番外編 兵庫県 播但線で撮り鉄

ゴールデンウィーク

もう1か月前になりますね。後半はとてもいい天気で春を感じさせる気候でした。

でもまだ新型コロナウィルスに感染する恐れがあるので、人の多いところは御免こうむりたいというのが本音。せやけど天気もいいし どこか行きたいというのも本音。

それなら人の行かないところ、混雑しない閑散としたところに行けばいいだけのこと。せっかくですから、バイクにでも乗ってどこかに行きましょう。

で、気になってたのが鉄道の古い車両。わしは鉄っちゃんと違うので鉄道に関してはほんとに疎い。でもWebを見ていると、わしが高校の頃に通学で乗っていたタラコ色のディーゼルカーがまだ走っているとのこと。むっちゃノスタルジーを感じるなぁ、ということで写真を撮りに行くことにした。

わしが高校の頃に乗っていたのはたぶんキハ47と言われる車両(たぶん)。4両編成ぐらいで山陰線を走っていた。当時、山陰線は単線だったので、駅ごとに待ち時間があって入れ違いになって走って行くという なんとものんびりしたシステムであった。

よく覚えているのが土曜の帰り。12時半に学校が終わって12:51の列車に乗って帰るのであるが、保津峡を抜けたところで「次の馬堀駅では、下りの特急列車の追い越し待ちをしますので11分停車します。」のアナウンス。空いてりゃいいんやけど混んでるとぼ~っとつっ立って待ってんといかん。11分。腹減ってるし。結局家に帰ると2時前。むっちゃ損。

そんな苦い思い出ばかりの山陰線であったが、播但線ではいまだにタラコ色のディーゼルカーが走ってるとのこと。それも単線。同じ型式のキハ47ではないけど、キハ40には会えるので行ってみることにした。

んで、引っ張り出したバイクがSR500。生産終了になる最後のロットを買って20数年。2年前の夏に車検を取りに行って以来乗ってなかったのであまり調子は良くないのであるが、まぁ和田山までぐらいなら走って行けるでしょ。

ぽこぽこと頼りない音を響かせて走るSR500。もちろんフルノーマル。マフラーとかハンドルとか換えるお金が無いので純正のちっちゃいキャリヤーだけ着けてます。

ぽこぽこは2年前のガソリンなのでエンジンの吹けも悪く、どんなに頑張っても90㎞/hは出ません。やっぱガソリンは新鮮なやつやないとあかんなぁ。

ほんでもって着ているジャケットが、これもまた20数年前のゴールドウィンのサマージャケット。チャックで開け閉めできるベンチレーションが肩や腕にあって涼しいのですが、当時きれいだったオレンジ色は日焼けしてしまってベージュとオレンジのツートンカラーみたいになってます。休日に郊外で見かけるシュッとしたカッコイイライダーとは全然かけ離れた、冴えない通勤スタイルのおっさんです。

ま、道中は何にもなく目的の和田山まで走りました。久しぶりなのでケツが痛いのと、クラッチ握る左手がパンパンになってしまったぐらい。

で、目的の県道104号線の高架状になった所についたのが、車両が通る5分前。これを逃すと1時間後になってしまうようなので、ぎりぎりセーフ、間一髪。

で、来ましたよ。向こうの方から...

播但線 キハ40 No2

おおおお! 褪せたタラコ色。

播但線 キハ40 No3

1両ですよ。 かわいいね。

播但線 キハ40 No4

もう高架下になる。 反対側に急げ~。

播但線 キハ40 No5

出てきた~。

播但線 キハ40 No6

ガタゴトッ。

播但線 キハ40 No7

プアン。

と、2時間半かけて走って2分程度の撮影でした。

こんな車両やったなぁ、懐かしいなぁ、ととってもハッピーな気分になって良かったです。当然こんなところに写真撮りに来る人もおらず、コロナの心配も無し。

帰りは生野銀山の方から丹波篠山を抜けて帰ってきました。撮り鉄も良かったけど2年ぶりぐらいのツーリングもとっても楽しかったですよ。

アクセス

  • 播但連絡道路「和田山IC」より車で5分程度

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