですが、実は嘘八百のようです。

五条大橋は現在の松原通りの辺りであって現在の場所には存在しませんでした。「義経記」では、五条大橋で出会ったのではなく、五條天神宮や清水寺で出会ってます。

で、「義経記」では1000本の刀を奪おうとしたのは弁慶ですが、 能楽の「橋弁慶」では、1000本の太刀を奪おうとしたのは弁慶ではなく義経の方になってます。義経の悪行を知った弁慶が義経を討とうとしたが、返り討ちに合ったという話になっています。

どれがほんと? ま、真実は一つなんでしょうけど、伝説は諸説あった方が楽しめますね。

五条大橋

昔、京阪電車が地下ではなく地上を走っていたころ、五条大橋は渋滞のメッカでした。なんせ国道1号線ですから、とんでもない交通量です。京阪電車の遮断機が下りるたびに渋滞は伸びていき、なかなか橋を渡り切れません。それと五条駅があったので京阪電車が頻繁にブレーキをかけるため、そこら中赤茶色の景色でした。それは四条通りも同じで、このあたりで鴨川を超えるというのは頭の痛いことでした。

五条大橋 全景No1

現在は、京阪電車は地下を走り、地上は川端通りとなったので比較的交通もスムーズに流れます。

五条大橋 全景No2

東詰めの北側にあろ扇塚(扇発祥の地と言われています)の前からの画像です。

牛若丸と弁慶 No1

右(河原町通りの方)を見ると、道の真ん中の中央分離帯にありました。京人形風の牛若丸と弁慶です。

牛若丸と弁慶 No2

東山三十六峰を背景に写真を撮ろうとしますが、うまくいきません。

牛若丸と弁慶 No3

標識や、時計がありますし、ビルが立ち並んでいます。一時、下水工事をしていたので、この像も歩道沿いに移されていました。その時の方が写真としては良いものが撮れました。

牛若丸 石像

牛若丸近景です。

弁慶 石像

武蔵坊弁慶ですが...なんか、股間にチョロっとかわいいもいのが見えるんですけどいいんですかね。

扇発祥の地で扇塚もありますし、すぐそばのカフェ「エフィッシュ」はとても雰囲気のいいお店なので、寄ってみてください。

アクセス

  • 京都市バス「河原町五条」下車、徒歩1分
  • 京阪電車「清水五条」下車、徒歩3分

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