11月26日(土) 昼前
「かわくまじんじゃ」と読むそうです。 難しいですね。
亀岡市内でまだ残っている紅葉を見に行こうと車を走らせていた時、道端の畑の畦に大きなイチョウの木を見つけました。葉っぱがすでに落ちてしまって、辺り一面黄色の海。でも車を停められるスペースもないし、他人の畑にずけずけと入って行くわけにもいかないし、ああ残念と思っていると、また一本の大きなイチョウの木。頭だけが見えているんですが、まだ葉っぱは残っています。道から少し入ったところなので車は止められそう...
帰りに寄ってみよ! ということで先に「法常寺」さんの紅葉を見た後に、大きなイチョウの木探しを開始しました。
帰り道なので反対側から走ってくると、どこで道を外れたらいいのか迷いますね。行き過ぎてからUターンして戻ってきました。
で、ごそごそとわき道を入ったところに神社発見。 ここですよ。
薭田野町にある「河阿神社」でした。この横の国道372号線は幾度となく走っているのですが、こんなところに神社があったとは全然知りませんでした。
駐車場が無いので神社の前の少し広くなっているところに邪魔にならないよう車を停めました。
入り口の石柱です。「河阿神社」と彫られています。この時は読めませんでした。「かわあじんじゃ?」「こうあじんじゃ?」と「?」が浮かぶばかり。
おお、思った通りイチョウの絨毯。
柔らかそうなイチョウの葉っぱが敷き詰められています。
もみじも紅葉していて良い感じですね。
すごい葉っぱの海。これだけ広い範囲に葉っぱが落ちるんですね。しかも木を中心にして、枝のある真下だけ。風で遠くまで飛んで行ってません。
せっかくですから、お詣りさせていただきましょう。
こちらが本殿です。
とてもきれいにされています。
本殿の「河阿神社」の神額です。
さすがに中は閉まっているので様子がわかりません。
本殿、向かって左側にある小祠。なんの神様が祀られているのでしょうか。
本殿右側の小祠。こちらはキツネさんがいるのでお稲荷さんでしょうね。
薭田野町でも外れの方にあるのですが、立派な神社です。
本殿前には灯籠と何やら石が祀られています。
駒札によると...
河阿神社「人身御供」伝説
[生娘長持の合石]
その昔 まだ山内谷の家々が茅葺屋根ばかりであった頃 鎮守の森はうっそうと繁り大きなヒヒが住み着き 娘のいる家に白羽の矢を立てた。ヒヒが神の化身と恐れる村人達は長年に亘り屋根にさゝつた白羽の矢に神のお告げとばかり娘に白装束を着せ泣く泣く長持に入れて社殿正面に奉納してきた。ある年のこと一人の武将が娘の身代りとなり長持に入り深夜大捕り物の末ヒヒを退治した。その後平和な山内谷となったげな。
この石は当時生娘を入れた長持を置いた合石と伝えられている。
石の大きさが全然違いますね。
さて、イチョウの木を見てみましょうか。
落ちてる葉っぱもさることながら...
このようにまだ葉っぱがたくさん残ってます。これが全部落ちたらもっとすごいことになるのでしょうね。
黄色の中に寒つばきのピンク。
拝殿に一枚。
里の秋ですね。 この風景を見ていると とても心がゆったりします。
この日は昼から用事があったのでこれ以上紅葉探しはできませんでしたが、次の27日(日)は朝からフリーなので、ここぞとばかりに京都市内に出かけました。ほんでもって、いつもは無料のところばかり見て回っているのですが拝観料¥500-を納めてあるお寺を拝観しました。
さて、どこでしょうか? 次回をお楽しみに。
アクセス
- 京都縦貫道「亀岡IC」より車で15分程度