最高峰は近い
その1で阪急「芦屋川駅」から「東お多福山」までを書きました。この「東お多福山」の頂上から「六甲山頂」まではそんなに距離はありません。
「東お多福山」山頂にある標識に従って「土樋割(どびわり)峠」方向に進みます。
「ロックガーデン」とは違って、日陰が続きとても歩きやすくなってきました。
今からあの辺りに行きます。望遠70㎜+デジタルズームで見ると近く感じますが、それでも30~40分はかかりそうです。
おっと、飛行機が飛んでます。伊丹空港から離陸した飛行機でしょうね。
「東お多福山」の山頂から少し下ってくると幅の広い道に出ました。右方向はアスファルトの舗装路です。こっちへ行くと「東お多福山」の登山口バス停に行けます。
「六甲山最高峰」はその反対方向です。
標識に従ってずんずん歩きます。
少し下りが続きます。道が広くなったので歩きやすいです。この道は車が入ってくることもあるようですね。
「土樋割峠」の分かれ道の標識に従い「六甲最高峰」方向に行くと小川がありました。水がとってもきれいで澄んでます。
地図によると、ここからもう少し登れば舗装路に出ます。
最後の上り坂。何か見えてきました。
建物に出ましたよ。
「六甲山頂 一軒茶屋」です。
「六甲山最高峰」まであと300mになりました。
最後にこの坂を上っていきます。むっちゃ急な坂ですよ。
またまた飛行機。あまり高度が変わりません。離陸上昇中なのでしょう。
坂の途中から見た、大阪方面の景色です。
すごい街並みですね。ぎっしりと詰まった建物。こういうのを見ると都市部に住もうという気が起りません。車でも電車でも延々建物が続くと気が滅入ります。
急坂の終点は中継所の建物。大きなアンテナが建っています。
まだも少し階段がありました。つらいよう。
さすが高所だけあって、マイクロウェーブ回線の中継にはもってこいの場所なんでしょうね。あの上に登って景色を見てみたいです。
やってきました「六甲山最高峰」。標高931mです。
実は、けっこう人いっぱい。ちょうどお昼時なので、お弁当を広げているハイカーが多いです。
私もこの景色を見ながら、麓のコンビニで買ったパンを頬張ります。
この、遠くの雲が高い山に登っているという充実感を高めてくれます。
北西方向の「三田市」です。どんどん開発されていますね。
さて、昼食もとって休憩もできたので、「有馬温泉」の方に下山しましょう。
この大阪方面の景色はこれで見納めです。
で、今来た急坂を下るのですが、「一軒茶屋」まで下りたところで、山頂に忘れ物をしたことが発覚。また坂を上る羽目になりました。「最高峰」までの急坂2往復はさすがにこたえます。
またまた、こんにちは大阪方面。もう3度目は勘弁してください。
そういえばこの辺りはススキが群生してますね。まだ穂が開ききっていません。
さて、先ほどの「一軒茶屋」の駐車場から「有馬温泉」方面の道を進みます。しばらくは石を敷き詰めた道が続きます。
で、すぐに土の道に変わるのですが、さすがに下り、とっても軽快で歩きやすいです。
日陰もふんだんにあります。「六甲山山頂」から「有馬温泉」までは全行程の1/3程度の距離です。1時間と少しで降りられそうですね。
お、何やら看板が...
昨年の台風の影響でしょうか。道が崩れてしまって通れないようで、う回路が設けられています。
立派な階段が設置されています。さすが兵庫県。
う回路で、やっといつもの山らしい細い道になりましたよ。
もう、元の道に降りるのねん。残念。
反対側のう回表示。ん、よく見るととってもシンプルで訴求力がありますね。
暫く歩くとまた通行止めのロープがあります。私が歩いてきた方向から見ると、ここはう回路の出口になっているので、いつの間にかう回路を歩かされていたことになります。
んで、またう回路の出口に遭遇。この辺は昨年の台風で被害が大きかったところなのでしょうか。今まで歩いてきた道中には被害というほどの痕跡はなかったんですけどね。
気持ち良い森林の中を歩き続けます。このみちは「太陽と緑の道」と名付けられているようです。まさにその通りですね。
「有馬温泉」まで約3㎞、45分。もうすでに「六甲最高峰」から「有馬温泉」までの2/5を歩いたことになります。
また、標識や看板が乱立しています。
半分近く降りてきました。
「一部通行止め」の案内が出ています。
それと、植生の解説が書かれた案内がありました。この辺りは薪炭のためのアカマツが植林されていたようですが、利用されなくなってしまったので人の手があまり入らず植生が変化してきているそうです。そら、松茸も取れなくななるわな。
どんどん下山してきて、「有馬温泉」エリアに入ってきました。「有馬温泉癒しの森」と名付けられています。
道幅も広く、多くの人によって踏み固められているので歩きやすいのですが、ハイキングとしてはあまり醍醐味がありませんね。
「有馬温泉」が近づくと九十九折りの道になります。
お、建物が見えてきましたよ。
ここから舗装路になります。
また「有馬温泉癒しの森」の案内がある、と思ったら登山道の出口でした。
降りてきました。一般道に到着です。
登山道の横には立派な道標があります。
その奥には神社が見えますね。
登山の安全を祈願する神社でしょうか。無事下山できたお礼を念じます。おかげさまで、今回は好天に恵まれ、事故やけがもなく爽快な気分で下山できました。とってもありがたいです。
「有馬温泉街」を抜けてバス停から「宝塚駅」を目指しましょう。温泉街の公園です。
公園に足湯が設けられています。さすが「有馬温泉」です。
「有馬温泉」の中心地は、観光客でごった返していて、写真を撮りましたが顔がいっぱい写るので修正が大変になります。なので割愛。
道沿いから外れた「妬湯(うわなりの湯)」を見に行きましょう。
「妬泉源」の由来です。
昔、美人がこの泉源の前を通ると嫉妬してお湯が噴き出したことから
この名前がつけられたといわrています。
う~ん、なんとも直接的な命名。この温泉は女性なんですね。
その泉源です。
お湯が出なくなったら、掘削するんでしょうね。
「六甲山最高峰」攻略のご褒美に「ありまサイダー てっぽう水」をフロートでいただきました。汗をかいた後のアイスクリームは格別です。ほんでまた、このアイスクリームがミルクたっぷりでコッテリとしていて、粘り気最高なアイスクリームでしたよ。
この後、終点までがらがらの路線バスで阪急「宝塚駅」まで出て、阪急電車で京都市内まで帰ってきました。
振り返ってみると、岩登りあり、草原地あり、最高峰の絶景あり、木漏れ日あり、でとっても楽しめるコースでしたよ。ハイキング初心者の方でも楽しめる六甲山、是非登ってみてください。
↓前編【番外編 兵庫 六甲山に登ろう! その1】です。
アクセス
- 阪急電車神戸線「芦屋川駅」から徒歩約3時間