眼病平癒 祈願
今回は今年の2月に訪れた「柳谷観音」の参拝記です。
「柳谷観音」を訪れたのは眼病平癒の祈願の為。(眼病は私本人ではないです。)
ほんとならば、奥海印寺から歩いてお参りした方がご利益はあるのかもしれませんが、無精をして車でさっさと上がってしまいました。
駐車場に着いた時には山門はまだ閉まっていたのですが、歩き出した途端に開門されるというタイミングの良さ。
おお、なんかどっしりとした感じですね。
一番乗りです。ま、急がなくともだ~れもいません。
なんとレトロなランプ。お寺とは思えないような装飾です。
石段上ります。ここまでは車で来ているので体力的には余裕ですよ。
なんか、彫りの深い仏像。
灯籠飾りにしても、どこかしら他のお寺と雰囲気が違いますね。
そこらじゅうが気になります。
「立願時」の変額。きんきらきん。
山門を入ったところに境内の案内図がありました。見どころがいっぱいあって、すべてをじっくり見ていくと一日仕事になりそうな感じです。
まずは、何をさておき「本堂」と「奥之院」は押さえておきましょう。
本堂です。入り口までは土足のままで上がって、中に入ったところで履き物を脱ぎます。で、準備されている袋に入れて持ち歩くと、奥の院まで通路を通って中から行くことができます。
おお、きらびやかではないですか。まずは手を合わせて眼病平癒の祈願です。
堂内にも「柳谷観世音菩薩」と書かれた大きな提灯。
これも、きんきらきん。
さて、建物の中を拝見しながら「奥之院」まで登って行きましょう。
「勅使玄関」です。
回廊からお庭が見えるんですが...
お庭の説明「柳谷浄土苑十三仏安置図」と刻まれています。
よく見ると、確かに仏像がありますね。
なんと、まぁ。お寺の中まで獣害。
あ、こっちの方がわかりやすい!
よく手入れがされている感じではあります。どこが荒らされたのかな?
池にはコイが悠々と泳いでいます。
二月の寺宝展示、尾竹竹坡(おたてちくは)「白梅」です。
なんか、仏壇があるのですが、良くわかりません。「写仏 写経」と書かれているのは右の長机のようですし...
ひな人形が飾られています。今日は2月28日、もうすぐ桃の節句です。
やっぱり「京都」ですね。
さて、奥の院に向かう階段を上がって行きます。
とっても古い金属製の扉。昔の金庫みたい。
あの回廊を回ってきました。
まだまだ上がります。「上書院」は毎月17日の午前中だけのようです。
どんどん進みます。
まだまだ進みます。
お、なんか見えてきましたよ。
「心琴窟」とありますね。「水琴窟」です。
水を落とすと、竹筒を使わなくとも耳を近づけるだけで、きれいな音色が聞こえてきます。
丸い瓦があるあたりに水を落とします。
「水琴窟」の音、聞いたことありますか? ちょっと金属っぽい涼しい音色です。夏にはとってもいいですよ。
ささ、まだまだ上がります。
真新しいですね。きらきら。
どんどこ、どんどこ。
ずいずいずい。 もう、ええかげん疲れてきました。靴下が薄かったので、最初は寒さで足がしびれていたのですが、ぜぇぜぇはぁはぁ、息が切れそうで足の裏もホカホカになってます。
おお、見えましたよ「奥之院」。
いやぁ、長かったですね。やっと到着です。
参拝入り口はあっちです。回廊は「奥之院」の裏側に出てくるんですね。
正面に廻りました。しかしでっかい提灯。
扁額、良く見えません。
扉にも下がり藤が刻まれています。
「中御門天皇 勅刻尊像」と書かれた変額が掲げられています。
ここもまたきらびやか。
すんごい仏壇ですね。とっても華やか。
これもやっぱり「位牌」っていうんですかね?
おお、これはすごい。「眷属二十八武衆」だそうです。
一体一体、精密に彫刻されています。
これもきらびやか。
さて、前編では「本堂」と「奥ノ院」を巡りました。後編ではその他の建物や、ちょっと面白いものなど色々盛りだくさんで紹介していきたいと思います。
アクセス
- 阪急バス「奥海印寺」下車、徒歩40分