昭和のにおいが残る西陣、北野界隈
現在はさびれていますが、繊維産業が華やかだった明治から昭和にかけて京都でも一番の賑わいを見せる場所でした。上七軒には花街もありましたし、歌舞練場も残ってます。
喫茶「静香」は昭和12年に芸妓の静香さんが始められたお店がもとになっているそうです。
平成28年にリニューアルされて、少し現代風の店構えになりました。リニューアル前は、ほんとに目立たなくて、前を行き過ぎてしまうような風景に溶け込んでいるお店でした。
リニューアル後は、赤を使って少し目立つ店舗となっていますが、店内は昭和のにおいがプンプンします。
千本今出川の交差点を西に歩くとすぐに見つけられます。
入り口のドアのガラスが、とても素敵です。外からも中からも、ガラスの向こうの様子がなんとなくわかるし、かといって視線が気になることもないし、明るくてとてもいい感じです。
入り口横に展示してある、コーヒーの焙煎機です。
入口の反対側にもいろいろなものが展示されています。見てて飽きないものばかりです。
調度品はとてもクラッシックな雰囲気ですが、店内は明るくて昭和と現代がうまくマッチングしています。
一番奥の方から玄関の方に向かっての1枚です。
カウンター席はありませんが、コーヒーを点てているのが見えます。
フルーツサンドがとても気になってます。次回はいただきたいです。
歴史を感じさせる調度品。この椅子に座ってコーヒーをいただけるんですよ。
昔のレジでしょうか。木でできています。タイプライターみたいです。
コーヒーミルもたくさん並べられています。
この絵の雰囲気大好きです。コーヒーカップがテーブルの同じ側に並べられているのが、二人の親密さを表しているように感じます。
他の方のBlogなどで見かける絵、やっと見つけられました。どこにあるか、ご訪問の時には店内を探してみてください。
サイフォンでちょっと濃い目のコーヒーを点てていただけます。
モーニングセットのホットサンドをいただきました。もちろんコーヒーのホットで。
時間が止まってしまったような店内で、昔を思い出しながら至福のひと時を過ごさせていただきました。ごちそうさまでした。
アクセス
- 京都市バス「千本今出川」下車すぐ