佛光寺 静寂

真宗佛光寺派 本山 佛光寺

京都民ならだれでも知っているわらべ歌に「丸竹夷(まるたけえびす)」というのがあります。「丸竹夷」は京都の「通り」を憶える歌なのですが、その中に出てくる「四綾仏高松万五条」の「仏光寺通り」の由来になっているのが、お寺の「佛光寺」です。

今日は「佛光寺」に行ってみます。

佛光寺 No2

「高辻通り」を歩いていると、「高倉通り」との交差点が「佛光寺」の東南角になってます。

佛光寺 No3

交差点から「高倉通り」入ると山門が見えました。

佛光寺 No4

山門です。おじゃましてみましょう。

佛光寺 No5

朝の早い時間なのでだれも参拝されていないようですね。読経の声とポクポクという木魚の音だけが境内に流れています。とってもいい雰囲気です。

佛光寺 No6

山門を入るとすぐ左手に「鐘楼」があります。

佛光寺 No7

右手には「手水舎」があります。

佛光寺 No8

私が入った山門の正面は「阿弥陀堂」です。

佛光寺 No9

妻飾りがきれいですね。

佛光寺 No10

こちらが本堂ですね。

佛光寺 No11

ご本尊でしょうか、ちらっと見えています。

佛光寺 No12

お寺としての「佛光寺」は元応2年(1320年)「了源」が山科に建てた草庵を「渋谷(現:京都国立博物館近辺)」に移して寺格化したことがはじまりです。当時の「佛光寺」は多くの参詣者を迎え隆盛をきわめ、「本願寺」をしのぐほどの勢いとなりました。

佛光寺 No13

応仁元年(1467年)に起こった「応仁の乱」で京都の街は戦火に巻込まれ、「佛光寺」も諸堂を焼失してしまいます。「佛光寺」の寺勢は急激に衰え、代わって「本願寺」が台頭するところとなりました。

そして天正14年(1586年)に「豊臣秀吉」の命令によって、お寺を五条坊門の別邸であった「龍臥城(現在地)」に移すことになりました。それ以降、現在の地で「佛光寺」が存続しています。

佛光寺 No14

私が入った山門のもう一つ北側に、大きな山門がありました。こちらが正式な入り口なんでしょうね。

佛光寺 No15

とても立派です。どっしりとしていますね。

佛光寺 No16

奥ゆかしい雰囲気ばっちりです。大きなお寺であり、四条烏丸からそんなに遠くはないのですが、参詣の人でいっぱいになるということがありません。町の真ん中で静かな京都のお寺を感じることができます。有名どころのお寺には観光バスが乗り付けて、どど~っと人が来るので、なかなか静けさを感じることができません。でもここは静けさを感じることができるお寺です。せっかくですから本堂に上がって、仏さんに手を合わせてください。

それと「佛光寺」の境内には「d食堂」という素敵な和の空間を生かしたカフェと、「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」という京都セレクトをテーマに地場産業や工芸品、雑貨等を扱うお店がありますのでぜひとも寄ってみてくださいね。どちらも午前11時から午後6時まで営業されています。定休日は水曜日です。(私は朝早く訪れたのでまだ開店前でした。残念。)

アクセス

  • 京都市バス「四条烏丸」下車、徒歩7分
  • 京都市バス「烏丸松原」下車、徒歩3分

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