松尾神社(西別院町犬甘野)御田祭

またまた「松尾」神社

さて、今回も「松尾」と名のつく西別院町犬甘野に鎮座する「松尾神社」です。

亀岡市にも「松尾神社」はたくさんあって、なかなかややこしいのですが、今回は亀岡市の南西のはずれの方になります。

前回のBlogで訪れた「西光寺」や「素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)」は西別院町笑路(わろうじ)だったのですが、今回の「松尾神社」は同じ西別院町でも山を一つ越えた北側の「犬甘野(いぬかんの)」です。お蕎麦やホタルで有名な所です。

「素盞嗚神社」からは車で15分弱です。

ほれ、到着。あっという間。

松尾神社_西別院 No2

この参道の反対側(私の背中側)に社務所があって、車が何台か停められます。

松尾神社_西別院 No3

この灯籠、行者山近辺で見られるような灯籠と同じ雰囲気ですね。

松尾神社_西別院 No4

最初の石段と一の鳥居。そびえ立つようにして待ち構えています。

松尾神社_西別院 No5

松尾神社(西別院町犬甘野)
祭神  大山咋命(おおやまくいのみこと)  市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

松尾神社は、社伝によると、寛和年間(九八五~九八七)、源満仲が武運長久を祈願して勧請したといい、古来よりこの地の氏神として崇敬さてきた。
本殿は、間口の広い一間社流造、檜皮葺でsる。本殿の擬宝珠銘に「宝永六年(一七〇九)」とあり、その頃の造営と考えられる。
七月の第一日曜日には、境内で「犬甘野の御田」が行われる。これは、神前で農作業や豊作の様子を演じることにより、豊作を祈る予祝の祭りである。本殿前の上下二段の広場で、早乙女や牛使いなどが「朝田植え」「コビル(軽い昼食の意)」「昼田植え」という時間の経過を示す二段構成で田植えの作業を演じる。演じられる田植えの様子は、中世の大田植えの痕跡を残し、京都府登録無形民俗文化財である。

「御田祭」、先月だったんですね。一回見てみたいですよ。来年チャレンジかな。

松尾神社_西別院 No6

鳥居の向こうには長い参詣道が続きます。

松尾神社_西別院 No7

一の鳥居は石ではなくて白木の鳥居ですね。すごく凝ったつくりになってます。

松尾神社_西別院 No8

「松尾神社」の神額です。

松尾神社_西別院 No9

今日は8月1日ですが、山の中の木陰は涼しいです。

松尾神社_西別院 No10

けっこうな距離を歩いてきました。涼しいので汗もかきません。

松尾神社_西別院 No11

参詣道の右手には小川が流れています。

松尾神社_西別院 No12

深い森の中なんですけど、適度に手入れがなされていて、ちょうどいい具合に日が射しこんでます。

松尾神社_西別院 No13

二の鳥居と拝殿が見えてきました。

松尾神社_西別院 No14

杜の中の広場に鎮座する舞殿。むっちゃ神秘的です。なかなかお気に入りの一枚です。

松尾神社_西別院 No15

実際はこんな感じの明るさですよ。

松尾神社_西別院 No16

立派な舞殿です。

松尾神社_西別院 No17

絵馬が掲げられていますが、古いので解読不能です。

松尾神社_西別院 No18

こちらは近年の造営に携わった方々でしょうか。

松尾神社_西別院 No19

右側の絵馬には、わずかに「本殿修復記念 昭和五十七年三月吉祥日」と読めます。

松尾神社_西別院 No20

参の鳥居です。

松尾神社_西別院 No21

その横には手水があります。

松尾神社_西別院 No22

こちらは石の神額ですね。

松尾神社_西別院 No23

スロープのような階段を上って行きます。

松尾神社_西別院 No24

四の鳥居と本殿です。

松尾神社_西別院 No25

やっとご対面です。

松尾神社_西別院 No26

狛犬です。顔の表情が良いですね。生き生きとした印象です。

松尾神社_西別院 No27

こちらも、よく口の中深くまで彫りましたね。

松尾神社_西別院 No28

森林の中なので苔やカビがついてますけど、とても立派な本殿です。

松尾神社_西別院 No29

ご祭神は「大山咋命(おおやまくいのみこと)」と、

松尾神社_西別院 No43

「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)」です。

松尾神社_西別院 No30

「御田祭」が行われるので稲穂で注連縄を飾ってますね。

松尾神社_西別院 No31

本殿左手には摂社が並んでいます。どんな神様なのかわかりません。

松尾神社_西別院 No32

よく手入れがされています。

松尾神社_西別院 No33

こちらは2柱なのかな?

松尾神社_西別院 No34

一番端の摂社です。

松尾神社_西別院 No35

振り返って舞殿の方を見ます。涼しそうな境内です。

松尾神社_西別院 No36

四の鳥居の右手方向に摂社が鎮座しています。見に来ましたが委細不明。

松尾神社_西別院 No37

で、そこから反対側を見るとなにやら階段がありますね。なんだろ?

松尾神社_西別院 No38

来てみましたが、参詣道と並行して走っている林道につながる階段でした。

松尾神社_西別院 No39

今度は参の鳥居から右手の方向にある石段を昇ります。

松尾神社_西別院 No40

石段の横の巨岩が磐座(いわくら)でした。

松尾神社_西別院 No41

でっかいよう。

松尾神社_西別院 No42

静かな山の中に鎮座する「松尾神社」。「御田祭」とともに代々引き継がれていくことでしょう。

「松尾神社」という名前から、京都市の「松尾神社」と縁のある秦氏に関する神社かと思いましたが、関係はないようですね。「源満仲」は、先ほどさんけいした「素盞嗚神社」をはじめ、この辺りに多くの神社を創祀しているようです。近々他の神社も参詣してみましょう。

と、ここまでは順調な参詣だったのですが...

なんとまぁ、後日談があるんです。

またまたやってしまいましたよ... 反省しきり。

次回をお楽しみに。

アクセス

  • 京都縦貫道「亀岡IC」より車で30分程度

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