9月14日(木) 立山を目指す!
と、カッコ良く言っても登ったわけではないのですよ。
また番外編が続いて申し訳ないのですが、先月訪れた立山や安曇野の紹介をしたいと思います。
日頃、愛宕山や比叡山を歩いているのですが、いつかは ”なんとかアルプス” と名前の付くところに登ってみたいと思ってました。
でも、わしはもうすでにジジイの入り口に立つ身で、体力も無ければたいした山の経験もないので夢のまた夢。で、体力なくても行ける「室堂(むろどう)平」まで行って、雰囲気だけでも味わってみようと考えたのでした。
んで、せっかく行くんだったら紅葉のはじまる時期が良いのではと休みの予定を立てていたのですが、今年は残暑厳しく1週間以上季節が遅れているので大ハズレ。
ま、そんな中途半端な時期の立山ですが、よかったら写真を見て行ってください。
1日目の黒部・立山は写真いっぱいなので、パラパラと流し読みしていただくと良いと思いまうす。
朝2時出発
今までこんなに朝早くというか、深夜に出発したことはなかったのですが、立山連峰が待ってる! ので眠気も催さずギンギンの眼で長野まで高速道路を走りました。
ジジイなので高速でも飛ばしません。しょうもないことで旅行が台無しになると目も当てられませんから。7時半過ぎに大町市にある「扇沢 市営駐車場」に到着です。バスターミナルの真ん前の駐車場は有料ですが、少し下ったところにある市営駐車場は無料です。でも第1駐車場は満車だったので第2駐車場に停めました。
「関電トンネル電気バス」の「扇沢」駅です。黒部ダムはできてから60年たつんですね。
8時半のバスを予約していたのですが、8時のバスに間に合いそうなので変更して待合室で待ちます。黒部ダムのマスコットキャラ「くろにょん」。
出発です。わ~い! ゲートに並んでも良かったのですが、なんせ荷物が重いのでベンチで待ってました。座席は後ろの方です。
そんなには混んでないです。ま、朝早いのでね。
有名な「破砕帯」のところは照明が青で、運転手さんもゆっくり走ってくれます。
トンネルの真ん中あたりで行き違い。ケーブルカーみたいです。
黒部ダムに到着です。
「室堂」の方に行くには黒部ダムを渡って行かないといけません。
登山の人達は先を急ぐように歩いてます。
「黒部ダム」に出ました。 う~ん、イマイチの曇り空。
どどどどどどどど~~~~~
ものすごい水煙が上がってます。
真上から。下の方が全然見えませんね。
余り道草してないで前に進みましょう。 「室堂」はまだまだ先です。
ちょうど真ん中。
ダム湖は濃い深緑。少し水位が低いですがとってもきれいです。
反対側まで来ましたよ。
頼むぞ! 到着したころには晴れてくれ!
今度は「黒部ケーブルカー」です。 ダムの上で道草食ってたので1本乗り遅れました。でも次の便の一番です。
ゴトゴトゴト... むっちゃ古いんですけど大丈夫?
黒部平に着きました。今度は「立山ロープウェー」です。出発!
あれれ、雲の中に...
わお~ん、見えないよう。
「大観峰」に到着します。
実はけっこう大きな機体です。
また乗り換えて、最後は「立山トンネルトロリーバス」です。
今回は最前列。よ~く見えます。
ここも「破砕帯」は真っ青の照明。ゲームセンターみたい。
ここが立山直下。 上は晴れてるかな...ここでも停止して行き違いをします。
「室堂」に到着です。
やっと着きましたよ。家を出発してから、ここまで8時間ぐらいです。ハトじゃなくてライチョウですよ。
おお、簡易郵便局がありますよ。最近、郵便出す人いるんかな。
階段のところに情報番があります。ただ今気温は13℃ですね。下界とえらい違いです。
ターミナルの屋上に出ました。屋上が外とつながってます。
富山方面。 みえませ~ん。
多分山がある方向。みえませ~ん。
「立山玉殿の湧水」です。
滔々と流れています。
「中部山岳国立公園 立山」の石碑。 ほんとなら後ろに立山連峰がどど~んと見えるんですけどね...
一番左の出口から出てきました。右側はホテルになってます。一回泊ってみたいですね。
さて、わしは初心者なのでDコース(お手軽コース)を巡ります。その外側はほぼ登山道なので届けを出さないといけません。
軽装の観光客でも歩けるようになってます。 すんごい霧の中になってきました。
周囲の山なんて全然見えませんよ。 この草が黄色になってるのが紅葉なんですかね。もみじは無いし、赤く紅葉する葉っぱはあまりないのでしょう。
なんじゃこのほったて小屋は? と思ったら、これが「室堂」でした。
現在残ってる日本で最古の山小屋です。「室」は宿泊施設。「堂」は宗教施設をあらわしています。もともとは山岳信仰の宿泊施設だったようですね。
この建物は享保11年(1726)年に再建されたものだそうです。
中は信仰や民族の様子を展示しているのですが写真撮影禁止です。
ここに到着した時に一番に目についたんですけど「立山食堂」にしか見えませんでした。
周回路から少し離れた所に「玉殿岩屋」という洞穴が2つあるので見に行きます。
普通の山道ですよ。
最初の「玉殿岩屋」。板状節板の洞穴ですね。
石仏がたくさんあります。
奥の方の「玉殿岩屋」です。
むかしの人はここまで登って来てたんですね。
さ、周回路の方に戻りましょう。
さっきまでポツポツ雨が降っていたのですが、少し青空が見えてきましたよ。
「立山室道山荘」です。「室堂」のお隣です。
さっきよりは見えるようになってきましたね。
このまま、すっと晴れてくれたらいいのに。
標高が2,400mほどなのでほぼ木がありません。
立山の方向。 天気予報では昼ごろから晴れるとか。
何が来たのかと思ったら荷物の運搬車でした。道幅いっぱいなので人がよけないと通れません。
周回路は歩きやすいです。 あれ? なんか動いた。
おお、ライチョウ発見! わかりますか? 真ん中より少し右下です。
望遠で拡大。ほんまに保護色みたいになってますね。
「ミクリガ池」が少し見えます。あとでもっとよく見えるところに行きますよ。
こっちは「ミドリガ池」。小さい方の池です。
周囲が紅葉しだして良い感じですね。
こういう葉っぱは赤くなると枯草にしか見えないので黄色やオレンジ色の方が映えます。
「血の池」です。水面が赤く見えるはずですが、はっきりしません。
「ミドリガ池」です。良い色してますね。
徐々に秋は深まってきています。
「エンマ台(地獄谷展望台)」まできました。
火山性のガスが出てるので下には降りられません。
まさに死の世界です。
さ、今度は目的の「ミクリガ池」ベストポジションですよ。
ほんとなら後ろに雄大な山々が見えるはずですが...
おお、ちょっとだけ晴れてきたぞ!
湖面の色が慌ただしく変化します。
濃い蒼になりました。 きれいですね。
向こうの山肌には少し日が射しているようです。
スカッとは晴れず、立山の雄姿は見られませんでしたがきれいな湖面が見えて満足です。
相変わらず富山方面からの気流で雲がどんどん湧いてきています。道を走ってるのは佐川急便のトラックです。
さ、天気はこれ以上回復しなさそうなので、大観峰で写真を撮ってから黒部ダムに戻りましょう。
トロリーバス出発。
で、大観峰まで戻ってきました。奥の方の山並みまでは見えませんが、さっきよりはよっぽど視界が良くなりました。
眼下に黒部ダムが見えます。
荷物の運搬をしているようですね。斜面のミカン畑で見るような運搬車で上がってきてますよ。
ロープウェーが降りていきます。
けっこう立体感が出ますね。
大観峰の観覧席の上の方に来ました。写真をたくさん撮りました。次の便で降りましょう。
一番前に座りました。 へへへ。
やっぱ前は楽しいですね。
行き違いです。
黒部平到着。
ここにもい一応展望場所はありますが、あまりよく見えません。
ケーブルカーで下ります。
昭和44年製だそうですよ。古く感じるわけだ。
実はけっこうな人が乗ってます。
黒部ダムまで帰ってきました。朝とは湖面の色がまた違います。
やっぱり曇り空。今日は仕方ありませんね。
とっても広いダム湖。これでも水位は低めですからね。
観光放水だそうです。ありがたや。
朝よりは水煙が少ないです。
あの下の方に降りられたら面白いんでしょうけどね。
この階段は一般の人は通れません。
おお、くろにょんががんばってますよ。
せっかくですからソフトクリームいただきます。
うまい、うまい、やっぱりこれに限りますね。あとであの上の展望台まで行きます。
ここにも湧水。「破砕帯」の水だそうです。
「尊きみはしらに捧ぐ」多くの方々の犠牲のおかげでダムが完成し日本の高度経済成長を支えてきました。
ボートが近付いてきます。
ススキが開いてます。まずは下の方の展望所に行きますよ。
右の広場のようなところです。
到着です。下るのはすぐですね。 さすがによく見えますよ。
すごい量の水です。
望遠。出入り口があります。
下から見上げると虹が見えないかな?
山の方もきれいですね。崩れた後などあって荒々しい雰囲気です。
さっき写真を撮ってたダムの上。
さ、今度は一番上の展望所まで登ります。
ダムの上面と同じ高さまで戻ってきました。 まだまだ上がります。
だいぶんと上がってきました。カメラ機材が重たいのでフラフラになってます。
「コンクリートバケット」。建設当時の機械類が展示されています。
これで釣っていたようですね。
やっと着きました! 「展望台休憩所」です。 足が棒のようですよ。
わ~い、良く見えるぞ~。
おお、少し雲が晴れました。 がんばって登ったので山の神様が味方してくれたようです。
建設機材を運んだ線路でしょうか?
最後まで残しておいたあんぱんをいただきます。以前は5個入りだったのに4個になってます...
おお、部分的青空。
高いところから見ると迫力があります。
すごいですね。 昇ってきた値打ちがあります。
機会があれば少しだけでもいいので山登りもしてみたいですね。
全貌は見えませんでしたが、北アルプスの山々を堪能できました。
さ、ぼちぼち電気バスの発着場に戻りましょう。最終便を乗り過ごすとここに泊らなくてはなりません。
どんどん階段を下りていきます。
まぁ間に合いました。 朝早くから夕方までよく遊んだものだ。
ガラガラ? じゃなくて「扇沢」に到着です。一番最後に降りました。
バスは車庫に向かって走って行きます。
ずらっと並んで充電中。けっこうたくさんの車両があります。ここに並んでいる以外にも車庫の中にありましたよ。
ほんとに最後でした。駐車場もガラガラで、残ってる車は山上で宿泊の人達です。
駐車場まで戻ってきました。今夜の宿泊地はこのすぐ近くです。坂を下って行くだけです。宿泊地が近いのはとっても助かります。
初めての「室堂平」はいまいちの天気でしたが、結構楽しめましたよ。
明日、明後日と安曇野などを巡ります。こうご期待。
アクセス
- 扇沢市営無料駐車場