創祀は大宝年間
「半国山ハイキングコース」を歩いた時に、「宮川」の登り口に車を停めました。実はそこには「宮川神社」というとても古い神社がありますので、せっかくですから紹介しましょう。
車を停めた正面に灯籠があります。このまま真っ直ぐ進むと「半国山ハイキングコース」です。
で、コースの入り口にあたるゲートの手前左側が「宮川神社」です。
山麓なので、参道が斜めに斜めについてますね。
「延喜式内 宮川神社」の石柱です。
ご由緒書きがあります。
宮川神社(延喜式内社)宮前町宮川
祭神に伊賀古夜姫命、誉田別命の二神を祀る。
当社の創建は文武天皇大宝年間(七〇一~七〇八)山上に伊賀古夜姫命を鎮めたのが起源とされ古くは神野山と称し延喜式にいう神野神社に比定される。また、誉田別命 (八幡大神)は欽明天皇三十二年(五七一)に宇佐八幡宮より神野山山中に遷し祀られたと伝えられ今に社地を八幡平という。天正五年(一五七七)明智光秀と波多野秀治の合戦の際両社とも焼失し、その後落雷不作が続いた ので、正保四年(一六四七)山麓の現在地に社殿を移し二神をあわせ祀り、名称も宮川神社と改めたと伝えら れる。伊賀古夜姫命は京都下賀茂神社の祭神玉依姫命の母神であり、下賀茂神社と関係深く葵祭の行列には氏子青年が奉仕に参加している。
とのことで、「光秀公」の丹波平定時に「波多野秀治」との戦役で焼失してしまったそうです。
ではさっそくお詣りしましょう。
立派な鳥居です。
「宮川神社」の神額です。菊の御紋が見えますね。
狛犬さん。
写真、ちょっと失敗...
古い土塀が続きます。
11月ですが緑がきれいです。
手水舎です。
舞殿。
本殿の方に上がりましょう。
シンプルですね。
山麓なので、苔が目立ちます。
ちょっと中を拝見。
残念ながらご神鏡などは確認できませんでした。
本殿の前にあった石積み。何かの祭祀用?
11月の初旬に訪れました。紅葉するときれいなのでしょうね。
無事下山できたことを感謝して帰路につきます。苔むした土塀の道を戻っていきます。雰囲気良いですよ。
奥の道を進むと境外摂社もあったりしてとても静かで神秘的な、雰囲気の良い神社です。横に小川も流れているので夏は涼しそうです。
さて、ハイキングコースも無事歩けたし、「宮川神社」の雰囲気も堪能したし、ゆっくりと家に帰ってお昼ご飯にしましょう。朝早くから行動すると1日が有意義に使えますね。よい有給休暇でした。
アクセス
- 京阪京都交通バス「宮川」下車、徒歩10分