9月1日(木) 台風に向かう 負けてたまるか
ここに来てまたまた番外編! それも四国。
いやぁ、けっこう四国にはまってます...
てなわけで、少し前の話になりますが、台風が次々とやってきた9月初頭に四国を旅してきましたので紹介していきます。お断りしておきますが、このBlogはあくまで「ガイドブックに載らない京都」ですからね。
ま、そんなことどうでもいいのでレッツゴー。
前日の予想では、太平洋側を真西に進んで台湾方向に向かっている台風11号の影響で、四国や九州は大荒れの天気となる模様。
でもせっかく取った有給休暇と宿の予約、おいそれと放棄するわけにはいきません。
台風が何もんじゃ! 台風が来ると大荒れの室戸岬とかTVで中継してるけど、この目で見てやる! 一生のうちにそんなに何回も見られるシチュエーションじゃないしな! 待ってろよ台風!
と、出発前は景気がよかったのですが、じゃんじゃん降りの高速道路を走ってると、
しもたなぁ~ やっぱり失敗やったかなぁ...他の観光地も雨やろしなぁ...
と後悔しきり。でも出発してしまったものは仕方ないので、開き直って車を走らせます。
徳島県突入
この旅行の2週間ほど前に日帰りで淡路島を巡りましたので、そこまでの行程は省略。いきなり「大鳴門橋」です。「うず潮」もちょうど大潮なので観に行きましょう。

「神戸淡路鳴門自動車道」の「鳴門北IC」で降りて、少し戻ったところにある「鳴門公園」にやって来ました。

駐車場は朝9時からということでまだ係員さんはいらっしゃいませんでしたが駐車できるので停めさせていただきました。

まずは今走ってきた「神戸淡路鳴門自動車道」を越えます。

ほんでからしばらく歩いて、今度は下側を抜けます。

と、すぐに「大鳴門橋遊歩道 渦の道」なんですけど、ここも9時からなのでまだ開いてません。(どんな朝早よから来てるんや...)

もう少し歩くと「千畳敷」というところに出ます。 絶景。よくポスターなんかになってるところですよ。見ての通り貸切です。ま、台風や言うてるのに朝早よからくるアホウもいないでしょう。

おお、船が見えます。あの辺がうず潮かな...

さて、もっと岬の先まで行ってみましょう。

おお、いきなりカニが歩いていますよ。海からはけっこう高いところなんですけど。

で、「孫埼灯台」に来ました。

台風と言っていた割には青空出ていてうれしいです。いつまでもつのやら...

ここからの眺めもサイコーですよ。ほぼ橋と同じ高さなので、橋がとっても長く感じられます。

ちょうど通勤時間帯なんでしょうか。けっこうな車が走ってますね。(私も今走ってましたけど...)
今度は少し山を上って「鳴門山 展望台」に行きましょう。

おお、青空出現。 ありがたや、ありがたや。 さっきまでの雨がうそのよう。

上ります。 ま、これぐらいなら大丈夫です。 まだ旅は始まったばかり、エネルギー残ってますよ。

まだまだ上ります。 なんか見えてきましたよ。

着きました。 「鳴門山展望台」です。 わ~い、てっぺんまで行きましょう。

大きめの鳥が飛んできたら、なんでもかんでも「トンビ」やと思ってました...色々な鳥がいるんですね。

やほー! 「大鳴門橋」一望です。

あれがうず潮かな。 いまいち まとまった渦には見えませんね。

んで...お約束の雨が降ってきました。 ...ガックシ。

仕方ないので傘をさして駐車場まで歩きます。ま、最初の訪問地できれいな写真が撮れたので、出足好調ですよね。鳴門のうずは大潮なのですけど、あんまり形がはっきりしていないので今回もパスすることにしました。
では、次の目的地に行きましょう。
恵比須洞
今度は徳島市内を抜けて、一路「室戸岬」を目指します。徳島市内も阿南市もこれと言った渋滞なく快調に走れました。
色々と寄り道したのですが、次に紹介するのは国道55号線から少し海岸の方にそれた「恵比須洞」というところです。

駐車場につきました。狭い道沿いの狭い駐車場で車数台が停められる程度。平日の台風なので誰も来てませんでしたよ。

「奇勝 えびす同」と刻まれた石柱。さて歩いて行きましょう。

下り道です。 つーことは帰りは上らんといかんのね。

どんどんと降りてきます。

おお、あれかな? 異様な穴が見えてます。

「恵比須洞」の横の海岸はふつうの海岸。ここは入江になってて波は穏やかな様子。

近づいてきましたよ。 ズドドドド、ドッパ~~~ン! ってすんごい音がしてます。期待か高まります。

見えました、これが「恵比須洞」です。

巨大な穴が開いてますね。 県内最大だそうです。

いやぁ、見ごたえありますね。さすが台風。

で、今から、あの上に上ります。

おお、またカニ発見。 鳴門で見たカニもそうでしたが、なんか怖い顔。ケンカ売られてるみたい。

石段なので、上りやすいと言えば上りやすいんですけど、なんか疲れますね。

あっちの方に台風11号がいるんですけど、そんな風には見えませんね。ありがたい青空ですよ。

頂上の展望台に到着です。

絶景、絶景。きれいです。 ああ、太平洋っていいですね。

お隣に神社があります。その名も「恵比須洞神社」。夫婦和合の神様だそうです。

さっきの須磨浜とは反対側の景色。こちら側の景色もきれいですね。いいところに来ました。
南阿波サンライン
「恵比須洞」を出発してしばらく走ると。海沿いに「南阿波サンライン」という道路がありますので走りに行きましょう。
展望台が4カ所あるのですが、第2展望台と第3展望台は木が生い茂って展望がよくありませんでしたよ。

まずは第1展望台に到着です。 この看板はとってもきれいでした。

少し雲が出てますが、見晴らしも良くきれいな海景色が見られます。
第2展望台は見えないのでパス。

第3展望台です。この方向はきれいな景色です。でもこっち方向だけしか見えません。

第3展望台に展示してある絵。

これも第3展望台です。

地元のアーティストの絵だそうです。

最後に第4展望台。 この雰囲気が良いですね。

ここもきれいな看板があります。

天気回復。 よく見えます。

なんか、ほのぼのとできる風景です。 もちろんすべて貸切でしたよ。 台風さまさまの旅になってます。
一夜建立の岩屋
「南阿波サンライン」から国道55号線に戻り、また「室戸岬」を目指します。
海岸沿いの単調な道ですが、信号もなく快適ドライブが続きます。
徐々に人家も少なくなり「室戸岬」が近付いてる感が高まってきました。
もうすぐつくぞ~~! 大荒れの海よ待ってろよ~~! この目で見てやるからな~!
「室戸岬」の寸手前でちょっと寄り道。

ここから歩いて「室戸岬灯台」までいけるようですが「室戸岬灯台」は後で車で行きます。

で、わしが行くのはここ。

「一夜建立の岩屋」。空海が一夜で建立したとのこと。今は「最御崎寺」の奥の院になってるそうです。

この奥です。

少し入ったところです。 中はやっぱり涼しい。

中から見ると、外がまぶしいです。
室戸岬
で、もう、すぐお隣さん、というぐらいのところが「室戸岬」。

やっと到着です。 やって来ましたよ。 「室戸岬」の駐車場です。

ささ、海岸に降りましょう。 でも、ちょっと変ですね。 豪雨で荒れ狂ってるはずなんですけど、台風11号はどうなった? お日様射してきましたよ。

地震や台風の土砂崩れや激しい水流で深海まで運ばれた砂や泥が、大きなものから沈んで堆積し、それを繰り返すことで「しましま」ができたそうです。で、その深海の部分が隆起して現在目の前に現れているそうです。

目の前に見えてるしましまは約2000万年前の海底です。 おお、なんか感動。

海が見えてきました。「灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)」です。

振り返ると「室戸岬灯台」。そして目の前には...

濃いブルーの海と空!! わ~い! ええ天気やぞ~~!!

台風どうなっとんねん。暴風雨のはずが晴天ではないですか!

来てよかった~~~!! 夏の海ですよ。太平洋ですよ。

ちょっと座って一服。 朝早くからけっこうな距離を走ってきたので疲れました。

このきれいな海。 ほれぼれします。 エメラルドグリーンっちゅうんですかね。底まで見えて吸い込まれそう。 後から写真見て思ったんですけど、偏光フィルター掛けたら良かった。写真にするとけっこう光りが反射してますね。

しかし...台風に勝ったぞ~。 いい天気やぞ~。(こころもち、気分はハイ)

東映の映画のオープニングみたいやぞ。 ザっパ~ん!

わっほ~。

天気にはほんとに感謝です。 旅行のときはけっこうな確率で雨にあってません。 日ごろの行いが良くないと言われるわしですが、神様は見捨ててないようです。ありがたや、ありがたや。

室戸岬周辺を歩きましょう。 ちょっと亜熱帯っぽい雰囲気。

アコウの木だそうです。

すげ~。 生命の根幹って感じです。

室戸岬のバス停です。 うちの近所より本数多いですね。

「中岡慎太郎像」です。 幕末の偉いさんですよね。

かわいいクジラ。

「風見鯨」だそうです。あとでマッコウ鯨、探しに行きますよ。

左が砂岩、右が斑レイ岩ときれいにわかれているところ。

約1400万年前の地層だそうです。
今度は「室戸岬灯台」に行きましょう。歩いて行くのは少し遠いので車で行きます。
室戸岬灯台
さっき振り仰いでみた「室戸岬灯台」まで上がります。

車で「室戸スカイライン」を昇ってきました。「最御崎寺」の駐車場でもあります。

もうすぐそこです。あとで展望台にも行きますよ。

右側のアスファルト道路を歩いて行きます。

もう少しで昇りきります。

で、ちょっと下ると「室戸岬灯台」が見えました! 灯台のレンズと同じ高さですね!

日本一の一等レンズだそうです。

「恋人の聖地」だそうですよ。「桂由美」さんの名前久々に見ました。

ど~ん。 地面からニョキッと生えた、高い灯台ではありません。 なんか、ポンと地面に置いたようで可愛らしいです。

ああ、この青空。 ほんとに来た甲斐があります。

光ってる時にも来てみたいですね。 遥か彼方まで光線が伸びてかっこいいと思うんですけど。

ああ、もう何も言うことはありません。 2022年の夏を感じてます。

やっぱり南なんですね。ハイビスカス咲いてます。

さて、駐車場まで戻ってきました。今度は「室戸スカイライン」の展望台まで行きましょう。
その2に続く。
アクセス
- 室戸岬・・・バスもあるけど、やっぱり車で行かないと不便です。国道55号線をのんびり走ってください。徳島から向かうと海側の車線を走れてとっても解放感がありますよ。